TENSEI塵語

2003年11月14日(金) 女子十二楽坊

1ヶ月ほど前、隣の席のS氏がノートPCに取り込んだのを聞いていた。
彼はそれを別の人のノートにも移植していた。
その午後は、しばらくの間職員室でその演奏が聞こえていた。
私は、一時的にいい感じだと思っても、胡弓のウィーンウィーンというのが
やがて耳障りになるという経験から、さほど興味を抱かないようにした。

昨夜だったか、CMでちらと新発売のお知らせを見た。
モーツァルトの40番をPOP調で弾いていた。
私の興味を引いたのは、その演奏よりも、DVD発売という知らせである。
この中国の楽団の、楽器やその奏法には興味がある。
夕方、帰りが遅くなってあわただしかったけれど、
近所のスーパーに行ったついでに、CD屋にも寄ってみた。
新発売の「奇跡」というアルバムはあった。
CDとDVDがセットになって、普通のCDアルバムの値段である。
ほとんど迷わず買って帰った。

このDVDは実におもしろい。
大体大まかに言うと、胡弓が4人、笛が2人、琵琶のような楽器が3人、
琴と、ツィンバレンのような楽器に3人といった構成のようである。
日ごろあまり目にしない楽器をかなりのハイテクニックで演奏してるので
見ていて実に楽しい。
曲によっては編成をうんと減らしたりもする。
古箏と琵琶のような楽器の二重奏の「山水」という曲が実に味わい深い。
CDで聴くだけでは早々に飽きてしまうかもしれないけれど、
この映像つきのディスクは実に貴重である。
カメラワークはかなり稚拙であるが。。。

クライマックス近くの曲で、ヴァイオリンの客演が加わった。
モーツァルト40番で始まる「新古典主義」という曲である。
ヴァイオリンの音色を聴くとほっとする。
胡弓はピッチの安定が今ひとつなので、彼女らはかなり合わせてはいても、
やはりどうしても落ち着いた響きにはなり得ていない。

けれども、彼女らの快演を見ているのはやはり楽しい。


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