一橋的雑記所

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2003年06月17日(火) 心配ご無用。

それでも己はちゃんと生きてますです(笑)。
雨降りの日は、好きなので御座いますですが。
色んな思い出が入り交ざって複雑です。

てな訳で。延び延びになっておりました読了本。
決して、内容のせいでは御座いませぬ(笑)。

○『深爪』中山可穂(新潮文庫)
親本が朝日新聞社発行なのですね吃驚(をい)。
そりはともかく。
中山可穂さんは(何故かフルネームでお呼びしたくなりますこの方は)
要するに「確信犯」なので御座いますです。
帯の「愛から生まれて愛を超えるもの」には、
さくっとヤラレそうになりましたですが(流石新潮文庫)、
その内容たるや、そんなに穏やかなもんでは御座いませんやん!とか思ったり。
この方の作品には珍しく、男性視点のお話も含まれた短編連作で御座いますです。
誰も彼もが転んでもタダでは起きない感じなのが、
これまで拝見した中山可穂さんの作品とは違うなあ…などと思ったり。
文庫でしか追っ掛けてないので、違うかもしれませぬが。
ともあれ解説の藤田香織さんが仰るとおり、入門書としては格好の一冊です。
喰わず嫌いな方には一応、お薦め致しますです。
(所で己別に「コアなファン」ではないので、この本でも十分満腹です/笑)
それにしても後書きにある「某女流作家」さんって一体どなたでせう。
宮部みゆきさんとかだったら相当に面白いのですが(をいこら)。


一橋@胡乱。 |一言物申す!(メールフォーム)

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