大空に飛び立ってしまった。
飛び立ってしまってからの彼らの行動は早い。 ああ、昔もきっとこうだったのかなあと思ったりもする。 戦前の空気。 それなら、人間たちがどうしようもなく繰り返してきた「事実」を実感できるというものだ。
転がりだす前に止められたかもしれないけれど、 その唯一のチャンスは、 ものすごい人数の割合でもって蹴飛ばされてしまった。 踏みにじられてしまったと思う。 転がりだしたモノを止めるにはどれだけの力が必要なのだろう。
今、声高に叫んでいる人たちは、 どちら側にせよ、 その権利を行使した上でシュプレヒコールしているのかしら?
やっぱり タイミングって大事。 あとからブーブー言ってもしょうがない。 実際、しょうがないのだ。
こんな事がこの国の歴史的転換点。 なんて嘆かわしい事だろう。 なんてダッサイのだろう。 過去ばかりを焦点にして、自虐自虐とは言うけれど、 それ以前に、未来に向かって今を誇れる歴史にしていければ、 そんな論争も起こらないんじゃないかしら?
今度こそ、 タイミングを見極めて、 ピンポイントで 的確に動く事が そういう事ができる日がやってくるだろうか。
私は叫ぶ気もない人間だし、 叫んでる人間に同調できる人間でもない。 やっぱりじっと見極めるしかないのかな。 人それぞれだろうけれど、 考えるのだけはやめないでほしいな。 明確な主義主張はできないけれど、それぞれ身近な恐怖の問題だと思う訳です。
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