Onry Me
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| 2002年09月01日(日) |
ささやかな夏休みの思い出つくり(写真有り) |
先日、従兄弟に夏休みの思い出を聞いたところ、 夏休みは、父親の面倒を看なければいけなかったので 特にどこにも行かなかったとの答えがかえってきました。
従兄弟の父親は仕事の失敗で借金を抱えて以来、 数年前から、鬱病になってしまい、一時期は 自殺未遂を繰り返していました。
従兄弟の両親は大分前から別居をしており、 従兄弟の父親は現在1人で暮らしています。
従兄弟の父親は昔ほど、病状は酷くないものの 相変わらずのうつ状態。 以前のように遺書を送りつけたり自殺未遂を 起こすような事は無くなったけど、まだまだ 精神状態は不安定なようです。
そんな状態の父親を1人家に残してはおけないと 従兄弟は事あるごとに父親の面倒をみるために 1人で父親の住む家へと頻繁に泊まりに行っています。
従兄弟の母(私の母の妹)は叔父の事を嫌ってる から基本的に叔父の面倒をなんにもみないので、 叔父の面倒はもっぱら、叔父の兄弟と息子である 従兄弟によって行なわれています。
従兄弟は一人っ子だから、父親の面倒、母親のワガママ等。 事あるごとに、全ての負担が従兄弟1人の肩に圧し掛かる。
寂しそうに愛想笑を浮かべて 「今年の夏はどこにも行かなかった」 って私に言う従兄弟の姿を見て私は従兄弟が 心底可愛そうに思えてきてしまいました。
従兄弟と私は年齢が12歳離れているんだけど、 従兄弟は一人っ子ってこともあり、従兄弟と 私とは、昔から兄弟に近いような関係だったりします。
普段は私も忙しく、従兄弟に対して何かを して上げることがなかなか出来ないのですが、 今回、寂しそうな従兄弟の表情を見て、せめて 夏休み中に、どこかへ連れて行ってあげたく なったのです。
そんな訳で、私は従兄弟を魚釣りに 連れて行ってあげることにしました。 (・・・けっ、決して私が行きたかった からじゃないですよ(汗))
そして本日がその釣りの日。 夏休み最後の日に従兄弟と2人、車に乗って 奥多摩の方へと釣りをしに行って来ました。
夏休みも、もう終わりとあって、世間一般の お子さん達は宿題に追われて忙しいのか、 釣り場(管理釣り場)は私たち以外は3人 しかおらず、ほぼ貸切状態。
のんびりした雰囲気の中、従兄弟が少しでも 夏休みを満喫してくれればいいなぁなんて 思いながら釣りを始めたわけなんだけど 待てど暮らせど一向に魚が釣れません。
私自身は釣れなくてもいいから従兄弟には 一匹でも釣り上げてほしいなぁなんて 思いつつも私は1人、自然を満喫。
私は釣りが好きってよりも渓流沿いの あの雰囲気が最高に好きなのです。 綺麗な緑に囲まれての森林浴。 鳥の囀りや川のせせらぎを聞きながら、 のんびりボーっとするのは本当に心が 癒されるのです。
■この景色にα波出まくり状態■

素敵な場所でしょ? 都心から2時間。 こんなに素敵な自然があるのに ここは、東京なんですよ。
・・・しばらくの間、ボケ〜。ボヘ〜っと、 アホみたいな顔をして1人、釣りを していた私ですが、その直後、私の耳に 遠くの方で「釣れたよ!!」と従兄弟の 声が聞こえました。
■従兄弟。初ヒットに大喜び■

見ると体調30�冂�の立派なニジマスを 釣り上げていたのです。 その従兄弟の楽しげで満足感の漂った 表情を見て、私は従兄弟を釣りに連れて来て 良かったなぁって思うと共に、実は密かに 心の中でちょっとばかりのライバル心が 沸きあがりました(笑)
「従兄弟には負けてられないぜい!!」
その後、真剣に釣りをはじめた私の竿にも 当たりがあり、従兄弟と私は2人揃って めでたく魚を釣る事に成功しました。
■私もつれました♪■

って、せっかく記念に写真を撮ったのにさぁ、 良く見れば写真の左上にシャッターを切ってる 従兄弟の指が、かかっちゃってるじゃんかよ〜(;´Д`)
そんなこんながありまして?結局、最終的な 釣果は3時間余りの時間の中で従兄弟が2匹。 私が4匹。の計6匹を釣り上げることが出来ました。
・・・満足。満足。 夕方になり、私たちは心地よい充実感に 身を任せ、満足感に浸りつつ釣りを終わ らせる事にしました。
・・・んが!!
私たちは意気揚揚と帰り支度をし、釣り場の 管理事務所に戻ると、そこのおじさんが私たち の釣った魚を見て、あろうことか、私や従兄弟 の喜びに水を注すような一言を言いやがったのです。
「アレ?お客さん。それしか釣れなかったの? おかしいなぁ普通はもっと沢山釣れるはずなんだけど」
・・・って余計なお世話だっちゅうねん!! 人の喜びに水を注すなっちゅうねん!!
その後、管理事務所のおじちゃんは 追い討ちをかけるかのように、
「うちでは1人あたり5匹に満たない方には サービスで足りない分の魚を差し上げて るんですけど、宜しかったら差し上げま しょうか?」 等と、ご丁寧にも申してくれました。
「・・・ん、待てよ。10匹持って帰れる ってことは、私たちは2人で6匹だから、 後4匹を無料で貰えるってこと?」 「・・・う〜ん」 しばし考え込んでしまった私でしたが、 ここで、魚を貰っては何の為に釣りを したのかが分からないし、それは私たち のプライドが許しません。
答えは最初から決まっていました。
私は次の瞬間、きっぱりと、管理事務所の おじちゃんに言い放ちました。
「申し訳ないですけど・・・、 よろしくお願いします♪(満面の笑顔)」
・・・えっ!? 自分でも驚いた意外なこの一言。 従兄弟も不思議な表情で私の顔を 見つめていましたが、せっかくタダで くれるって言うんだから貰っとかないとね♪
こうして、長かった一日が終わりを告げた わけですが、その後、家に帰って釣った 魚を見せびらかして、
「いやぁ大漁。大漁。 10匹も釣れちゃってさぁ」 等と、大袈裟に虚偽の報告を家族の皆に 言いふらしたのは言うまでもありません。
正直、魚が釣れなかった、お父さんが釣りの帰りに 魚屋で魚を購入して家族に見栄を張るのと同じ論理 だったりするのですが・・・、このことは従兄弟と 私のささやかな秘密だったりします(笑)
なにはともあれ、従兄弟に対して、 ささやかながら思い出に残る夏休みを 過ごさせてあげられたかな?なんて 自己満足で思ったりしています。
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