一平さんの隠し味
尼崎の「グリル一平」のマスターが、カウンター越しに語ります。
目 次|過 去|未 来
その8 当時、阪神尼崎の中央商店街は、飲み屋にパチンコ、マージャン屋、ビリヤード、などがやたら多く、 必然的にその道のプロが生まれてきます・・・配達に行くとその道のプロの方たちが私に・・・
「にいちゃん、かいな?この間、事務所で暴れたらしいな!」・・・・・・(何で!暴れなあかんねん)
「事務所の前で座り込みしたっちゅーやん」 ・・・・・・ (それは、した!)
「事務所の中で若い衆を木刀で叩いたらしな!」・・・・・(もう!とっくに、・・・死んどるは!!)
ある事ない事、いろんな噂が飛び交って、いちいち説明しながら配達をしてましたよ。 月一度の休みに先輩達の何人かとビリヤードに行ったとき・・・いっぱいで一時間ほど待ち時間が・・・ その時、奥の方で常連さんみたいな賑やかなグループがいて、目と目が合った時、正直イヤな予感!
「わしら!もう終わるんで、ここでどうぞ!」 ・・・・ (剃り込みや!刺青や!)
「仕事やすみですか?」 ・・・・ (声かけんといて、ほしい)
一番びっくりしたのは、先輩達!「あの人達は友達なんかい?」 ・・・・・
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