▼今日も半休。中国赴任から戻って来た人と軽く打ち合わせと今後の段取り。赴任しなくてもいいようになりたいやぁねぇ、とか話してはみたものの、そんなものは当分無理だと改めて思い知る。「早く中国戻ってね」との失礼なセリフに、相手もわかっているので笑いでごまかす。 ▼20時。今日こそは「LOTR」を見に行くぞと、早々に会社をとんずら。相手が一部と二部を見てから行くと言うので、それまで時間つぶし。「ジュンク堂」に行ってみると、欲しい本が沢山。いやしかし、先日の散財を考えたらここは我慢。店を見てまわると我慢も限界に達するので、ゲーセンの中でもぶらついてようと場所移動。 ▼「池袋GIGO」の地下に行ってみると、なんかムンとした熱気。相変わらずだ。対戦格闘ゲームを前にして「おじちゃん飢狼伝説で50人抜きやったことあるんだぜ」と、若者に愛のムチを与えるために着席。即行、返り討ちにあって撃沈。技の出し方が昔の数倍難しいんですけど。↑↓↑+PKとかが限界です。気を取り直し、ヴァーチャファイターならそこそこいけるかも、とか思いつつ対戦開始。ぎゃー、技が出なーい。受身投げのコマンドが昔とちがーう。等と、負ける前から言い訳開始。さすがに凹んでもうやらないと心に決めたのだが、「ロケテスト中」という限定のうたい文句に「ザ・ランブルフィッシュ」とか言うのをやってみる。覚えるまもなく終了。肩を落とし立ち去ろうとすると眼前に「激闘プロ野球/水島新司オールスターズVSプロ野球 」という長ったらしい名前の野球ゲームが。こういうのを待っていました。ドリームボールやら超遅球やらスカイボール、通天閣打法にG線上のマリア。水島ワールドを満喫。やっぱりあぶさんはかっこいいなぁと阪神に入れる。熱中しているととうの相手も到着し、じゃあ映画館に行きましょうということに。 ▼すぐそばの映画館に行ってみると、次回の上映は1時40分との事。ぴったり2時間もあるのでビリヤードでもやって時間を潰そうと決まる。久々のビリヤード。適当にキューを選んで9ボール開始。いきなり負ける。おかしい。手球が的球に向かっていかない。どうしてだろうと腰をおろすと、突然吐き気と悪寒が。またキタ。すーっと血の気が引いていくのを感じると共に、体が震えだす。「大丈夫?」の言葉に強がってみたものの、4ゲーム持たずにダウン。かなりヤバイ。店を出て薬局を探すものの、時間が時間なだけにどこも空いてない。仕方が無いので一度別れて、池袋の家に向かう。ブレーカー上げて部屋の電気をつけ、物色開始。無い。完全に荷物置き場と化した室内には生活必需品と呼べるようなものは無く、あるのは本の詰まったダンボールばかり。ところが、ここに無ければ無いだろうなぁと開いたサイドボードに風邪薬発見。案の定期限切れ。8ヵ月前に切れている風邪薬を栄養ドリンクと一緒に流し込み、再びサンシャイン通りへ。 ▼合流。まだ上映まで一時間近くあったのでファミレスで茶でもと移動。期限切れでも薬は効くようで、茶を飲んでる間に随分と良くなる。10分前に入館し、2階席最前列をゲット。いざ本編開始。こうなってああなってそうなって、サムいらなーいというシーン辺りで再び悪寒と吐き気。今度のは脂汗付き。ここでゲロったら怒るだろうなぁ、他の人たちどんな反応するかなぁ、と映画そっちのけでくだらない事を考える。スタッフロールが流れた時点で席を立とうとしたものの、相手が「スタッフロールも本編、立つ奴は邪道派」なのを思い出し、両手で自分を抱きしめながら我慢。 ▼状態としてはかなり最悪だったものの、なんとか最後まで鑑賞。普段なら鑑賞後の意見交換なるものをやるのだけど、今日のところはさっさと退散。大人しく布団に入って寝る。朝の7時。 ▼携帯の目覚ましが世界不思議発見のテーマを奏でる。時刻は12時。15時から打ち合わせなので、しぬーしぬーと呻き声をあげながらなんとか起きる。状態が良いとは言えないけど「後楽園で僕と握手」などと言いながら、熱に火照った手でふざけられる程度には持ち直した。人数分のプロットをプリントアウトし、風邪薬を倍の錠数飲んで出発。いざ打ち合わせの喫茶店に行くと、すでに一人が到着済み。15時半前には全員揃ったので、プロット打ちを始める。ああでもないこうでもない尺足りない、と大体の構成を決定。普通なら放送枠にそった尺になるのだけど、OVAで制約決定するのが自分だったりするものだから「尺増えたら増えたで対応」って事で落ち着く。本当ならその後にキャラデ打ちと企画会議の予定だったのだけど、さすがに体力的に無理だったのでプロット打ちのみで終了。キャラデの件はピックアップだけ決定して、あとは後日電話で対応ということに。一つ残念だったのは、せっかく来てもらったのだから晩飯でも一緒に食べたかった。まあ、次回のシナリオ打ちの時には体調万全にして、無理矢理にでも誘うことにする。 ▼事務所に戻り、変更・決定事項をちょっとまとめて再びダウン。ちょうど3時間置きに起きて着替え。明けて2時くらいになるとかなり体調が良くなったので、フリーのレンタルサーバーを探しにネット徘徊。結局、フリーはなんらかのデメリットがあるので、格安サーバーの申し込みを済ませて日記へ。何日かぶんを読み返してみると、1ヵ月後には闘病日記にでもなってるんじゃないかと。ま、愚痴が徐々に減って行けば闘病日記でもいいや。
▼さて仕事でもしようかと思ったら、HDDが一杯との表示。よくよく見てみると、ここ一ヶ月で使用した容量が100Gを超えてる。バックアップ取るのめんどくさいなぁ、消しちゃおうかなぁ、などと考えながらもおとなしくバックアップ開始。小間物を処理してから、目の前の仕事を片付け、そこから本格的なバックアップに。時刻は14時。これ終わったら久々にお酒など飲んじゃおうかな、などと思っていたら、バックアップ所要時間が3時間と表示される。終わるの17時。昼ご飯を兼ねた酒盛りは泡と消える。仕方がないのでカップラーメンで済まし、晩の酒盛りの手はずを整える。中野の名無しさんに連絡を取り、約束を取り付ける。酒飲みたいなんてめずらしいねー、とのお言葉。ガス抜きです。結局合流できたのが20時で、そのままネットで検索した「炙屋」へ。なんでも炭火で炙った魚が美味しいとの事。水割り片手にかんぱーい、と金曜の夜を男二人で始める。魚料理は美味しかったり普通だったり。炙りものは普通だし、お刺身も普通。串焼きのほうが美味しかった気がする。水割り一杯でいい感じに出来上がっていると、電話。仕事だったら切ってやろうなどと思いつつ、表示を確認。仕事じゃない事が判明。「いまどこ?」「いま中野で飲んでるー」「こっちも飲んでるー」「来いー」「来いー」とお互いオウム返しの内容。会話の内容から対面の名無しさんも察したようで「虹パパキター」と中ジョッキを飲み干す。ご名答。ついで電話の相手が代わる。それも察する感のいい名無しさん「mjキター」。こちらもご名答。結局、お互いの場所が遠いこともあって、また今度と落ち着く。たぶん、二人で酒飲んで話してて、僕の名前が出たんでかけてみよう、って辺りだろうと察する。「腹黒いとか話してたんじゃない?」「はっはっは」と会話にも毒花が咲き、腹もこなれる。さー、次の店どうしようとなった所で、前に連れて行ってもらったホテルのバーの事を思い出す。「ヒルトンいこー。ヒルトンのバー」とあまり乗り気でない名無しさんをタクシーで拉致。そのまま新宿へ。 ▼着くとホテルボーイ登場。「タクシーのドア開けて出迎えられたぞ!!」とかなんとか小市民同士盛り上がりつつ、いざ「ヒルトン」。生ピアノー、とか、外人さーん、とか言いながら、バーへ直行。再び乾杯。生バンドの演奏をまったり聞きながら、酒を楽しむ。「会社戻りたくない」。思ってしまったことは実行したほうがいいので、会社に明日は昼過ぎ入りますと連絡。そのまま中座してチェックイン。さて、俺は帰ろうかな、とかなんとかつれない事言う名無しさんに「お前も泊まれ」と半ば強制的にチェックインさせる。女の子にこれできれば、言うことないんだけど。で、目玉飛び出る会計にサインをし、一度お互い部屋に戻り、夜の新宿へ。 ▼2ちゃんねらーご用達のカラオケ「パセラ」到着。15名入るでっかい部屋に二人で入り「とりあえずソファー並べようぜー」とか言っていたのに、隅っこで縮こまるようにしてマイクを握る。一発目はやはり「上海ハニー」。今度こそ歌いきると意気揚揚に出だしでこける。名無しさんがダンス☆マンの「ニ中のファンタジー」を歌ったあたりで再度乾杯。僕コーラ。なにをとち狂ったのか名無しさんは「ハニトー」を注文。バカだ。名無しさんの「なんか切ないね〜♪」の歌声を最後に、お互い明日も仕事なので一時間で切り上げ。目の前には半分も食われていないハニトー。「あまーい」「くえなーい」。当たり前です。ハニトーはいわゆる罰ゲームに近いので、散々飲んで食って来た後に頼むもんじゃありません。 ▼戻りは酔い覚ましに歩いて行こうって事で、徒歩で向かう。確かこっちに、と歩いて行く。目的地発見。ちょっとなにかが違う。「パーク・ハイアット」、これ違う。あ。よく考えたら前に連れて来てもらったバーはハイアットのバーだった。ある意味正解。自慢じゃないけど徒歩での記憶力は0です。お互いに多分まっとうな社会人なので、部屋で飲み明かす案は放棄し、各々部屋に戻って就寝。 ▼朝、ラウンジで朝食をとってから出社する名無しさんを見送り、二度寝開始。チェックアウトギリギリの11時30分にロビーへ。軽い二日酔いのまま新宿をぶらり一人旅。そういえばヨドバシのポイント溜まってたなーとか思いながら、パソコンソフトフロアへ。あー、これ欲しいーとかなんとか思いながら、ソフトを一本購入。会社に電話すると昼ご飯買ってきて、って事なので小田急の地下で弁当と茶菓子を買って帰社の途につく。 ▼タクシーの中、ふと財布が気になり中を覗く。異様に軽い。「んふ?あれれ?」と計算の合わない計算を断念し、残高のみを確認して引き算開始。昨晩からの出費合計が明らかに。じゅうごまんえん。やばいです。amazonで本を買いまくったクレジットの引き落としがあるし、他にもヘッドフォンやらMP3プレイヤーやらがある。脳内電卓叩くことなくマイナス決定。おまけに土曜のくせに渋滞してて、タクシーの金額も倍近く。お腹痛い。 ▼とりあえず今月はおとなしく引きこもって、信長の野望onlineでもやって来月になるのを待とうかと思います。もしくはおごり覚悟でのお電話待ってます。
▼忙しかったわけで。火曜日は追い込みに追われて、終わってから深夜にチャット。プロットの打ち合わせをチャットでやるなんて、コンピューター社会だなぁとか思ったり。で、チャット終わって「明日の日記は書くこといっぱいあるぞ!」とか思ってたら、爆睡。もう思い出せない。なんでさっさと書かなかったんだろうと思い起こすと、25日が例の山場で、そのしわ寄せをくらった仕事が26日に集中したからだった。そりゃ、悠長に日記なんて書いてたら怒られる。 ▼「ねむり姫」澁澤龍彦/河出文庫 就寝前の読書に使ってた本は、ちゃんと読み終わっているのだから、日記書けないほどでもなかった気がする。澁澤龍彦は変換でも一発ででるくらいお気に入りの作家さん。作家としてお気に入りというよりは、資料というか知識として大変お世話になっている。よくよく考えてみると、小説はほとんど読んだことが無い。エッセイばっかり。なので、とりあえず短編集から着手。やっぱりいい。起承転結の形式化を否定するわけではないし、それ自体面白いけど、言わば本書は投げっぱなし小説。本書の終わり方を結とする人もいるだろうけど、昨今の風潮を基準にすれば投げっぱなし。事象を印象で魅せる作家さんも多いけど、本作は事象を事象として処理。印象の読後感とはまた一味違ったものを味あわせてくれる。ただ、どれも好みなんだけど、特に「これは」というものは無い。安定した筆力なんだけど、頭一つの作品が本書には無かった気がする。次は「唐草物語」かなぁ。 ▼ずうっとつかまらなかった絵描きさんがやっとつかまる。怒りゃしないけど、この空白期間のしっぺ返しがどんな形で来るか。来るのは僕にで、そこで止めるけど、なるべくそういった部分に気づいてくれると嬉しい。で、その件はその件で処理待ち。当面の課題は決算と社内体制の変更。課題というか、ノルマというか、逃げれない責務。ほんっとにこれ終わったら好きにやろう。手広く絵本やら小説やらOVAやら―――ゲームはいまんとこどうにもでけん―――止めてた企画をたんまり処理しちゃおうとか野望を抱く。プロデュースとかマネージメントとかディレクションとかやってると、いざ自分が現場に降りようと思うと結構障害が。毎日毎日、飽きずになんで同じジレンマに陥るのだろう。手先が器用なだけで、誰にも引けを取らない一つのポジション、ってのが無いからなぁ。どれかに集中しても会社傾かないかなぁ。などと考えてるので、暖かい手を差し伸べてください。 ▼今週の日曜は企画会議。プロット打ち〜キャラデ打ち〜企画会議と、なんか順番が逆のような流れでなんとかこなすつもり。企画会議というか、コンセンサスを合わせる作業のような会議かも。とりあえず作業はどうしたって流れ作業にはなるのだけれど、各ポジションが同じ方向を向いて作業するようにしないと。 ▼そんなこんなを胸に抱き、今日はみんなのお給料を振り込みに銀行へ。通帳からみるみるお金が消えていく。ちょうど友人が近くの会社に勤めているので、無理矢理呼び出す。同じ業界だから色々と情報交換やら何やらをして解散。戻って情報を分析してみると、あらびっくり。情報を裏づけするかのようなFAXが会社に届いている。3月は各社合同会議無いって言ってたのに、その情報を裏付ける行動が着々と業界内で進行しているようで。実際、かなり出席したくない。海千山千のつわもの達相手に、いい加減「あはは、僕よく知らないんですー。若いし♪」などというハッタリも通用しない模様。こっちの動きも情報として漏れてるだろうし、今まで騙されてくれてたのも、無害だったからだし。いやだなぁ。すんごくイヤ。 ▼結局パイは奪い合いになる。じゃあパイを自分で焼きましょう、とか考えると恐ろしい投資が必要になる。パイ焼き機に投資したら、その機械を維持するためにまた尋常じゃない労力と費用が必要になる。それで身動き取れずに倒産。実際、今回の情報もそこに行き着く香りがプンプンしてるようなもんだし。怖い。ウチはせいぜいレンジ兼オーブンでいいや。それがウチの方針。まぁ、器用で便利。可愛そうなレンジ兼オーブン。いつか頭からチーンチーン鳴り出すぞ、コラ。 ▼飲み屋で上司の悪口を言うのが僕の夢。下戸だけど。
▼ごろごろぴー。1日10回以上トイレに駆け込むなんて、食中毒だろうか。でも、吐き気は無いし。ストレス性胃炎とかって診断が出ると、最高なんだけど。 ▼案の定、愚痴日記の装いを帯びてきたので「信長の野望online日記」でもしようかと思ったり。愚痴、体調、食生活、本、ゲーム、仕事。このほかに何か書いたことあるだろうか。こう、色恋沙汰でも書ければ面白いのだけれど、煙も無いので火なんか起こりゃしない。 ▼んで、ネタ作りでもなんでもないけど「社会人がめざす通信教育ガイド」というのを購入。知人の「資格を取ろうと」という言葉に触発されたわけなんだけど、いざ資格を考えてみると取りたいと思うものが無い。パソコン関係の資格は「取っておいても損は無い」程度のもので、いまさら資格取ったところで先につながるプランなんか思い浮かばない。でも、勉強はしたい。というわけで「大学にでも」と思ったけど、時間が取れない。じゃあ通信だ、という結末。どういった学科にするかは検討中。理数学科に惹かれるものがあるけれど、基礎を中学・高校辺りからやらないとダメっぽいし、さすがに不可能かも。 ▼昨日といい今日といい、やりがいが欠落してるから何か新しい事や別の事を求めるようになると思う。やりがいが充実したら、それ以外の部分を持続することができるかは自信ない。心身のキャパを埋めたいのだけど、実際にキャパが埋まったらそれ以外のものはどうでも良くなる。恋愛も一緒。キャパにおける重要頻度最上位は仕事だから、仕事がキャパの全てを占めて無い時はいいけど、仕事がキャパを占めると恋愛は切り捨てられる。小説なんかも重要頻度的には恋愛とどっこいどっこいだし、勉強はキャパの変動にあわせて自分で調節できるからいいけど。相手があるものは「仕事忙しくなったからかまけていられません」ってのもなんかなぁ。ゆとりが無いのか、本来ゆとりにあてる分までキャパとして使用しているからなのか。ここらへんはそろそろ考えないとまずいわけで。食生活まで切り捨てるのは絶対に考え直そう。 ▼などと言っても、心身の充実を切に願うのは仕事が忙しい時だったりもする。この忙しさが終わったら、ぽっかり空くのかと思うと、先手を打ちたくなる。忙しいときに遊びたくなるし、小説も書きたくなる。色恋に浮かれてみようかなどとも考える。実際に暇になってみると、だらだら仕事して終わり。うわ……ダメ人間の典型例。 ▼今年の目標は「生活のメリハリ」に変更。ここ数年で一番難しい目標かも。数値のわかる収益とか作品数とかのほうが、簡単に思える。メリハリかぁ。まずは仕事する日と休む日をきちんとわけよっと。目標達成の為に、皆様協力よろしく。
▼土曜日なにをしたっけなー。ああそうだ、早朝仕事してたらまたまた同じようなミスが発覚したので、別部署の長っていうか、新代表相手に恒例のやりあいを繰り広げたのだった。なんであそこまで段取りを決めてあげて、その段取りが上手くこなせないのだ。ミスだらけ。僕の時点で初っ端のミスが発覚したら、それを修正するのにそこまでの作業を全部見なおさなければならないのは、相当なリスク。こちとらケツに納品と締め切り控えてんのじゃー、おりゃー。チェック機構は二重三重とかのたまうので、二重三重目があれば一重目はザルか、おりゃー。とかなんとか。その横で山ぐっぴーは慣れた様子で「ラジコン走らせに行ってきまーす」と、満面の笑みを浮かべて退社。いってらっしゃい。僕のラジコン、ホコリまみれ。 ▼「他人の仕事を三割増やしたら、自分の仕事も三割増えると思え!!(僕はいやだけどね)」と捨て台詞と心の声を残して、段取りの改善策を考えながら伝票チェック。無論、終わったら信長の野望。「ご一緒にどうですかー」にほいほい付いて行く。終われば本読んで就寝。連絡をくれるといったN氏からの電話は来ず。 ▼明けて日曜。深夜0時過ぎを、明けた、と言うのはちょっとあれ。メールをチェックすると、例の企画のプロットが来てる。わーい。早速読み始めると、案の定降って沸いたように別の仕事が。やだ、やんない、明日やる。とは言えない悲しい状況。Mさん頑張ってあげたのに、一日寝かせておくのは忍びないし。処理後、プロット確認して自分なりに考える。今日中に打ち合わせを設けよう。そして信長開始。仕官一日目にしてレベル8に到達。がんばるど。 ▼着々と信長を進行させていると、N氏から電話。渡りに船なので、打ち合わせを17時に設定。信長続行。今度のパーティーは僕を除いて高レベル。直接攻撃に参加しても役に立たないので、味方の護衛にまわる。これがなかなかいい感じ。「生き方みつけた」と呟くと、なぜか笑われる。どうして? ▼打ち合わせの準備の為に信長終了。人数分+αのコピーとって、いざ出陣。向かうはいつもの町のいつもの喫茶店。マスターも勝手知ったもので、店内は明らかにそれらしい人と一般人で席の配置が分けられてる。サンライズの別会議室というのは、町中が知ってるのかも。で、別会議室のおすそ分けをもらいながら打ち合わせ。総尺の見直しも検討材料に。10分増やすだけで、色々な事が変わる……特に予算(泣 ▼気が付けば4時間経過。再び思うのが、プロデューサーはつまらないと言うこと。現場戻りたい。お金を仕切ってる人間が現場に下りたらろくなことにならないのは身をもって知っているけど、それならお金は誰か別の人にやってもらって、僕は現場をやりたかったりする。それでもこの企画と、そこから続くこのラインではプロデューサとして山を登ると決めたので、ぐっと我慢の子。それでも湧き出た現場欲は抑えられなかったので、別口の仕事の営業を始めることに決める。脚本業復活の予感。さしあたっては目の前の相手に営業開始。よろしくお願いします。他に営業をかけないところは、パンクしないコツなのかめんどくさがりなのか、たんに数こなしたくないのかは自分でもわからなかったり。 ▼帰社。とうとう来ました。23日に集中するであろう作業が、案の定目の前に詰まれた瞬間。しめて500カット。通常の5倍。死ねる。現在午前8時。それでも終わったのは半分の250。残り250全ては劇場作品。納品18時。地獄。それが終わったら、打ち合わせで出たプロットの事項を話し合わねば。ちょっとだけ、そう、ほんのちょっとだけ、先方様の時間の都合がつかなくて話し合いの場を作るのが延びちゃったりなんかすることがあったら、もしあったら、嬉々として寝る。 ▼連絡取れない原画家が一人いた。つかまるまで寝れないんだった……。
▼ぼぉっとした頭のまま吉祥寺へ。なんか、出かけるのは吉祥寺だけのような気がしてきた。銀行に行ってここの日記のお金を払う。3,900円で半永久使用可能と言うことなので、長く続いてくれることを期待する。それから旅行代理店へ。仕事関係のチケット手配を済ませ、店員に「エストニア行きたいんですけど」と切り出す。どこ、それ、という表情の後、バルト三国であることを告げると「ロシアのビザが」とか言って来る。ロシア経由ならまだしも、タリンならビザ必要ないと思うのだけど……。軽く見積もりしてもらって、案の定50万ってとこで落ち着く。悩む。 ▼旅行代理店を出た後に、会うような気がしてならなかった人とばったり会う。まあ、あの方の会社の隣が旅行代理店だから、致し方ないかも。名刺がちょうど切れていたので、そそくさと退散。多奈加亭でミルクティーとスコーンを堪能しつつ、ませた女子高生みたいな昼下がりだなぁなどと思いながら、スコーン二つで満腹に。不動産屋を経由して映画館へ。瞼を閉じればガンダルフ。裏切って一人で先に見ると後が怖いので、ここは我慢。我慢のご褒美に信長の野望onlineをとうとう購入。さっそく事務所に戻り、プレイ開始。 ▼経験値集め、だいっ嫌いなんだけど……。それでも「おたのぷなか」の名前につられてか、「パーティーに入らない?」と声をかけてくれる人がいたので、ぶっ続けでプレイ。やっぱりだるい。周りはいい人なんだけど、序盤のシステム辛いよ。 ▼社内で大不評のシークヮーサーを眠気覚ましに飲みつつ、うつらうつらしていると、UOのYAMATOサーバダウンの報が入る。ハードウェアに重大な障害って、なんだろ。 ▼ハードウェアに重大な障害と言われて思い出すのが、学生時代の出来事。パソコンが壊れたので見て欲しいと言われ、いそいそと当時者宅へ。どうもなにかがショートしたような現象だったので、とりあえずケースを持ち上げる。ふと、ケース内部から微かな羽音。思えば、ここで逃げ帰ればよかった。ドライバーでネジを緩め、いざ御開帳。さわさわさわさわと、手の甲と腕を縦横無尽に駆け巡る黒い物体。夏場の汗ばんだ肌の上を、おぞましい数の触手と節足が撫でていく。ゴキブリ。別名、黒い悪魔。「うわぁぁぁぁ」と叫びつつもケースを放さず、あっちに行ったりこっちに行ったり。当の家主は「外でてけ!!」と叫び、僕は「てめんだろ、ふざけんな!!」と罵倒を返しつつ外へ。とりあえず素早く慎重に外に置き、ホウキでケースをカンカンと叩いて、中の物体を追い出す。放置してしばらくしてから中を確認すると、そりゃショートもするわという惨状。なんか小さなアズキのようなゴキブリの卵と、感電死したゴキブリの死骸。「少しは掃除しろ」とか「おまえには言われたくない」とか散々言い合って、その日は自分の家に帰るのも怖くなってカラオケボックスで過ごした記憶が。後日聞いた話によると、パソコンケースの中はゴキブリにとって大変良い環境のようで。あ、あと、遅くなりましたがゴキブリ嫌いのB氏は読まないように。 ▼当の昔の出来事なので、そんな事を思い出しながらも三越で買ってきた「銀座あけぼの」の海苔煎餅をぱくつく。22時を回った頃に急激に眠気と悪寒がこみ上げて来たので、おとなしく就寝。 ▼目の前を大量の仕事が通り過ぎていく。納品日の23日と25日はいったいどれだけのチェックをやる事になるのだろう……。
▼正しく美しく、と続くご大層なタイトルの割には何のことは無い、一日の出来事を思い出せなかっただけ。時間軸に沿って出来事を整理しようと思ったら、並びやしない。どれが先でどれが後の出来事か、さっぱりわからない。熱と体調のせいと思いたいけれど、結構こういった事が多いので考えさせられる。 ▼健忘症とかとは違い、別の部分の問題なんじゃないかと思う。普通、海馬での行き来が記憶としてインプットされることに重要な役割を果たしているのだけれど、出来事の大半をニューロンのネットワークを通さずに処理でもしてるんじゃないか、そんなとんでもない事を考える。すべてを条件反射のように処理して、興奮や刺激とは無縁な作業としてしまってるんじゃないかと。咽が渇いたから水を飲む。生理的な現象で、条件を提示されての反射行動。もしくは、生活の中での出来事全てが、ものを取るための到達運動みたいな感じで処理されているのかも。何にしろ、記憶にも残らない無刺激・無興奮な毎日を過ごしていると言うことには変わりは無いわけで。 ▼それでも何も覚えていないというのはかなりヤバイわけで、覚えてる部分から芋づる式に思い出す努力をしてみる。確か、寝たのが16時頃。寝るまでは制作の人間とバトンタッチするまでの暇つぶしに、ネットを徘徊。オースティンの言語行為論を調べてた気がする。ネットだけで調べるのに限界があるなぁとか考えて、例によってamazonで「言語と行為」を買うか迷った事も思い出す。その後、UOでカキンカキンとスキル上げをしてたら、あまりの単調さに気持ち悪くなってログアウト。お腹が減ったと豚しゃぶなんぞを作り、グランベリージュースで流し込んだ記憶が。その後、やっぱり気持ち悪くなって薬のんで、寝た。素晴らしい、全部思い出した。なんか、思い出すのがかったるかっただけのような気がしてきた。 ▼深夜に起き、メールチェック。ジャパンオープンのチケットが取れたというご連絡。それも二列目。かなり行きたい。でも仕事が……などと悶えていたら、案の定仕事のメール。タイトル欄に「今日の送信について」の文字。メール開いてみたら、あらびっくり。「たぶんありません」だって。うちの部署の仕事は、今日は無いということなので、友達裏切ってLOTRを一人で見に行こうか等と画策する。帰りに「多奈加亭」でお茶など飲んでまったりしつつ、信長の野望onlineなんぞ買ってしまおうかと考えるわけで。この仕事の一番の欠点は、友達と時間がまったく合わない所。普通の社会人は土日が休みなのに対して、うちの仕事は土日月がピーク。土日に抜け出して遊ぶのは至難の業。その反動で平日にぽっかり休日が出来たりしても、こちらは普通の社会人は仕事の真っ最中。やはり、友情を維持するためにもまとまった休みは必要だと思う。愛情は、あはは、いまさら休みもらったってもうおせー。 ▼それでも休みは欲しいので、先日社内で「うちは今年、夏休み無しっ!!」とのたまったのと同じ口で「夏休みは10日間くらいでいいかな?」と提案する事に決める。10日取れたらどこに行こうかとネットチェック。すかさずモンゴルは外す。イギリスで本場の紅茶なんぞを頂くのも風流ですな、と思い立ち「英国紅茶博物館」の館長さんに美味しいところ教えて頂くというナイスアイデアを連想。すかさずHPに行ってみる。な、な、「永らく御愛顧頂きましたが、2003年5月31日をもって閉店致しました」ときたもんだ。そりゃ随分行ってなかったけど、なんて切ない認知の仕方。館長さんどこ行ったんだろ。 ▼思えばイギリスは留学予定が留年でオジャンになった地。そうだ、はなから縁起の悪い土地だったのだ。ご飯の不味い国とも聞くし、他だ他の国だ。そうとなると行きたい国は絞られてくる。リヒテンシュタイン、インド、エストニア。リヒテンシュタインは言うなれば「カリオストロ」。クララに会えるかも知れない。実際そんな事はどうでも良く、公国というのを見て回りたいと言うのが本音。ただ、すでにケチが付いた。母上様より「あんた、どこか旅行したい国は無いの?」のお言葉を頂戴し、「お金が溜まったらリヒテンシュタインに行きたいな」と答える素直な僕。母上様、アヒャ(゚∀゚)とでも言わん顔で「先月行ってきた」と自慢気に写真やらビデオやらをお見せくださる。悔しいので「おまえらの行った事の無い国に行ってやるー!」と大見得をきる。そうなると、インドとエストニア。インドは体調のいい時で無いと、真面目に死を心配しないとならないので、エストニアが有力候補に。「エストニア」、なんか調べてるだけで楽しくなってくる。エストニアについてはここのページを見ておけば大概問題は無い。よっしゃよっしゃと気分を高めつつ、旅行にかかる金額を弾き出す。……とおかかんで50万前後? ▼脳内海外旅行は終わり。とりあえず吉祥寺にでも買い物に行って、全て忘れることにする。タイトルにオチが付いても、別に面白くも嬉しくも無いわけで。
▼久しぶりに午前中の太陽の下を行く。と言っても、10分で着いてしまう吉祥寺。さくっと銀行で用事を済ます。買い物三昧とでもいきたいところなんだけど、定期的にこみ上げる吐き気に断念。替えの服だけでも購入しようと、手近な店へ。安いんだけど、なんかB級品の香りが漂ってる。とりあえず、目をつむって購入。 ▼「信長の野望online」の為にLaox方面へ足を伸ばしかけるが、500m以上は歩けそうも無いのでこれまた断念。貧しい食生活を思い出し、食料の買出しにいそしむ。もずく、シャケ、シークヮーサー、グランベリー、八宝菜。足りない分を補うための完璧な選択。そして難関のレバー購入の為に「ミートショップサトウ」へ。相変わらずメンチカツに行列が。吉祥寺名物。個人的には「小ざさ」の羊羹の方が並ぶ価値はあると思う。そんなメンチ大行列の横を通り、肉のレジへ。「いらっしゃいませ」「レ、レバー……じゃなくて、牛のしゃぶしゃぶ肉下さい!!」誘惑には素直に従うのが、体には一番いいのです。やはり松坂さんは最強です。 ▼プリンと杏仁豆腐をお土産に事務所へ。とりあえず軽く昼食を取って、薬を飲んで寝る。日付変わって早朝、しゃぶしゃぶ肉を湯がいていると「レバーじゃねぇのか」「またかよ」などとうるさいので、口の中にしゃぶしゃぶ肉放り込んで黙らせる。押し黙る。勝利。ただ、なんとなく食われただけのようで釈然としなかったので、ささどうぞ、とシークヮーサーを原液で飲ませる。悲鳴を聞く前に退散。 ▼本日のお仕事をこなす。2クールも佳境。そろそろこの作品も終わりなのかと考えると、ちょっと感慨深いものが。会社の利益の何割をこの作品が与えてくれているのか。それが無くなる怖さを思いながら、新番の量を思い出しまた頭痛。とりあえず、うちの部署の仕事はほどほどでいいです。 ▼例の企画の企画書作成開始。とりあえず対スポンサー用の企画書としては無難なものが出来上がる。あとはプロットとキャラ等の絵素材を効率よく見栄えよく配置すれば終了。内部的な予算とスケジュールはまだまだ先に。声優さんのキャスティングは、音響スタジオに任せるか自分で選出するか熟考中。 ▼UOをしていない事に気づく。TCの課金も忘れてる。よし、このままネットゲームからは足を洗う、なんとことはまず無い。東映さんの新作風に言うなら、ぶっちゃけありえない。そういえばO嬢、ハム太郎の脚本で大忙しだとか。うちの仕事もやってね。もしくは、お婿にもらってw
▼吐き気・腹痛・ダルさの3連発を頂き、昨日の日記終了後にダウン。久々にキタ。潰れたのが9時で、何とか復活できたのが4時だから、19時間のダウン。携帯も出なかったので、実家から「また倒れたかと」という電話が事務所に直接入る。案の定、倒れていたのだけど。今回は即入院ってほどのものじゃなかったけど、これを繰り返しているとまた病院の厄介になりそう。 ▼19時間連続でダウンしていたら仕事は回らないわけで、しばしば起きては仕事に手をつける。こっちの部署に人回してもらって人材育てないと、いい加減やばそうな雰囲気。スケジュールが早くからわかっていれば、仕事の薄い時に休みが取れるけど、いつ入るかわからない状況ではそれも無理なわけだし。「風邪引きました」で休みが取れる部署の人が羨ましい。 ▼とりあえず今から弁当屋に行って、薬飲むための食事の買出しに行こうと思ったり思わなかったり。先延ばしにしていた人間ドックも行かないとダメかも。 ▼メールも溜まっていたことに気づく。その中で、面白いニュースが一件。リウマチのメカニズムが解明されたとの事。国立相模原病院を中心にした厚生労働省の研究班が解明したとの事。ちょっと辿ってみるとこの研究班、発足は昭和48年。現在の名称は「国立相模原病院臨床研究センター」。沿革に流れが載ってた。メカニズムが解明されなきゃ話にならないのは確かだけど、メカニズムが解明されていてもどうにもならないものも結構あるので、今後の研究開発に期待。ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、クローム、ヨード、コバルト、セレニウム、マンガンを不足させなきゃ、大体は健康でいられるだろうなぁとか思ったり。サプリメントとやらはべらぼうに高いので敬遠してたけど、とりあえずこの4多量元素・8微量金属だけは抑えてみようかな。あ、でも、微量元素以外にもビタミンとかも取らないと……とか考えると、やっぱりあの大量なサプリメント郡にまみれるしかないような。 ▼そう考えると今回の自分の症状は、何か明らかに不足した事が原因じゃ無いかと思ったり。味覚障害の時は亜鉛の不足だったから、今回の症状から推測するに……ビタミンB1・B2・B12・C、酢酸、ナイアシン、ビオチン……なんか身に覚えがあるものばかり。要するに魚とレバーと野菜と果物が不足しているという、かなりわかりやすい結論が導き出されるわけで。レバーは嫌いだけど、唯一食べることの出来るレバ刺しを焼肉屋で補充したつもりだったのに。野菜はまあ慢性的に不足で、魚はなにそれって感じだし、果物は100%果汁で取ってるような無いような。ま、とりあえず気をつけよう。 ▼んで、弁当はとんかつに決まり。
▼今日の記憶、ほとんど無い。そんな状況だったことだけとりあえず明記。
▼15時に眠りにつくのだが、電話のオンパレードでまともに練れない。六時には打ち合わせの時間が決定したとの事で連絡が入る。19時、用意を整えていざ出陣。タイトルの確認やらスタッフ構成やら、グロス先やらを大まかに話し合う。問題は無いといいんだけど、まずは企画の熟考から。方向性決めないことには、どうにもこうにも。 ▼23時、帰社。チェックが待っている。雑用済ませて、nabeさんとチャット。結局の所、大概の疑問は経験が洗い流してくれるので、問題は無いかと。ある程度のところまで行き着いたら、そこはそれ、才能とやらが関係してくるのだろうけど、シナリオで言えばそれらの才能は「着眼点」「発想の転換」「構成の妙」だと思っている。その他の部分は言っちゃえば、脚本担当には関係ない。他人の仕事の領域は、その人にとっての領分なわけだし、後はゆだねるしかない。バトンタッチを安心して出来る仕事上の信頼が構築されれば、良いわけで。で、色んな人と色んな仕事をして、自分にとっても作品にとっても良い組み合わせが出来上がる。なんでもやるのがベストかも。 ▼ふと思い出すのが「発想の転換」。「着眼点」や「構成の妙」はどうだったのかはわからないけど、ド新人のときに言われた言葉。監督から「引出しが少ない」というかなりきつい言葉。自分なりに考えるところがあって、何が原因なのかを探してみる。見つかるまでに2年近くかかった。始めは「引き出し」をアイデアや着眼点と同義語だと思ってたけど、その時点から間違い。引き出しは発想のバリエーション、ひいては「発想の転換」になる。プロットからシナリオ段階まで進んで、ああでもないこおでもないと、より良い方向に模索する。その模索の際、自分自身でプロットから逸脱しない範疇で模索を開始していた。求められているのは、転換であって、焼き直しでは無い。一度書いたものに固執しているあまり、発想はいつまでたっても焼き直し。自分で自分の引き出しに鍵をかけて、この引き出しの中の発想しか使えないと決めてかかる。つまらないブレンストーミングばかりやってたせいかも。他人から見れば繋がりの無いブレンストーミングの方が、重要なんだと思い知る。その点、たれパンダとかすしアザラシとか見ると、なるほどなぁと思ったりもする。形状だけじゃなくて、発想自体も異種の組み合わせが重要。そんなことを思う。 ▼異種の繋がりを構造的に面白く表現して、一つの作品にしたのが「マグノリア」だったりするわけだが、あれは鍵のかかった自分の発想に気づいたときに見ると、とても為になる。最後の蛙の雨は、へーベルとひっかけて作品自体を揶揄しているようにも思えるけど。あれが無かったら活きなかっただろうな。まあ、そんなことを思い出すきっかけは他にもあったけど。 ▼脳内で昔話が華を咲かせつつも、今日のところは言葉にするのは自重しようとチャットを終え、仕事へ移行。とっとと済ませて、仮眠じゃなくて本眠取ってやると息巻く。うおおおおお、とおなかの痛みも何のその。納品無事完了。 ▼寝て起きたら今日こそ「星海の楽園」に手を付けるぞなどと淡い期待を抱くのだが、法務局と銀行にいく用事を思い出し、期待は霧散。仕方が無いので眠りにつくと、お腹の痛みがズンドコと暴れだす。正露丸のんで、忘れていた日記に取り掛かる。自重もすると日記のネタが増えるらしい。そんな日記もそろそろ終わり。どうしよう、まだ痛い。お昼には起きないとまずいのに。
▼昼になったらWG氏に電話を入れるのだと、睡魔と闘う。KO負け。気づけば午後七時。ごめんなさい。枕元の携帯には「着信有り15件」の文字。2つ仕事で、残り3つが私用。5×3=15。仕事の状況聞いてから、WG氏に謝りの電話を入れる。 ▼夕方の仕事は無かったのかしらと確認すると、どうもスケジュールが遅れてるとの事。そうとわかっていれば遊びに行けたのに。さらに仕事の電話をかける。日曜の午後にキャラデザの方との打ち合わせが予定に入る。資料用意してないよ。まあ、顔見世ということで。 ▼カラオケの誘いだろうとたかをくくっていた電話が、重大な連絡だったことを知る。「今日、LOTRオールナイトだよ」「マジか!!」しかし、スケジュールが遅れている仕事が何時に来るかわからない。タクシーすっ飛ばしても、深夜一時あたりがポイント。そしてこのポイント、あえなく崩壊。結局夕方と夜の入れがまとめて深夜二時。まるまる土曜日を棒にふった。スケジュール未定の余波はこれに留まらず、お誘いを受けているジャパンオープンすらも行けるかどうか。チケット、月曜日から発売なのに。でも、下請けだから文句言えない……。 ▼なるようになるさと一服、しようと思ったらタバコが切れていたので、社用自転車でコンビニへ。深夜の青梅街道に車は無く、四車線のど真ん中を走る。ストレス溜まってるのかも。途端、信号で停車していた車が前後から迫って来る。慌てて退避。コンビニで立ち読み。腕がツる。タバコと茶菓子と飲み物を買い込み、事務所へ。マンション情報を検索するも、手ごろな物件はヒットせず。ダメなときはなにやってもダメらしい。 ▼懲りずにUO開始。育て中の鍛冶職人が武器強化を出来るようになったので、お気に入りの武器を強化する。ポキッ。おおお、折れたぁぁ。苦楽を共にしてきた武器が画面から消えるのを目にしながら、これが今日一番辛い出来事だと言うのもちょっと社会人としてあれだなぁ、などと達観していると、背後からPKの襲撃を受ける。もうどうにでもしてくれ。案の定どうにでもしてくれて死亡。主人と一緒に殺された馬を蘇生させるために最大都市ブリテインへ。さあ蘇生できる人を探そうと思っていると、馬が蘇生されている。辺りを見回すと、馬から離れていく御仁が。「ありがとう」の言葉に「NP(ノープロブレム)」の文字。ああ、ええ人や。これでなんか今日一日が報われたと思ってしまう自分は、なんと安上がりな人間なんだろうと思いつつ、デーモンに戦いを挑みに行くのでありました。 ▼UOに関する表記が一番長いのも、日記として問題だ。
▼うーん、季節はずれの新社員募集を行った結果、学校の事務からわけのわからん電話がかかってくる。 「Bが出来る生徒がいるんですけど、どうですか?」 「あ、いや、うちはAが出来る人が欲しいんです。Bは関係ないので」 「じゃあ、Aも出来ます。Aも出来るBならどうですか?」 「Bも出来るAなら考えるんですけど……」 メインの職種はあくまでAなんだから、Aをおまけにされても無理。Bであんな固定給出せる会社、この業界のどこにあるんだ。潰れてまう。 ▼「姫椿」浅田次郎/文春文庫 馬苦馬苦言ってる方に薦められた浅田次郎も、はや数冊。短編はそろそろ網羅か。八つの短編で構成された本書。浅田次郎短編のいいところは、だいたい一つか二つはお気に入りがあるところ。で、当の本書で言えば、これが無い。浅田次郎だからといってお涙頂戴を期待していたわけではないけど、本書でしみじみと思ったのは、お涙頂戴が無いとつまらない、といったところ。まだ長編は一冊も手を付けていないからなんとも言えないけど、短編で浅田次郎の力量が発揮されるところは、泣かせどころ。逆にいえば、泣かせどころの無い浅田次郎短編は、抜きん出たものが無い、凡作だと思う。ただ好みだけで言えば「マダムの咽仏」は割と好きな作品。とりあえず、次は壬生義士伝に挑戦予定。 ▼澁澤龍彦の「ねむり姫」を読みながらうとうとしていたのが午前10時ごろ。気づけば午後7時。寝すぎ。何か仕事に変更が無いか尋ねてみると、変更だらけ。とりあえず上がっている分のチェックを済ませ、さあUOでもして遊ぶぞと思った矢先、データ転送が出来ないとのトラブル。先方さんがやり方をわからなかっただけだったけど、おかげでサーバー容量が限界に近づいていたことを確認。とりあえず、一番領域を取っていた自分の部署のデータを捨てる。わ、8割空いた。 ▼今度こそはとUOに赴くと、どのダンジョンも満員御礼。金曜日の夜だと気づく。仕方が無いのでせっせとスキル上げ。だるい。あとちょっとでGMになるのに、そのちょっとが恐ろしく遠い。 ▼仕事の変更が形を見せだす。とりあえずモノを持ってきてもらうことになったけど、どうも三回に分けてくるとの事。朝、夕方、夜。綺麗に8時間ずつずれてくれているので、寝る時間が取れそうも無い。とりあえず朝一チェック。一箇所リテイク。現在納品準備中。まあこう言っちゃ悪いけど、自分の関係した作品だけは無事放送されてくれれば問題なし。おかげさまで今日こそ本放送見れそうだ。普通寝てるよ、実際。
| 2004年02月12日(木) |
焼肉とヘッドホンと華原朋美 |
▼htmlいじるのが面倒だったから、日記も続かなかったんだ。そう自分に言い聞かせてはや一週間。大丈夫、まだいける。 ▼仕事を早々に済ませ、ヘッドホンを買いに中野へ。帰省した際にW1000持って行ったら、母上様から「くれ」の一言。ちょうど誕生日。だめだ、逃れられない。そんなわけでもう一個購入。MP3プレイヤーも寄越せとのことだが、こちらは回避。10万近い誕生日プレゼントなんて、スナックのお姉ちゃんにだってやらん。 ▼中野のアパレル男と合流。晩飯の前に買い物に付き合ってもらう。素晴らしきかな、CDのワゴンセール。一枚300円と100円のコーナーに分かれていたので、迷わず100円へ。ろくなもんが無い。それ以前に洋楽が皆無。仕方が無いので、洋楽だけを選び抜く。さらにそこから厳選を開始。「いらっしゃいませ」とでも言わんとするポーズの男性が居並ぶCDと、パッケージに何も書いていない摩訶不思議なCDを発見。止めるアパレルの言葉も何のその、二枚とも購入。しめて10枚、1050円。 ▼中野ブロードウェイのヲタッキーな店構えを練り歩く。コスプレの店まである。何か、得体の知れない危機感を抱く。秋葉原の次は、ここが聖地となるのかもしれない。 ▼否酒、の言葉に寂しそうにうつむくアパレル男と焼肉屋へ。値段の割にはいいもの出すよ、との言葉どおりでなかなかのお味。場所覚えとこ。JINROハーフボトルを空けたアパレル男の口から「モンゴル行きてー!!」のお言葉。普通の旅行代理店ではビザが取れないとかなんとか。たぶんそのビザ、天国への片道切符になるのではないかと。 ▼食いも食ったり7800円。割り勘で3600円。満足。しかし腹の満足と、カラオケは別物なので、夜の中野をカラオケ探しの旅に出る。覚えたばかりの「上海ハニー」をたどたどしく歌いきり、マイク交代。アパレル歌うは「ラフメイカー」。曰く「バンプいいよね、八頭身に(割愛)」との事だが、Flashになっていない曲は知らないらしい。ダメダメだ。んで、最後に「宝島」EDテーマを大の男二人が歌う。「にいちゃん少年が大人になるのって好きじゃん。俺も好きー!!」、との言葉は舌足らず。酒、弱くなったね。居酒屋で日本酒かっくらい、「お客さん、ここは踊る場所じゃないので」と注意された彼ももう三十路。どうするよ俺たち、老後。 ▼事務所の土産にたこ焼きを買い、帰社。ちょうど夜食を食べようとしていた人に、さも恨めしそうな視線をいただく。メールチェックの後、ネット徘徊。ふと、購入したCDの存在を思い出す。 ▼最初に封を切るは、あの未表示CD。ドキドキしながら開けて見ると「TOMOMI・KAHARA」の文字。やられた。十数分後、撃沈。まともに聞けるものは例の「いらっしゃいませ」と華原朋美のみ。さすがに100円CDは当選確率が悪いので、次回は300円コーナーに行くことに決める。 ▼ネット徘徊再開。amazonに書いたブックレビューが消えてる。まあ、あのレビューじゃ売上げ落とすだけだろうし、当然の判断だ。でも、なんで最初のチェック通ったんだろう……。今度はamazonが望むようなレビューを書いてみることにする。 ▼連絡事項。例のOVAの企画が本決まりになりそうです。専用メールを設定の上、続報をお待ちください。全員、設定して無いでしょ。メールが全部戻ってきたよ……。あと、関係者なのにメールアドレスもらってない方は連絡ください。よろしくです。
▼平和といってもUOではPKに殺されかけるし、某チャットでは熱い激論が取り交わされるし、現実の世界に限って言えばのお話し。明日はチェックやら何やらがあるから忙しくなるんだろうけど。 ▼本を一冊も読まず、ぼーっと「世界のCMフェスティバル」を見つづける。レイアウトが上手いもの、ウィットに富んだもの、アホ臭いもの。見てて飽きない。CMの仕事がしたいななどと、ちょっとだけ考えてしまう。 ▼昨日から着手しているHPのデザイン変更。と言っても、たいした変更は無く、見やすいようにレイアウト変えただけで、コンテンツが充実したわけでもなんでもない。配置したボタンがちょっと気に食わないので、フォトショップでちびちびいじってみる。だめだ、デザインセンス無いかも。やっぱり白は難しい。空間を活かすデザインってのは、素人が手をだすとためになら無い。黒に変えよっかなぁ…。 ▼またまた体調を崩す。花粉でも飛んできたかと思ったら、どうも風邪かインフルエンザにかかったらしい。会社ではすでに一名がインフルエンザでダウンしているので、そこからうつった可能性大。 ▼本気で「BioToday」の会員登録をしようかと検討中。入会したらどこまでの情報を閲覧できるのか、お試しで見せてくれるとありがたいのだけど。誰か会員になってる人、情報下さい。 ▼朝食にワンタンスープ。昼食が無くて、夕飯にレトルトのクリームシチュー。あまったご飯に卵をかけておしまい。貧しい食生活。そして時刻は午前六時。生活自体が貧しいのかも。
▼帰省から帰社。電車での道のりはどうしてこう疲れるのか。片道一時間の割には、どっと疲れる。タクシーだと二時間。金額は十倍になるけど、それはそれで有りかも。 ▼土壌汚染重金属検出。わはは、泣きそう。ってなわけで、マンション購入計画が白紙に。また一から物件を探しなおすことに。 ▼購入したRiokarmaを早速フル稼働してみる。うん、イイ。MP3プレイヤーはちょっと敬遠していたのだけど、使ってみると便利でたまらない。ここに先日購入したATH-W1000を繋げてみると、さらにイイ。ボリュームあげて、電話にも出ないことにする。 ▼「早春の少年」栗本薫/講談社文庫 なんだかんだ言っても、栗源薫は原点なわけで。小説にはまるきっかけとなったのは「ぼくらの七日間戦争」宗田治/角川文庫。小学校一年生だったか、NHKのラジオドラマで気に入って、図書館で借りて読んだ。初めての小説だったし、難しい漢字やら知らない言葉が沢山。宮沢りえもいなかったし、戦車が登場することも無く、改訂版でとんでもない代物になってしまったことを除けば、大好きな作品。で、図書館通いを始めてしばらくして、ぼくら繋がりで「ぼくらの時代」を借りる。面白かった。今再読したらどう感じるかはわからないけど、その勢いでぼくら三部作を読破。すっかり栗本薫ファンに。あれから二十年。何度裏切られようと、読みつづける作家の一人。でも、そろそろやばいかも。グインサーガは早々に見切りをつけたからいいとして、伊集院大介シリーズはやっぱり手を出してしまう。ゾディアックは散々な出来。そして、伊集院大介、初の事件と銘打ったこの作品もまた、なかなかやばい。とりあえずギミックが無い。ジレンマも無い。伝承を利用した時系列と構成以外、何がしたかったのかわからない。殺人事件ものとして考え、犯人探しの要素だけをピックアップすると、テレビの二時間サスペンスのほうが出来がいい。犯人対象となる人物の揺れ動きはまったく無いので犯人固定だし。こうなってくると、昔の作品を再読してみて、過去の記憶は自分が幼稚だっただけかを確認したくなる。なんか、寂しい。 ▼だんだんと物欲日記になっている気がしなくも無いけど、そんな日々。
▼土曜日の夜から火曜日いっぱいまでの休みをもらう。嬉しいんだけど、土日は何かがあった時のために近場待機。旅に出るとかは無理に。それでも土曜の夜は新宿へ集合。四人の予定だったけど、一人は仕事でこれずじまい。死にそうな声で「ごめん、まだ仕事……」。大丈夫、気持ちはわかる。そういうことにしておいて。 ▼滅多に飲まないワインを一杯飲みながら、近況報告。おっさんも大変だね。珍しく「モンゴルに旅に出る」というセリフが出なかった。諦めたのか、いよいよ追い詰められてるのかは聞かない。っていうか、聞くの怖い。で、仕事の話やら愚痴やらなにやらで、解散。一人池袋で降り、ロードオブザリング�靴寮莵圓悄�うはは、入れやしない。嬉しそうに入っていくカップルをよそ目に、おとなしく三ヶ月ぶりの自宅へ。あるいみ王の帰還。澱んだ空気の中で読みかけの「時間旅行者は緑の海に漂う」に手をつける。いつのまにか撃沈。 ▼昼頃起きて、遅い朝食。ヨドバシのポイントが5万ほど貯まっていたので「信長の野望online」でも買おうかと池袋ヨドバシへ。日曜のサンシャイン通りを逆走。人の多さに、やはり赤羽関所入都税を実施すべきだと密かに思う。我に返り、辺りを見渡す。あるべき場所にヨドバシが無い。記憶の場所にはマツモトキヨシ。早速電話。藪曰く「3・4年前に無くなってるよ」との事。しらねえよ、カラオケ行くぞと呼び出し、後はいつものコース。カラオケは二時間で切り上げ、東武に行ってDVDを購入。「世界のCMフェスティバル」。有り難い事に全4巻がそろって置いてあったので、迷わず購入。ついでにCDも何枚か。地下で食品買って藪氏と別れる。 ▼自宅に戻り、夕食。珍しくケーキをば堪能。それから仕事が一つ残っているのを思い出し、事務所へ。ヨドバシから自分当ての小包が届いていたのであけて見ると、MP3プレイヤーが。喜び勇んでリッピング開始。20G万歳。 ▼試行錯誤の上、手持ちの目ぼしいCDをリッピング完了。気づけば午前3時前。いいかげん寝る。明日から帰省。
▼サイトのデザイン更新でもしてみようかと思いつき、ページを開いてみたものの、溢れんばかりの素材にため息。CGIの設置なんて面倒だし……ということで、レンタルCGIをゲット。 ▼仕事は思いのほか順調。ただ、出版社からの問い合わせが最近になって急増。情報くれって言われても、今の段階じゃどうにも……。 ▲新しい体制での仕事にも慣れたので、読書などをしてみる。amazon.comに登録。クレジットカードって便利だね。 ▼「遺伝子の使命」L・M・ビジョルド/創元SF文庫 ぶらりと吉祥寺に出向き、ヴォルシリーズの最新刊を発見。迷わず購入といきたいところだけど、表紙の絵柄に一瞬躊躇。な、なんか軽薄。ライトな表紙を否定するわけじゃないけど、作品にあった装丁というのが……あ、でも、もうヴォルシリーズはこんな感じかw。ビジョルドの文章は相変わらず良い。というか、翻訳も良い。描写もいい。けど、でも、これはなんなんでしょ。完全にオリジナルとして処理すればいいような作品に思える。わざわざヴォルシリーズにする必要が見受けられない。シリーズの一部として栄える内容ならいいけど、そこまでいいとは言いがたい。上手いしそこそこ面白いけど、ビジョルドだからこそであって、このネタとストーリー展開はお世辞にも「面白い!」とは言えない気がする。不完全燃焼。このまま一年以上新刊が出ないと思うと、ちょっと切ない。 ▼「ARIEL(20)」笹元祐一/ソノラマ文庫 地下の文庫コーナーから一階の雑誌・ハードカバーコーナーを経て二階の漫画・ライトノベルコーナーへ。ああ、前世紀中に終わらせると言っていたARIELがとうとう終了の模様。十年の月日をかみ締めながら、購入。うーん、なんともはや、まとめですね。それもお話のまとめというか、世界のまとめというか、そういうもんでは無くて、主張のまとめ。正直エンタメの小説としてはきつかった。これはお話の終わりじゃなくて段取りの終わりではないだろうか。そういえば、この作家さんは娯楽性よりも書きたいことを先行させる場合が結構あるように思える。そのパワーバランスが崩れる事もしばしば感じる。まあ、それならそれでいいのだろうけど、この最終巻はとっとと終わらせたかったか、まとめに入ったかのどちらかではないだろうか。そういえば、獅子王は復活しないのかな? ▼「四日間の奇跡」浅倉卓弥/宝島社文庫 誤解で購入した作品。オビの「このミステリーがすごい!」の文字に、てっきり前年の和書ミステリー投票一位と誤解。「このミステリーがすごい!大賞」なんて賞があるとは、夢にも思っていなかった。ただ、嬉しい誤解。巻末やら何やらを見る限り、有名な作品のようだけど、情報を仕入れていない隠居生活者の身からすれば、読んで判断するしかない。ああ、この人は描写が上手い。確かに新人離れしている。ただ、読んでいて本当に面白いと思えたのは100ページ目まで。大きな事件も展開も無い100ページ、その100ページを読ませる筆力が凄い。珍しいのは事件や展開が絡んでくると、事象に追われて筆力が格段に落ちること。消化すべきストーリーに重きを置き過ぎて、この作家の一番の魅力が影を落としてしまう。うーん、もったいない。読んでて思ったのが、誰かに雰囲気が似ているということ。浅田次郎だ。いい意味での泥臭さを持った浅田次郎に対し、こっちはそれが無くなった状態。泥が無い分パワーが弱いけど、泥は人を選ぶから。なんにせよ、次回作に期待。ストーリーテリングを追い求めたら、駄目になりそうな気がするけど。 ▼「移りゆくこの十年 動かぬ視点」青木昌彦/日経ビジネス人文庫 経済学者のおっちゃんの本。情報としても考え方としても面白いし、比較制度分析に興味も湧く。が、なんつーか学者さんでも営業をやったことのある学者さんだと、こういう文章になってしまうのかと感じさせる。文体の中に、明らかに敵と味方が存在する。賛同者は味方、非賛同者は敵。そこまで極端な書き方は無いものの、やはりそういった所を読み取ってしまう。できれば、教える内容は同じでも、好感が持てる教え方をして欲しいものだと思った。ぶっちゃけ、経済学にはあまり興味が無いので、要点以外の所が目に付いてしまったような気がする。 ▼「世界の有名人、最後の言葉」畔上司=訳/ヴィレッジ文庫 雑学本は結構好き。大抵忘れるから学として残らないけど、ちょっとした頭の刺激にもってこい。でも、失敗。中を見ればよかったんだ。一ページの一人の言葉しか書いてないなんて、白くてスカスカだなんて思ってもいなかった。今度からは重々注意する。そんな事を教えてもらった本。だけど、マルクスの最後の言葉はいいなぁ。 ▼久々に読書感想文状態に。とりあえず、こんなもんで仕事に戻ることに。過去ログどうしよっかなぁ。
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