やるきまんまんの日記
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2008年05月18日(日) 今週の見通し・為替 円相場、もみ合いの展開か

 今週の円相場はもみ合う展開か。金融不安によるドル急落への警戒感はひとまず和らいだが、米経済の失速や原油高などによるインフレ圧力への警戒感が高まっている。景気とインフレを両にらみして円相場も売り買いが交錯しそうだ。市場参加者の予想は1ドル=103―106円台が多い。
 16日発表の4月の米住宅着工件数は市場予想を上回った。しかし主力の一戸建ては減少が続き、住宅投資に底入れ感が出ていない。一方で同日のニューヨーク市場では原油先物相場が1バレル127ドル台まで上昇、インフレへの警戒感が強まることも予想される。
 今週の注目点は21日公表の米連邦準備理事会(FRB)が4月29―30日に開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録だ。この時の会合後の声明文はFRBが利下げを小休止するとの見方を市場に広げたが、インフレにどう言及したかに市場の関心は高い。インフレを強く警戒する発言があった場合、利下げ観測の後退でドル買いが見込まれるが、物価高による景気への悪影響を懸念する内容ならドル売りにつながる可能性もある。


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