会社の同僚が(年齢は10も違うが)「ちょっと出てくる」と言い残し、雨の中を出かけていった。時間は昼11時頃。少し早いがお昼ご飯の買い出しだろうか?と思い、別段気にもせずにいた。 ココ最近は仕事もロクになく、ゆったりとしたペースで仕事を進めている。精神的に非常にゆとりがある。喜ばしいことだ。
「ただいま〜」 30〜40分程で帰ってきた。手には小さな紙パックのジュースが二つ。「今日は雨だからね、ずいぶん空いてたよ。アソコはいつも、記念に写真を撮ってカレンダーを作ってくれるみたい。行ってみたら?」 「……ドコに行ってたんですか?」 「ん?献血」
ワタクシは未だかつて献血をしたことがない。何だか怖そうじゃあないか。ホントは怖い事じゃないはずだが……いや、どうしたもんだかね? ワタクシを始め、自分の周囲の人たちは、今は充分に元気だが、何かのキッカケで輸血が必要な大事故に遭うかもしれない。そう考えるとやはり、献血をして何時かの、誰かのためになるような事をした方が良いのだろうか。今まで、そういった行動には余り目を向けていなかった。そのせいか最近はよく考える。またそう言った場面に出くわす。 何だか色々考えてしまったお昼休み。
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