懲りもせず、また金魚をすくってみた。
前、釣った時に用意した金魚鉢がひび割れてしまったので
どんぶりに。
早速、はねてテーブルに脱走。
とりあえず、金ざるをかぶせてどんぶりからでないようにしたけど、
さっきから、ざるに激突する音がたびたび。

２年前の七夕祭りは７月７日でちょうど土曜日だった。
その頃我が家はとてもばたばたしていた上に
その日はひどくへこむ出来事があって、どんよりと電車で帰ってきたんだった。
改札をでると、駅前はいか焼きやら、金魚すくいやら、ぞろりと夜店がならび、
楽しそうな人々の活気に少し気が紛れた。 そして、
その日が七夕ってこともすっかり忘れていた自分が少し可笑しかったんだった。
ブーをつれてきてあげれば良かったな。と思いながら
それでも、ぶらつく気にもなれないで、人混みをぬけて一人家に帰った。
かえっても、だれもいなかった。
一体いつまで、こんなこと憶えているのかな。



さて、今年は何日、生き延びるかな。