30歳までの Count Down
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先週末、友達の結婚式のため帰省した。 結婚した友達はD。
Dは、小、中と同級生で、数年前まで東京で働いていた。 東京では、同じ杉並区内のかなり近くに住んでいることが 判明してからは、同じく近所だったMと一緒によく遊んだ。 地元の友達では一番仲が良い。
そんな彼が結婚する話を聞かされたのは、 今年に入ってからで親父が死んだ少し後だと思うけれど、 2月の父親の四十九日で帰省した際に、 DとDの彼女(奥さん)とご飯を食べに行き、 そこで嫁さんと一緒に式に来てくれと招待された。
せっかく高速道路も1000円になることだしと、 これを機会と車にETCをつけた。 (正確には乗る場所によって1000円以上かかるけど)
で、結婚式当日。
式と披露宴には当然地元の友達が何人も出席していて おれにとっては久しぶりに見る顔なので、 ちょっとした同窓会気分。
披露宴が進み、新郎新婦によるウェディングケーキ入刀。
遠くから、高砂のあるステージ上でケーキをお互いに 食べさせ合わされているD夫妻を眺めていたら、 突然司会者がマイクを通しておれと嫁さんの名前を呼んだ。
『○○夫妻、前へお願いします。』と促され、 何がなんだか分かっていない嫁さんを連れてステージに上がった。
そこにはウェディングケーキに比べたら小さいけれど、 そこそこ大きい1ホールのケーキが。 そのケーキには「結婚おめでとう」の文字。
そのケーキにおれと嫁さんでケーキ入刀しろってことだと ようやく理解した。(二人ともかなり動揺していた)
スポットライトを浴びた中で、二人で大きなナイフを持ち、 促されるまま、ケーキ入刀。 自分たちに当たる光が強すぎて周りは全然見えず。 で、D夫妻が行ったように、おれらもお互いにケーキを 食べさせ合うという儀式をやらされた。
『愛情の大きさだけケーキを食べさせてください!』と 司会者が訳の分からないことを言っていたけれど、 おれは嫁さんが食べやすいようにそれなりの大きさ。 (決して愛が少ない訳ではない)
すぐ横では、Dが「してやったり」といった表情で おれと嫁さんを見ていた。
後で話しを聞いたら、地元の友達もこのサプライズは 知っていたらしい。 事前に知らされていたら、持って行ったカメラを誰かに渡して 写真を撮ってもらったのに、あまりに動揺していたので、 カメラのことはすっかり忘れてしまっていた。 まあ、誰かが後で写真なりビデオなりを送ってくれると思うけど。
かなり恥ずかしかったけれど、これは素直に嬉しかった。 式も披露宴も行っていないおれと嫁さんのために、 D夫妻が気を利かせてくれたんだろう。
二人に感謝。
ちなみに、日曜に東京に戻ってきたけれど、 11時に実家を出たにも関わらず、途中大渋滞にはまり 家に着いたのは22時過ぎ。 GWは一体どうなるんだ。
1881日後に40歳。
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