JERRY BEANS!!

2001年01月30日(火)

 人との間に「壁」を感じる時、それは冷気でなく暖気だ。…いや、
暖かいというより寧ろ、人肌の、生そのものの感触だと言う方が
良いのか。…誰かとは完全に交わり切れない事を知ると、そこには
安心感が鎮座する。近しい人が他人である事。自分に良く接して
くれる人が、自分とは完全に違う、血のつながりの無い他人だという
事。それは不思議な安心感。

肉の壁、心の壁、全ての壁という壁について、その尖端、その表面
に触れる事で、自分と他人の境界線ははっきりと自覚される。
そうして初めて、自分が誰かの側にいることを実感する。

だから、その壁に触れたくなるのかもしれない。


 < 過去  INDEX  未来 >


nana [HOMEPAGE]

My追加