晴れ。 「そうだっ、温泉にでも行こう!く〜ちゃん、お風呂ジャバだよ。」
「お風呂ジャバ?」 ってことになり、 厚木の山奥にある七沢温泉っていう所に家族三人、日帰りで行くことに。
着いた。 秀パパは「ちょっとボロっちーよね…。」 と小声で言う。
お世辞にも綺麗なところとは言えない。 何故か温泉旅館なのに、猿や鹿、イノシシを飼っている。
でもせっかく来たので入ることに。 中に入る。ほんとにボロっちい。 木造だし築20年くらいは経ってそうだよ?
温泉へ向かった。 く〜ちゃんとククリは軽く体を洗い、温泉に浸かった。
ちょっと濃度のある、お湯。一応美肌の湯らしい。
「あれ?露天風呂もあるみたいよ。」 露天風呂の方に行ったら、人が沢山いた。
「がっこ(=抱っこ)してあげるから、おいで。」 とククリ。
お湯につかる。 下のほうから、ブクブク泡が出ているところに行ってみる。 変な感じ。「たすけて〜(笑)。」
長い間浸かっているとお肌がぬるぬるし、そしてつるつるしてくる感じ。 効きそう!
髪を洗うため、いったん上がった。 そして、シャワーの方へ歩いていった。
そのとき。 ¨つるっ!ゴチッ¨
く〜ちゃんは転んでしまいました! 「うえ〜ん!」 ちょっとだけ、頭を打ってしまいました…。
「だいじょうぶかっ?」 まあ、たいしたことなかったけど…(笑)。
いつもは頭を洗うのはキライだけど、今日はそんなにイヤじゃなかった。
風呂を出、待っている秀パパのところに行った。 そして、車で出た。
帰り道。 ククリ:「お肌がつるつるになったよ。」 秀パパ:「ロビーに、芸能人の写真がいっぱい貼ってあったね。 人も沢山来てたし。」
ククリ:「ボロッちいけど、あの温泉宿は有名なんだね。 PH9.7だから、アルカリ性で石鹸みたいな感じだからね。」
秀パパ:「そうか。」
ちょっと寄り道したあと家に戻った。 まだ体が、ぽかぽかしていた。
く〜ちゃんは、 お風呂場で滑ってしまったことを思い出し、ククリに話しました。 「つるっとね(笑)。」
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