やるきまんまんの日記
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2008年12月14日(日) 今週の見通し・為替 円、高値圏で推移


 今週の円相場は高値圏で推移しそうだ。資金繰り難に陥った米自動車大手の動向に市場の関心が集まっている。米政府は金融安定化法の緊急融資で支援すると発表したが、一時しのぎとの見方から神経質な値動きが続きそうだ。市場参加者の予想は1ドル=88―92円台が多い。

 先週は米自動車大手の救済策を巡る米上院の協議が決裂。これをきっかけに円は約13年4カ月ぶりの高値となる1ドル=88円10銭まで急伸した。

 今週は米連邦準備理事会(FRB)が15―16日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)にも市場の関心が集まる。政策金利を年0.25%に引き下げるとの予想も浮上し、そうなれば日本の政策金利がわずかながら上回り、円高・ドル安の基調が定着しやすい。また会合後の声明で量的緩和政策の導入などに言及すれば、ドルはさらに買いにくくなる。

 一方、日銀が15日に12月の企業短期経済観測調査(短観)を発表する。金融危機の影響を受け企業の景況感は大幅に悪化するとみられ、一時的に円売りが進む可能性もある。


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