一昨日の漏斗や如雨露のことで橋本さんと話していたら、 「お転婆ってのは外来語らしいよ」などと話が飛んだ。 そういえば、女の子にしか使わないような言葉に、 「婆」の字を使っているのは不思議だと思ったことがあった。
帰ってから調べてみると、何通りかの説が紹介されている。 1、オランダ語「オテンパール(馴らすことのできない)」に由来。 2、女の子が出しゃばって足早に歩くことをテバテバと言い、それに「お」をつけて、 「おてば」と言ったことから。 3、宿駅で公用に使われた「御伝馬」が、餌も十分で元気よくはね回ることから。 4、中世末期から近代にかけて、機敏なさまを「てばし」「てばしこい」と言った、 その「てば」に「お」がついたか。。。
1がもっとも有力視されてきたそうではあるが、18世紀の用例に、 「おのれ、このてんばめ」といったような用例があるので、 「オテンバール」よりは「てんば」「てば」に「お」がついたと考える方が 信憑性が高いのだという。 いずれにしても、肝心の「婆」の字を充てることについては何も書かれてない。 「じゃじゃ馬」のように、「婆」よりは「馬」の方が雰囲気は伝わりやすいと思うが。。。
ちなみに、この語源辞典の4ページ前には「おちゃっぴい」について書かれている。 もう死語なんじゃないかと思うのだが、これの説明は興味深い。 江戸時代に、客がなくて暇な遊女には、客に出すお茶を挽かせていて、 そんな遊女のことを「お茶挽き」と呼んでいた、その変化した形である。 「客がつかず、お茶挽きばかりさせられていた遊女には、 おしゃべりで、しとやかでない者が多かったのだろう」
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