| 2002年12月06日(金) |
私大の学費(つづき) |
とにかく驚いたので、ざっと頭の中で大ざっぱな計算をしてみた。 授業料が年120万円として、10カ月として、月12万円。 月にだいたい20日間として、1日6千円。 1日4講座開講されるとして、実際はそんなに講義を取りはしないけれども、 可能性として許されるものとして、1講座あたり1500円。 実際は1日平均2〜3講座としても、1講座あたり2〜3000円。 う〜ん、、なるほど、、、そうべらぼうなものでもないか。。。 確かに、庶民的な生活感覚で思うと、めちゃめちゃ高いと思うのだけれど、 管楽器のレッスン料だとか、プロの指揮者を雇った時の謝礼費などを思うと、 それほど法外な請求でもないような気がするのである。 それに、何だぃ、あの手抜き編曲の暴利。。。
私の大学時代は、金額としてはこんなではない、 たぶん半分から3分の1ぐらいの金額だったんじゃないかと思うけれど、 収入と比較した場合に、価値的には今よりもぜいたくだったのではないかと思う。 しかも、東京でアパート暮らしをさせてもらっていて、仕送りもあった。 父の、警察官としての安月給のみの生活で、そうさせてもらっていたのである。 ただ、ぜいたくさせてもらっているという意識はあったので、 授業料は、直接振り込んだりはしないようにと頼んだものだった。 私の口座に入れてもらって、私はそれを引き出して、 札束の厚みをかみしめながら事務に納入に行くようにしていた。 親の辛苦をいくらかでもかみしめながら勉強するためだった。 よくわかっていたつもりだったけれど、自分が実際に親として出費する立場になって、 いかにあれが大変なことだったかと、改めて実感することになった。
そうして、ふと、自分がいつも目の前に見ている生徒のことを思ったのである。 授業中眠るか大声で雑談するかしかできない生徒、 年中赤点を取って補充授業か追試でぎりぎり凌いでいる生徒、 つまりは、勉強する気持ちなんて微塵も抱いていない生徒、 アホらしい発言しかできないのにそれをアホらしいと判断できない生徒、 どう話してやっても、とても社会に生きる自覚を育てられない生徒、 いまだに小学生低学年の精神から抜けきれない生徒、、、、 そういう生徒も甘すぎる高校生活を卒業して、大学に入れる時代である。 AO入試というのが行われるようになり、学力試験など受けなくても、 適当にでっちあげたPRをすれば、定員不足で入れてもらえる大学もある。 そうして進学を決めた生徒が何人もいるのである。 底辺の大学は、収入を維持するためになりふりかまわなくなっているのである。 一般入試でも、高校では赤点だらけでも受かってしまう大学があるのだ。 実際彼らと話したり様子を見たりしていても、 何のために高校に通っているのかぜんぜんわからないし、 何のために大学に行くのか、わけがわからない。 彼らは大学に行っても、出席をとらない講義はさぼりまくるし、 出席をとる授業は出て、授業妨害しまくるか、睡眠時間にしてしまうだろう。
もしも私がまた保護者面談をするような立場になったら、 そういう生徒について大学進学希望の話が出た場合には、 大金をどぶに捨てるようなことはやめましょう、ときっぱり言うことになるだろう。
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