天使に恋をしたら・・・ ...angel

 

 

オーバーアタッチメント - 2003年03月16日(日)

昨日、「ジェニーと一緒に遊びに来ない?」って、夕方、Dr. チェンから電話があった。
ジェニーに電話したけど、学校のアサインメントがたくさんあるから行けないって言われた。どうしようかなって思ったけど、「ひとりでもおいでよ。マギーがいるよ」って Dr. チェンの言葉に乗せられて、ひとりで行った。

マギー可愛い。わたしの顔見て飛びついて興奮して走り回った挙げ句、おしっこしちゃった。仰向けに寝転がったおなかを撫でてあげたら突然。
前に初めて会ったときは抱っこしたわたしの腕でおしっこしてくれちゃって、洋服どぼどぼになって泣き笑いした。ジェニーが「アンタくさい〜」って鼻つまんでたっけ。
マギーほんとに可愛い。あんまりなついてくれて可愛いから、Dr. チェンに写真撮ってもらった。マギーったら片目つぶって、わたしもちょっと可愛く映ってる。あの人に送ってあげたい。

アパーイーストのコンドの23階は、バルコニーからのヴューが素敵だった。シティの高層ビルの合間にひしめく古い背の低いアパートの屋上がゴミだらけで汚くて、それがおもしろい。まっすぐ見下ろすと、ぞーっと気持ちよくなって飛びたくなる。「コワイこと言わないでくれよー」って Dr. チェンに腕引っ張られたけど。

アンゼンチタイのビデオを延々見せられた。ちょっとびっくりした。タマキコウジって、なんかヘナヘナであのクリーピーな化粧とコスチュームしか覚えてなかったけど、すごいミュージシャンじゃん。ライブなのに演奏も歌も全部きちんとしてるし、ギターも上手いし、ジャンルも幅広いし。「年取っても頑張ってる」じゃなくて、「年取ってから磨きがかかった」。そういうことみたい。余裕たっぷりなエネルギッシュさで、とにかく自分たちが楽しんでる。そういうカッコつけない才能っていい。そんな年の取り方っていい。

インタビューとか曲創ってるとことかの場面を英語に訳してあげる。Dr. チャンったらいちいち納得してグレイト・ガイ連発。でも確かによかった。よけいなもの全部そぎ落としてただただシンプルに音楽が好き。音が好き。誰に影響されることもなく感化されることもなく。そんなことすら言わないけど、言わないだけに分かる。いつだったか Dr. チェンが「和製スティング」なんて言ってたのを、まさかって笑って聞いてたけど。スティングのことを「ウェスタン・タマキ」って言ってたんだっけ。でもソレ、ちょっとわかった。わたしはあの人があんなふうに曲創ってるとこ想像してた。

Dr. チェンがわたしの車を運転して、ビレッジにお寿司を食べに行った。前にジェニーと3人で行こうとして閉まってたところ。Dr. チェンはアピタイザーに殻つきウニとモンクフィッシュの肝臓なんか注文する。モンクフィッシュって何だ? わたしの方が知らないんだから。すっごくおいしかった。

戻ってからスターバックスでコーヒー買って、コンドの隣りのお店でラズベリーのタルトを買って、 Dr. チェンちでデザートを食べる。マギーにあげては Dr. チェンに叱られながら。また延々アンゼンチタイ。それから Dr. チェンがハイスクールの頃にやってたバンドのビデオなんか見せられる。髪伸ばしてポニーテールして、笑っちゃった。


今日はジェニーと教会に行った。
アニーの教会じゃなくて、ジェニーが先週初めて行ったってとこ。
やっぱりクワイアが賑やかで、でもアニーの教会のゴスペル・クワイアほどプロフェッショナルじゃなかった。大きな教会で、ものすごくたくさんの人が来てて、今日はわたしはきちんとした格好で行ったけど、今日の教会はみんな普段着だった。牧師さんはやっぱりパワフルで、やっぱりとってもインタラクティブで、そういうのみんな、ジェニーも今まで行ってた教会と全然違うんだって言ってた。

オーバーアタッチメントすると失う、逃げてしまう、って、そういうお話だった。
愛着が強すぎること。思い入れしすぎること。違うな。もっと強い。執着しすぎること。のめり込みすぎることかな。

それだ、わたし。


抱え込もうとしてるもの、離したくないもの、諦められないもの、精神的にも物理的にも肉体的にも求めすぎてるもの、そういう物や人を、怖れずに手放そうとしてみなさい。そこからすこし離れようとしてみなさい。そうしなければ、いつまでも本当の意味でそれらをつかめない。

何も所有しない人は全てのものを所有してるのです。


わたしには出来ないよ。怖くて出来ない。
カダーの心。マジェッドの友情。離したくない離したくないって、もがいてる。
そこから少し離れされてくださいって、神さまにお祈りすることも出来そうにない。
手放すのが怖くて出来ない。
離れてみようとすれば、手放そうとしてみれば、ほんとに失わずに済むんだろうか。ちゃんと保証してくれなきゃ、怖くて出来ないよ。

だけどひとつだけ気がついた。あの人のこと。
いつのまにか、大好きで大好きで苦しくて会いたくて会いたくて泣いてばかりで、そんな毎日が過去になった。手放そうとしたわけじゃないけど、諦めたわけでもないけど、大好きでも苦しくないし会いたくてももう泣かない。会えない距離も時間もほかの理由も知らないうちに受け入れられて、ただ信じてるだけでもう何も求めてない。そして、あの人はちゃんとそのままそこにいて愛を送ってくれてる。

そういうこと?


ジェニーは昨日やっと Dr. アスティアニと話し合ったことを、聞かせてくれた。
「So, everything is fine now?」って聞いたら、顔を赤らめて「I think so」ってジェニーは答えた。思わず微笑んだ。よかった。


わたしは、今日やっとあの人の声が聞けた。


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