◆心の鏡◆
楽しいことを中心に日々の思いをつらつらと…

2002年09月12日(木) 『金のハリセン銀のハリセン』…作り話��

私は池の前に居た。
この池には、とってもステキな神様が住んでいるらしい。
何でも、ハリセンを投げ込むと、出て来てくれるんだとか。

(ドボチャーン!)
私は紙で作ったハリセンに重りを付けて投げ込んだ。
(ブクブクブク…)

(ブクブクブクゴボゴボゴボ〜)
しばらくすると、池の中からタキシードを来た神様が現れた。
「遅せーんだよ、投げ込むのが!このタコ女!」
神様は、いきなり口悪く怒鳴ってきた。

私はびっくりして、呆然と立ち尽くした。
すると神様は、また怒鳴った。
「ったく腑抜けた顔しやがって!集中しろ!オレに集中しろ!!」

ちょっとムカついたけど、お腹から出す声も、真剣に怒る表情も、
それはそれはステキで、思わずうっとりと見つめてしまった。
すると神様は、とっても優しい笑顔になって言った。
「ありがとうございます。ご贔屓いただきまして。」

そして、おもむろにハリセンを3種類取り出すと、
今度は憂いに満ちた表情でこう言った。
「お前が落としたのは…金のハリセンか?銀のハリセンか?それとも紙?」
「・・・・」
私は即答できなかった。すると神様は続けた。
「もう一度訊く。お前が落としたのは、金?銀?それとも…紙?」
「・・・・」
「お願いだ、答えてくれ!」泣きそうな目だった。

「…きっ…金!」
私が答えたその時、神様は金のハリセンを私に振り下ろしながら叫んだ。
(スパーーーーン!)
「ちがうだろおおおおおお〜!」

痛かったけど、期待通りの突っ込みがとっても嬉しかった。
「神様、どうもありがとう。」

すると神様は、ニコニコと手を振りながら、水の中へと消えて行った。
「今日はありがとう。気をつけて帰ってね〜。」
(ゴボゴボゴボブクブクブク〜)

楽しい夢(?)だった。 <つづく>


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◆葉月◆ [MAIL]

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