21世紀猫の手日記
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2001年11月01日(木) 君はバイブのX線像を見たことがあるか?

ZAZAである。秋の夜長に丁稚時代の思い出話を一つ。多分時効であろう。
とある連休明けの初夏の月曜日、外科の緊急手術が入った。
手術のタイトルは「直腸内異物」純真だったZAZAは(こうかくと、今スレきっているようだな・・・)意味がわからず、先輩に聞いたが「見てればわかるー」などといわれ「?」のまま、その患者さんの腹部XPを見せてもらった。腸骨のあたりにさいころのような四角い金属物体らしい白い影、後は何だかもやもやしていて、何か長そうだな・・・というくらいしかOP室の丁稚には判らなかった。
やがて患者が搬入され、Drも準備が整いOPが始まった。といっても、肛門をヘモ鉤で開いて、かん子(えーとね、鋏式の氷つかみの先の丸いやつみたいなもの)で引っ張る。なぜか、妙に見物人が多くて(今思うと、失礼だよなあ)手術室のスタッフ全員と、整形のDrまでがぐるっと取り囲んで見ていた。取り出されたそれは、妙に長くてでかいバイブであった。先の方はZAZAが手をすぼめたくらいの大きさで、本体部はもろにZAZAの肘から手首までくらいの長さと太さだったのだ。つい「これほとんど私の手と同じくらいだよ・・・すごいね」などと、準備室でそれを目の前に丁稚同士で感想を述べ合っていたのを覚えている。
Drはその患者さん(男)に「こんどからひもつけてやるようにね」といっていましたとさ。
ZAZA丁稚でいて分かったのは「直腸内異物」は連休明けに多い(笑)ということだけでした。


zaza9013

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