ホントは 自分以外の同種に触れること 苦手なのだらう
自分の縄張り しっかり持っているのだらう
入り口は狭く
砂時計の世界が 広がる
自分にとっての 『粒揃い』だけが 細い通路を 通り抜ける
毎日
あなたに埋もれて
あなたに溺れて
生きてるだけでいいなら
どんなに幸せか・・・
いや
幸せか??
どんなに両肺を膨らませても
足りない 苦しい
あたしの中の機能は
ときどき
油の切れた
古い機械みたいに
うまく動かなくなる
いっそ
きれいに
止まってしまえば
いいのに・・・
何も考えずに
あなたを抱き締めてしまえたら
あたしは救われるの?
あなたが救われるの?
違う道を選べないなら
もう 歩きたくない
「あなたより 先に逝ったりしない」
という
『あなた』は
あたしにとって 大切な人のこと
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