Duran Duran - 2001年05月27日(日) Duran Duran が日本に行く。3人になってから最後のコンサートらしい。また元のメンバーに戻るって話をしながらものすごく嬉しそうだった。 「あたし、よく知ってるのって一曲しかないなあ。」 「どれ? 『please, please tell me now 〜〜』?」 「なんでわかったの? それしか有名じゃないの?」 「そんなことないよー。きみならソレかなあって思ったから。」 よくわからない答え。 「『Is there something I should know』だっけ?」 「そうそう。邦題はダサいんだけどね。」 「なんていうの?」 「テル・ミー・ナウ。」 そっかー。そういう題だっけ。 「そっちの方がいいじゃん。」 「よくないよー。原題のがいいよ。」 Duran Duranは、あの人がたぶん崇拝すらしてるバンド。音楽を始めるきっかけになったほど影響を受けた人たち。音楽の話はよくするのに、そういえばDuran Duranの話はしたことがなかったな。わたしにとってDuran Duranは、曲名なんか気にとめないで聴いていたあの頃の音楽のひとつにすぎなかった。好きな曲はいっぱいあったけど、Duran Duranは入ってたのかなあ。「please, please tell me now 〜」はけっこう強い印象があったけど、曲名は覚えてなかった。あの人がDuran Duranに出会ったのはきっともう少しあとだよね。歳が離れてるんだなあって思ってた。 FMの80'sのステーションでDuran Duranがかかると、気にとめて聴くようになった。 「あの人たちの音楽って、焦らされて苛められて欲求不満になる気持ちに似てる。」 「・・・? そう?」 「うん。あなたが好きなのわかるよ。あなたってはっきりしたものじゃなくて、中途半端なものが好きじゃない?」 「そうだよ。よくわかってんじゃん。」 「そりゃあ、わかってるよー。」 「greatest がそっちなら20ドルくらいで売ってるからさあ、買って聴いてよ。来年の8月にもとのメンバーでアルバム出すんだよ。それまでの予習。宿題だからね。」 来年の8月? その頃あなたは・・・。考えたくないよ。 それでも宿題と言われてすぐタワーレコードに走る。この行動力が自分のことに伴ってくれればいいのに。例えば仕事探し。ずっと放ってる。苦笑しながら「greatest」を手にする。「宿題」なんて、なんか嬉しい。 メールを送った。 「聴いてるよ〜。 あああああぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜。 もうダメェ〜〜〜〜〜〜〜〜〜。 悶絶〜〜〜〜〜〜。」 そう、やっぱりDuran Duran はわたしを焦らして苛める。あなたは聴きながら「苛めたい」「もっと苛めてやるぅ」って思うの? そう思うと、Duran Duran にのめり込んでいくよー。わたしっておかしい? 短い返事が来た。 「どう? よかった? よかった? ふふふ」 その前に送った写真の反応はなんにもなかった。 ボストンに住んでる友だちの弟とぴったりくっついて撮った写真。 「ねえ、彼氏のふりしてよ」って頼んだら、思いっきり肩抱き寄せて頭をくっつけて、恋人にあげるみたいな微笑み見せて写ってくれた。 気にしてないの? つまらない。 明日は電話の日だね。Duran Duran に苛められた感想 、・・・違う。Duran Duran を聴いてあなたに苛められた感想、聞かせてあげるよ。 -
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