古い魔法
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どういうわけか、そこにいるとバカにいい気持ちになってしまう地帯があった。これはなにもぼくだけではなく、みな口々にそういうので、ぼくは不思議に思ったが、そのころは景色のせいだろうぐらいに思って、あまり気にしなかった。しかし、そのたのしいような奇妙な気持ちが忘れられず、三十年後、再びその場所を訪ねてみたら、やはり三十年前と同じバカにいい気持ちになってしまうのだ。 散歩して、いつもなんとなくたのしい気持ちになる場所と、なんとなく暗いような気持ちになる場所なんかがあるように、場所は、ある種の感情みたいなものを確かにもっている。不思議に古い神社の場所というのは、快適な気分になるところが多いが、古代人というのはそういう気持ちを知っていたのかもしれない。
妖怪天国/水木しげる
コパ、来年の本出し過ぎ。稼ぎどきかもしれないけど、すでに哀愁。熱心に複数買う人いるのかなって思うけど、友達の家にもしあったら、こっそり熱心に読んでしまったりして。人に言えない悩みをぶつけてしまったりして。あれれ。
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