天使に恋をしたら・・・ ...angel

 

 

小さな革命 - 2001年08月09日(木)

今日、素敵なドクターが「ヘイ、ハウアーヤ!」って言ってくれた。
昨日の「ハ〜イ、ハウアーユウ?」から「ヘイ! ハウアーヤ!」に変わった。「まあまあ。あなたは?」ってパターンで返すと、「疲れた〜っ」なんて朝から言ってる。でもわかるよ、わたしもだもん。「あたしも疲れてるー。今日が金曜日だったらいいのに」「ほんとだよなあ」。

おとといは帰る時に「シーユゥ!」って言ってくれた。わたしが先に「バ〜イ」って言ったからだけど。


うちに帰って電話する。あの人は今日からまた出張に行っちゃう。淋しい。あのわけのわかんない淋しさにまた襲われちゃう。「2日だけだから、我慢して」。うん、わかってるんだけど。っていうより、なんであんなに淋しいのかがわかんない。

あの人は行きたくないって言ってた。もうひとつのフリーでやってるプロダクションから話があって、悩んでる。そっち一本でやれる話らしい。フルタイムの方は大きなプロジェクトをどんどん任されるようになって、それなりにやりがいはあるし、安定してる。だけどほんとにやりたいことは、フリーでやってるような、もっと自由に、思い通りに、音楽を創ること。それならすごいチャンスのはずなのに、悩んでる。今よりもっと大変な状況になるかもしれないけど、それでも創りたい音楽を創っていきたい。なのに、悩んでる。

何かを変えるって大変なことだよね。とても勇気のいること。それに、安定が必要なのもわかる。だけど安定って何? 安定だって永遠なんかじゃない。本当にやりたいことをやって欲しい。今だから出来るチャンスを逃さないで欲しい。後悔なんかしないよ。たとえ後悔しても、それは一時的なもの。やらない後悔より価値があるんだよ。きっとうまくいくから。自分を信じて。自分の夢を信じてて。夢をつかまえて。今のままだってずっとこのまま上手くいくと思うよ。だけど、変わらなきゃ見つからないものもある。

「大丈夫よ。どんなことしたって、あなたは上手くやれる。だから、やりたいことをやって。わたしにはわかるの。運じゃなくて、力なんだよ。わたし、全然心配してない。ずっとずっと応援してる。」
「ほんとに応援してくれてるんだ。」
「あったりまえじゃない。」
ちっちゃい「っ」が入るくらい、声に力が入る。
「だけど、ほんとにわかるの。あなたは大丈夫よ。絶対成功するから。わかるの、わたし、神さまなんだから。」
いいかげんなこと言ってる。だけど、わかるのは本当のこと。あの人の力を信じてる。

「ありがと。励ましてくれて。なんか元気出たよ。出張、頑張ってくるよ。帰ってきたら、すぐ電話する。」
励ましてなんかないんだよ。ただ、ほんとにそう思ってるだけ。


現状に満足できれば、それに越したことないかもしれない。だけど、満足できなくなることも、飛び出したくなることもある。そしたら自分で道を切り開くしかない。こんなこと言ってるわたしだって、昔はなんにも出来なかった。やりたいことをどんどんやって頑張ってる人たちを「いいな」って羨んで眺めてた。自分には出来ないと思ってた。自分のいる状況が許さないと思ってた。でも、それは違った。夢があってそれを追いかけたかったら、自分の中で革命を起こせばいい。誰にでも、小さな革命を起こす力はあると思う。自分の道を信じていれば、その力を助けてくれる何かがきっと見つかる。えいっと飛び出したあとで、自分を引っ張ってくれる力にも出会える。ずっと進行形でいいと思う。ずっと進行形だから、いいんだとも思う。犠牲にしなくちゃいけないものがあったとしても、小さな革命を起こしながら夢を追っかけて生きてく方が、素敵だと思う。


素敵なドクターの話を聞かせてやろうと思ってたのに、どうでもよくなっちゃった。あの人の小さな革命が、100パーセント大事。だけどね、あのドクターも、もう自信なさそうに見えない。もう、ひとりで頑張ってるし、自信がついて大人っぽく見える。やっぱりちょっと素敵かな、なんて。日曜日、やっぱりドクターのこと話しちゃおかな。心配しないで。そんなの、わたしの小さな革命でもなんでもないから。


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