Silent Song
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2005年11月05日(土) 「運命の人」〜キミとの6年を振り返り綴る〜



私たちの6年間。
とても密度の濃い恋愛だった。

色んなことがあった。
初めはお互いのことがわからずに
傷つけあったし、
何度も揉めたよね。

何度も「別れ」に直面した。

でも、私たちはそれを乗り越え、
「絆」を作ってきた。

とにかく、お互いの気持ちに
一生懸命だった。
常に全力で向きあった。

辛いこと、苦しいことも
多かったけど、

その「恋」のために、失った代償は
とてもとても大きかったけれども、

私にとって、とてもメンタル面で
成長をできた恋愛だった。

それまで知らなかった、
沢山の感情や気持ちを教えられた。

他の恋愛で悩む人の気持ちも
わかるようになった。

あなたとの恋愛は、私を、
「大人」にさせてくれた。

あなたは私のことを、

付き合って初期の頃…、
あなたに「普通の恋愛感情」じゃなくて
実は「父親の愛」を求めていた頃、

「思い残し症候群」

幼い頃、親に思い切り甘えられなかった、
無条件な愛情をもらえなかったゆえに、
大人になっても「大人」になれず
常に愛の飢餓状態で寂しく、辛く、孤独で
生きるのが辛いヒト。

そのヒトを「親」代わりに愛情を注いで、
もう一度「子育て」をして、
思い切り甘えさせてあげ、
そのヒトのコドモを満足させてあげて、
引きこもりのヒトを助けた教授の
書いた本。

その本を読んだ君は、

「俺はこの本を読んで、
静花はまさにこれじゃないかと感じたよ。
「恋愛依存」とかの本よりこっちのがピンときた。
だったら、俺が「親」になり、
静花の心を癒してあげたい。
試してみようよ。」


そうして、

自分の気持ち(恋愛感情)を殺してまで、
私のために、飢えていた「親」の愛情を、
注いでくれた。

「親」になってくれた。

「静花を救いたいの。
静花に愛情を与えたいんだ。」

「静花が俺に「親」を求めるならば、
俺は”親”になる。
静花は”依存”や”甘え”に
歯止めが利かず制限がないんじゃないかと
怖がって抑制をかけてるけど、
俺は逆に、出し尽くして受け止めてもらえれば、
逆に満足するんじゃないかって思う。」


その気持ちと推測だけで、前のみえない
大変な賭けに出た。

「どれだけワガママいってもいいよ。
どれだけ甘えてもいいんだよ。」

普通の恋愛関係なら、
絶対呆れて冷めて見捨てられるような
私の大きすぎる、依存や甘えを、
精神的にも体力的にもボロボロになりながらも
受け止めてくれた。

私に「実の親を超えた」と思わせたほど、
”無条件の愛情”を注いでくれた。

・・・他人なのに。

退行して、さながら本当のコドモのように
泣きながら床をゴロゴロしたり、
愛情を試してワザと相手に酷いこと言ったり、
拗ねたり…。

そんな私に、

「ありのままの感情をぶつけていいんだよ」

そう言って、優しく抱きながら、
私の頭を撫でてくれた。


心の中の”愛情に欠乏して泣いてるコドモ”
の私を受けとめて癒してくれた。

「親」になってるときは
セックスも我慢してくれた。
一緒に寝ても、ただ、抱きしめてくれた。
泣いたときは、頭を撫でてくれた。

そうして私の中のコドモは、
初めて受け入れてもらえた気がした。

母になら、批判され見捨てられると思えることも、
連れは受け入れてくれ、見捨てないとまで思えた。

・・・そうして、時が経ち、
私はキミを「親」ではなく、
「恋人」として好きになるようになった。

もうキミに「親」を求めなくなっていた。

私は少しだけ「自分自身」を受けいれられる
ようになった。

・・・時に

「先輩」として、アドバイスをくれ励まし
暖かく見守り、

「友達」として楽しみを共有しあい、

「恋人」として私を愛し…。

私にとって、

あなたは私にとって、
「父」であり「母」であり、
「きょうだい」であり「親友」であり、
そして「恋人」であり「夫婦」だった。

もし、私の気持ちが本当に冷めたとして、
別れることがあっても、

あなたは私の「運命の人」。

どんな辛いことがあっても、
あなたが私を救おうと与えてくれたものを
無駄にしちゃいけないと思うから、
頑張って生きようと思う。

「静花が幸せになることだけが俺の願いなんだ」

キミがそういうならば、
私はなるべく「幸せになれること」を
諦めないよう頑張るよ。

初めて同年代にした恋でした。
(たとえ最初は憧れの恋だったとしても…)
実質初めての恋愛関係でした。
キスもセックスもあなたが初めてでした。
愛されることの幸せを教えてくれたのも
あなたでした。
好きなのに別れる「失恋」の辛さを
教えてくれたのもあなたでした。
初めて「結婚」を考えられたのも
「暖かい家庭を築くこと」に希望を
もてたのもあなたとの関係でした。

・・・・・
私たちの関係が今後どうなるかは
わからない。

ただ、私はあなたと
誠実に、そして自分の気持ちに正直に
向き合おうと想う。

あなただけでなく、私だけでなく、
”お互い”が幸せになれるだろう結果を
選択したい。

どんなことがあっても、
あなたを嫌いになることはないだろう…。

「大切な人」「恩のある人」
それは一生変わらない。

例え、今の写真が
いつかモノクロになったとしても。


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