人権〝一日100質〟
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2001年11月16日(金) ちゃいチャンメールとそのレス


2001年11月16日(金) ちゃいチャンメールとそのレス 8


みなさんからのご意見・ご感想 お持ちしています。
ちゃいチャンメール

私は「非同和地区出身者」らしいが
「同和地区出身者」、「非同和地区出身者」の区別なく
人と人として 対等に向き合いたい。
だから
「同和地区出身者だから 何をしても許される」と考える同和地区出身者に「それは甘えだ」と、
「非同和地区出身者は それを許してあげなければならない」と考える非同和地区出身者に「それは失礼だ」と、
思ったことは 何でも言いたい。


ミキ・ママのレス

ワタシは「非同和地区出身者」だが
「同和地区出身者だから 何をしても許される」と考える同和地区出身者や
「非同和地区出身者は それを許してあげなければならない」と考える非同和地区出身者にも
コンパや打ち上げには 声をかけたい。
「産んで ごめんなさい」と 子どもに謝る 同和地区出身者の親や
「生まれてきて ごめんなさい」と 婚約者に謝る 同和地区出身者の青年には 
 (本音は)一番 声をかけたい。
「同和地区出身者」、「非同和地区出身者」の区別をなくすることが
後者の 親や青年にとっていいかどうかは 意見の分かれるところだと思います。

2001年10月13日(土) ちゃいチャンメールとそのレス 7

 ちゃいチャンからのメール 7(要約)

~BBSより 転載~ ご意見・ご感想 お聞かせ下さい
 
私の小学後の時の同和教育の先生は 部落出身者の体験した「かわいそう話」をし、部落の子に同じような「かわいそう話」の出身者宣言をさせ、みんな仲良くしなければいけないと しめくくった。子どもだったので「"かわいそう話"で 部落差別はなくなるのか?仲良くすれば 部落差別はなくなるのか?」と問題提起することもできなかった。こんな同和教育はもう終わりにして欲しい。

ミキ・ママのレス(加筆)
 
他人の「かわいそう話」を聞くのは 誰だってイヤだよね。
 
 ワタシが結婚後 初めて帰郷した夜、夫の従兄に当たるオニイサンが 立ち寄りました。義母はすぐさま ワタシに「このビールをお出しするように」と頼みました。オニイサンは まずは 自宅の妻子に呼び出しの電話を掛けていました。そのあと、飲み放題の 吸い放題になっていきました。「仕事は 警察犬の調教師で 腕は日本一。某新聞にも載ったことがある。でも お医者さん(ワタシの夫の仕事)には 逆立ちしても成れん。ほっとけ!お前らみんな 村を出て行ってしまって 全然帰ってこない。ちょっと冷たないか!酒いい加減 やめなあかん。先日 血を吐いた。血便も出た・・・」そんなオニイサンに 義母は お酒のお代わりをすすめ、義父と夫は無言でした。ようやく 妻子が迎えに来ると 「二人(奥さんと娘さん)とも70kgはゆうに越えているんだ」と紹介し 目尻下がりっぱなしで 帰っていきました(オニイサンは実は 愛妻家&子ども好きだったのです)。
 昨年 夫方の親戚のお通夜に帰った際、7年ぶりにオニイサンとお会いしました。彼はキリッとして 別人のようになっていました。オニイサンの母親に当たる人が 「もうずっと 断酒と禁煙をしているのよ」と 教えてくれました。ワタシがあとで「オニイサン すっかりスリムになって」と本人に冷やかすと オニイサンは「その茶髪 何とかならんか」と言ってき、「地毛や」と ワタシも言い返しました。
 
人間は やればできるんだと ワタシは恐れ入りました(これってスゴイことやで)。
 
 ~こんな話でよければ、ワタシは いくらでもできるのだけれど(笑)。 



2001年10月05日(金) ちゃいチャンメールとそのレス 6

~BBSより 転載~ ご意見・ご感想 お聞かせ下さい
 
ちゃいチャンからのメール 6(要約)
 
 私の知り合いは 部落出身者の「夫」と結婚しました。結婚前、「夫」は「妻」が友人の部落差別発言を問題にし 本人と話し合っている姿を見て 涙を流して 自分の出身を明かしたそうです。結婚後、「妻」は 「夫」が 地域の解放同盟幹部と 兄弟関係に当たり、幹部が 数々の不法行為を働いていることを 「夫」の両親・親戚から知らされました。「妻」は 家にいてはそんな話ばかり聞かされ、とうとう嫌気が差して 現在離婚調停中です。
「妻」は「夫」側の両親や親戚に囲まれ 意見指示され いつも孤独だったそうです。離婚原因として「夫」側は 虚偽の発言をしてまで「部落出身者だからと「妻」がばかにして~した、~と言った」と主張しているそうです。どうして このようなことが起こるのでしょうか。「妻」は「夫」側の言うように「本人が気づかないだけで 部落差別していた」ことになるのでしょうか?

ミキ・ママのレス(加筆)
 
 ワタシは どこそこの幹部や関係者が 不正行為を行っていようが いまいが そんなことは どうでもいいです。
 無関係な「妻」や「子ども」を巻き込んだことが 我慢できないです。
 
 部落を誹謗中傷する言葉の冷たさに、身内(親、親戚)以外に 当事者(である部落出身者)と一緒に泣いてくれる 初めての人が「妻」であったのなら、「夫」は「妻」のために「不正」のしがらみ(親兄弟の家)を出て、ふたりの信頼関係を回復すべきではなかったかと思います。



2001年10月04日(木) ちゃいチャンメールとそのレス 5

~BBSより 転載~ ご意見・ご感想 お聞かせ下さい
 
ちゃいチャンからのメール 5(要約)
 
同和教育で「出身者は 差別とたたかわなければならない」と教えられた時には、 出身者間にもある 雇い雇われの資本主義、不正行為が それを邪魔しているケースもあるのではないかと 反発を感じた。
 知人が 部落出身者からプロポーズされた際に、「出身を両親には語るな。事を荒立てんといてくれ」と口止めされたと聞いた時には このなかれ主義の出身者に 反発を感じた。
 私はいったい 出身者に どんな生き方をして欲しいのだろう?

ミキ・ママのレス(加筆)
 
ことなかれ主義は 日本のワタシのいたるところに巣くっている・・・(反省)。
 ワタシの「人権」認識は サークルの学習会を除けば ほぼ独学で、(ワタシは学校で「同和」教育を受けていないのです)"たねあかし"すれば 旧社会主義国からの借り物です。そういう意味で 世界人権宣言から もっと借り物をしなくっちゃ・・・。
 さて、昨年 ワタシは 毛皮革業・現役社長と 老妻の介護をしておられる90歳過ぎのある方(ワタシは その方のお孫さんの義姉)と 初めてお会いし とても優しい眼差しで 迎え入れられました。
 その方は 差別に対しても 差別と抗わずに 達観しておられました。経済的豊かさもあり その方の子・孫・曾孫さんらには皆 留学→海外移住の道を歩ませておられました。ゆえに 家族の誰一人として 差別に抗う環境に 生きてはおられないのでした。
 自分に真似できる生き方のお話では 到底ありませんでしたが 伺って 敬意をお払いするワタシがいました。
 「達観する」は、こんなワタシの中にも流れている 日本の文化が継承してきた理想のひとつだったからではないかと 今は思っています。
 願わくは こういった日本の文化が 人権教育・人の生き方と結びついて もっと豊かにならんことを。
   ↑おのれが 始めろっつーの(深く反省)。



2001年10月01日(月) ちゃいチャンメールとそのレス 4

ちゃいチャンからのメール 4(要約)
 
知り合いの部落出身男性が 公務中に 臨時職員に「男紹介したろか」等の声をかけました。すると 職員から「え~、~(地名)って、同和ちゃうん。嫌じゃ~」の差別発言が返ってきました。解放同盟の方々が抗議に訪れ、職場で人権啓発学習会が持たれることになりました。が、部落出身男性の問題の行動・発言に対しては 処分無しでした。
 これが いわゆる「糾弾」ですか?自治体によって 温度差はあると思いますが。
 
ミキ・ママのレス(加筆)
 
そんなふうに差別を平気でする人がいるのなら ワタシも 職場啓発はどんどんやって欲しいと思いました。一方で、部落出身男性の発言にある 働く女性に対する偏見も 気になりました。
 部落研学生時代は「糾弾会は勉強になるから 行くように」と よく言われて ワタシも2~3度傍聴しました。その中に 児童館の館長が 子ども会の指導員・高校生(アルバイト)3人に対して「この子らはアカンな」発言をしたことに対する糾弾が 解放会館の一室で行われていたことがありました。糾弾側は 支部の書記長さんで(「ハーフではなくダブル・・・」を最初に言った人!)で 彼は「アカンは、 この子らの全人格を否定する発言」と怒り、館長は「アカンは、大学生(アルバイト)4人が リーダー格ばかりであったのに対し 高校生はそうではないという意味に於いて使ったが 不適当であった」と謝罪しました。書記長が高校生らに「お前らも 指導中は 私語をつつしめ」と一喝して 会は終わりました。
 ワタシはそれまで 部落の人どうしで 糾弾会を行っていることを知りませんでした。こうして 身近なところから 自分たち自身が 差別を見抜く力をつけているのだと感じました。
 それがあれば 先ほどの部落出身男性の「男紹介したろか」発言もなかったでしょうか?
 自治体による「温度差」のなかみは こういうことでしょうか。

ちゃいチャンからのレス(要約)
 
臨時職員は後日、友人を介して 彼が部落出身者であることを知り 謝罪したそうです。
 その後の友人とのやり取りで、臨時職員がかつて 家の境界線のことでトラブルがあった部落出身の隣人と 苗字が同じであったために、同僚に 部落出身と間違えられたと思い、あのように 部落出身者に目くじらを立てた発言になったことを話、今回の件では謝っても、彼らと一緒にされたくないという思いは ぬぐい切れていないとの話でした。
 友人は 尚も臨時職員に「隣人の迷惑行為を話すのに 部落出身者かどうかは関係ないのではないか」と 突っ込んで話し合いました。臨時職員は「まともな同和もいるのは知っているけれど」と言いました。友人はそれに対し「まともな同和」という表現も変だ、「まともな同和」に「まともでない同和」に「まともでない同和でない人」に「まともな同和でない人」と 人間を区別して考えることは 最低改めねばならないのではないかと 言ったそうです。
 私は その話を聞いて 臨時職員は差別発言はしたけど、差別者とはいいきれないようにも思いました。

ミキ・ママのレス(加筆)
 
その「隣人」は うちの婆ちゃんとこの隣人と えらい違いやと思った。ホタル好き(恐い物見たさも手伝って)のダブちゃんのために 今年「ホタルを守る会」を村で発足させたから。
 パトカーの追跡は Uターンでかわすそうやけど。

2001年09月29日(土) ちゃいチャンメールとそのレス 3


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ちゃいチャンからのメール 3(要約)
 私の両親は、優等生を製造しようとしました。私は、親の望む子供にはなりたくなかったから、キレました。 私の親は 親戚付合い希薄・無宗教に近い・お墓参りをまともにしない・迷信深くない・人の粗は気になる・・・で そんな親に育てられた私は、勝手主義。親に言わすと、人の気も知らず 好き勝手言うとか(親だからこそ 言いたい放題なのだけれど)。
 婚姻生活においても 夫の両親達と 宗教観・道徳観・食生活・養育方針・教育方針・金銭感覚も 全くといってもいいほど合わなかった私です。

ミキ・ママのレス(加筆)
 ワタシは「カラスの勝手」世代なんです。父母や担任の先生にとって なぜかとても扱いにくい子どもでした。
 部落研入部に当たって、親・きょうだいから「あなたが人権問題と関わるのは 不向き」と 反対され続けました。ワタシは「人権問題に 向きとか 不向きな性格があるというのは それこそ偏見だ」と 言い返していました。
 「自分が 部落問題と関わったせいで 家では 口げんかが絶えない」と それなりに悩んだこともありました。でも「勝手」させてもらうしかありませんでした。
 その後、ある支部の大人から「人権系のリーダー(グループの班長とかサークルのcap)になりたかったら それ(勝手主義)では 務まらんぞ!」と、信頼できる人たち(部員)全員の前で叱られたことがありました。
 その時は(激しい葛藤はありましたが)、皆の手前 それを認めました。
 引退したら 元の性格に戻りました。
 こんなワタシです。これからもよろしくお願いします。



2001年09月27日(木) ちゃいチャンメール 2

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ちゃいチャンからのメール 2(要約)
 私は 大人たちの会話から どこどこが同和地区と知りました。友人の親が「家賃が安いので選んだら そこは同和地区だった。1年も経ずに 引っ越した」と話しているのを聞きました。私はそれを 親に話しました。親は「~さんは 部落のことを何も知らないから言ったのだから お母さんがその人に 差別をしないよう言うから あなたは何も言うな」と言いました。
 私の所では 当時越境入学が盛んで、公立中学は学力のない子が行く所と 親から教えられてきました。私も 勉強のできることが自慢で 差別的な発言はしなくても 差別的な(心の貧しい)人間でした。
 それにしても、大人は最低 子どもの前では 差別や偏見話をしないようにしてほしいと思います。

ミキ・ママのレス(加筆)
 ちゃいチャンのお母さんも言われているように、友人の親御さんは「無知」から 自分の言っていることが わかっておられなかったのだと思います。それで そんな不愉快な話をされたのだと思います。
 聞かされる方の「無知」な子どもは たまったものではないけれど、それで将来 子どもの前で 差別や偏見話をしない大人や親になれたら めっけもの。
 痛みも半減。



2001年09月24日(月) ちゃいチャンメール 1

~BBSより 転載~ ご意見・ご感想 お聞かせ下さい

ちゃいチャンからのメール 1(要約)
 小学3年生の 同和教育の時間に、汚い仕事をする方がおられないと ゴミはどうなる?トイレはどんな状態?から始まり「人の嫌がる仕事ができる=立派な方」であると習いました。私は両親から ずっと医者になるよう言われていたので 人の嫌がる仕事につかなくては 立派な人とはいわれないのだろうかと 心配になりました。 その後 終わりの会で 先生が「何のために 勉強するのか」と質問されました。私があてられ「偉くなるためです。賢くなって私は医者になります」と答えました。すると「先生は 偉くなるために勉強はしなかった」と言われました。あとの話は 心が自動的に閉じちゃって 覚えていません。
ミキ・ママのレス(加筆)
 「高い学歴を身につけたい」「立派な職業に就きたい」というのは 部落の親→子たちの中にもある。
 そんな部落の親の思いの背景に 学歴や職業で差別されてきた歴史があることさえ 教えて貰えば、あとの話は ちゃいチャンには どうでもよかったんだよね。
 
 こんな感じで(ちゃいチャンに勇気を与えられて)、これからも 「人権」問題に対する思い・考えなどを ここで率直に 述べあえたらと思います。
 ”差別=人がつくったものは 人の手でなくしていかねば”というのが ワタシの基本にあります。


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