航海日誌

2005年10月21日(金) ひと。

ひとの上に立つというのは、むつかしいけれど。
ひとの上に立つと、ひとの下が見えなくなってしまう。

どうしたら皆が笑えるようになれるのかな。

そんなことを思った昨今です。

こんばんは四亜です。

私はその人が嫌いだと思いました。
表面ばかり取り繕うその人が何故そうするのかがよくわからなくて。
何度も同じことをしているのに、何故気づけないのかと。

けれど、それはその人の所為ではないのでした。

なのに私はその人の弱いところや人に責任転嫁する態度を見て、
とてもイヤな気分になったのです。

人はいつも人の一面しか見ていない。

不安になるから、人の所為にして自分を守りたがってる。

私はいまアルバイトで、決して仕事に対しての真剣さは社員さんに負けてるとは思わないけれど、所詮はバイトだからという目でも見られる。
それは、人によって違うから、そうじゃない人もいる。

どうして人と人の間に格差があるんだろう。
格差があることがどうして人を侮蔑することになるんだろう。

お金が沢山入ると、いい気になって自分がえらくなったような錯覚を持つ。
今度はそうならないように、頑張ろうと思う。

いつも、自分を律することができるように。

そして、すてきな友人たちに相応しい私になれるように。

これから、努力する。

才能は、持って生まれたものだけど、努力は誰にでもできることだから。

私の父は、いわゆる大会社に勤めていた。だけど、中身はからっぽな人だった。
そういう教育しかされていないから、お金を稼げば他は何もしなくてもいいと思っているような人だった。まるでドラマの熟年離婚のように。
だから、私は父のように働くのが、正しいことなのかわからなかった。

だから、私は底辺を彷徨った。とはいえ、ご飯は食べれていたから、もっと下を彷徨ってる人より、格段に上にいることになる。
それで、人が人をみる価値観というのを見たし、体験した。

仕事に今までつかなかったのは学業もあるけれど、自分の所為だから、父の所為にはしない。

今、父は新しい会社で頑張っている。帰りは前より遅くなって、とても大変そうだけど、とても充実していて、顔つきもいい。
私は、今の父なら誇れると思う。

だから、私も努力をしようと思う。

次の私のために、家族のために、そして私の大切な友人たちのために。
少しだけ、努力をしよう。

だから、頑張ろう。

ありがとう大切なオトモダチ。
ありがとう生んでくれた両親。
ありがとう心配かけた祖母。
ありがとういつも心配かけてる同僚。
ありがとう死んじゃった祖父さん。
ありがとう。

ありがとうございます。


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