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哲生が結婚して、 正直さみしい。
この前も落ち込んで電話したら (奥さんが病気で寝ていたので電話できた。そういうのってかえって浮気みたいでわたし、厭なんだけど) 「おれが一人身ならいいけどさー」 なんて言われる。 「もっと別の男を」 なんてちがうことを言い出したり、 「おまえのためだから」 なんてばかげたことも言われて 「そんな言葉信じない」 と泣きながら言った。
「本当にそう思ってるんだよ」 なんて、それはそうなんだろうな。
でもそういうんじゃないもん。 哲生はおとうさんなんだもん。
結婚式の最中、 「結婚してもまたこうしてお話きいてくれるのかなー」 なんて そんなことばっかり 自分のことばっかり かんがえてる自分が 嫌いになった。
もうちょっともうちょっと、 なんてずるずると 哲生をおとうさんにしている。
そして、哲生の結婚式で 大好きだったようちゃんに会ってしまって 話しかけられる。 「元気ですか?」 「…う。。。。。」
うわー優しくしないで。 冷たくしろよ。あたしなんか。 そして嫌わせてほしい。
*
やっぱり哲生とようちゃんは違う。 周りがどんなに誤解しても (わたしが哲生のことをすげえ好きで、でひっついてるように見えたりもするらしい。けなげっつーかなんつーかあきらめ悪いっつーか、そういうふうに見えるらしい) 違うよねえ。 ちくしょ。
「大丈夫だよ。仕事大丈夫だからがんばれ」 って 言ってもらった。
何回でも言ってほしい。 大丈夫だって。 わたしが本当に大丈夫になるまで。
でもそれはきっとわがままだから。 哲生はあたしの肉親じゃないから。 あの日の哲生の言葉を反芻するだけ。
ファザコンからいいかげん抜け出さないといけない。
るう
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