一平さんの隠し味
尼崎の「グリル一平」のマスターが、カウンター越しに語ります。
目 次|過 去|未 来
空手といっても、ようやく型を覚えた頃で、兄らは二人とも段を取っていたと思います、家でよくふざけて蹴りなんかを教えてもらってた程度、
蹴りの中で「足刀蹴り」と、言うのがあって、兄達は足刀蹴りをしても、残りの立ってる足は全然ふらつきもしません。
私がすると安定感がなく蹴りをしても威力がありません! もちろん破壊力は、ほとんど皆無です!
その番長が凄い目をして近づいて来た時、
私の目の前に鉄棒があるじゃありませんか、空手家がやる行為じゃありませんが、せっかく目の前にある鉄棒を利用しないわけがはなく、両手で鉄棒を握り
体を横にして「足刀蹴り」をするつもりで足を横に上げてみたんです!するとど〜してことでしょう!私の「足刀蹴り」をした足の先で・・・
つづく
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