男とヤってる最中は、不思議と生きている感覚がある。 愛とかそう言うものを取っ払って、体が生きていると、 心底感じる瞬間だ。
体が汗ばむと、胸元につけた香水が熱気で香る。 手首につけた香水の香が、男の素肌を滑る時、私はわりと 幸せ。
気持ちいいな、と思いながら、そんな事を冷静に考える 自分が、結構好きだ。
髪をくしゃりとする時の指の動きが好きだ。 その人は、私の声が好きだと言う。
でもそんな事もどうでも良くなるくらい、くだらない愛に溺れて ダメになるのも、悪くないのかも知れないと、そう思って、 今日も、眠ろう。
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