やるきまんまんの日記
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2008年06月08日(日) |
今週の見通し・為替 円、米景気材料に不安定に |
今週の円相場は原油急騰を受けたインフレ懸念と米景気の後退観測の2つの材料が綱引きになり、不安定な展開になりそうだ。 米連邦準備理事会(FRB)による利下げ観測が後退し、米金利の先安観からのドル安圧力はいったん和らいだ。しかし前週末には5月の米失業率が大幅に悪化したのをきっかけに、原油先物が1バレル140ドルに迫る一方、ニューヨーク株が急落。ドルが売られ、米国市場は大荒れになった。 市場では「円は1ドル=103―107円で振れやすくなる」との見方が多い。 インフレ関連の指標では13日に5月の米消費者物価指数が発表になる。市場予想(前月比0.5%上昇)を上回ると米国の利上げ観測が高まり、ドル買い材料になる可能性もある。 バーナンキFRB議長の講演も材料。このところインフレを警戒する発言をしており、市場の関心を集めている。もっとも雇用悪化が示したように米景気の後退懸念は根強く、大幅なドル高も予想しにくい。 日銀は12、13日に金融政策決定会合を開く。市場では政策金利を据え置くとの予想が大勢だ。
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