2001年07月02日(月) |
コリアンブームは突然に・・・ |
私の中で突然のコリアンブームが巻き起こってから、ちょうど一年半ぐらい。 それはもうビックウェーブでやってきた。 未だにそのブームが続いているから、私にしては結構すごいじゃないという感じ。
きっかけはいろいろあるのだけど、最大の引き金は「シュリ」。 ハングル語を始めようと思ったのはこの映画のお陰だ。 衝動的に2回も映画館に足を運んでしまった程。DVDも買ってしまった(^_^;)
それまで、ニュースから流れてくるお経のようななんとも言えない韓国語の響きには抵抗があったので、映画も受け入れられるのかという心配もあったが、全く問題なし。そんなことはどうでもいいと思える程、素晴らしいエンターテイメント映画。演技はとってもナチュラルだったし、それまで勝手に抱いていた偏見を吹き飛ばしてくれた。何より、南北分断について改めて考えさせられてしまった。
ブームがやってくる前までは、私にとっても「韓国」という国はやっぱり「近くて遠い国」だった。歴史が好きなので多少の知識はあるつもりだったが、知れば知るほど今の韓国に目を向けたくないという気持ちが働いていたのかもしれない。 そんな頃、大学である講義を受けた。 テーマは、今ちょうど話題になっている「韓日の歴史教科書をめぐる問題」について。ソウルの大学教授によるたった一日の講演だった。内容はとても興味深いもので、問題解決に向けての発展に期待が持てた(あの頃は)。これがコリアンブームに火をつけたんだろうなあと思う。
今、日本では教科書採択をめぐって様々なニュースが飛び交っている。 そして、あの話題の教科書も出回っているのだ。 危険、危険と言われているけど、その最大の問題は、読者がその危なさに気づかずにスラスラと読めてしまうことだろう。中学生用の教科書だからそれも当然。中には感動を覚える人もいるのかもしれない。
今日の朝日新聞に、教科書問題をめぐって日韓の地域交流イベントに中止や延期が相次いでいるという記事が載っていた。すごく悲しいことだな・・・。 歴史認識が多種多様なのは仕方がないことだと思う。私も韓国側の主張だけに賛同しているわけでもない。ただ、この問題に対しても冷静な目が必要だと思う今日この頃だ。(内閣の事に関しても然りだわよ・・・)
追記・・・なんか重くなってしまった。でも悲観ばかりしているわけじゃないので、大丈夫。私のコリアンブームだからやっぱりミーハー色が強いのだ(笑)。今年こそハングルを上達させて、韓国に行くぞう。エステだ、NANTAだ!ふふふのふ〜。
|