1997年11月26日(水) |
実務修習の仕組み:弁護修習開始 |
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弁護修習開始
少し修習の仕組みについて補足しておく。 司法試験を通ったあと、希望者は司法修習に入ることになる。 修習期間は、現在は二年間とされている(いずれ一年半になる予定である)。まず埼玉県和光市にある司法研修所で四ヶ月間、実務法曹の基礎知識をたたき込まれ、全国各地の実務法曹のもとで実務の実際を学ぶことになる。
順番は、配属庁によって異なるが、私の配属された盛岡では、検察修習-弁護修習-民裁修習-刑裁修習(あるいは刑裁-民裁)という順である。それぞれが四ヶ月に区切られており、合計で1年4ヶ月である。これらの実務修習期間が終わると、再び和光市の司法研修所で総仕上げの修習を四ヶ月間行う。和光での最初の修習を「前期修習」と呼び、後の方を「後期修習」、実務庁での修習を「実務修習」と呼ぶ。
そして、私は今、弁護修習に入ったわけだが、事務員さんもなかなか楽しそうな方で、初日ならではの不安はほとんど瞬時に解消された。 今後、時間的にも余裕ができるはずで、この日記もページ全体も少しは充実させようと思う。
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検察修習が遂に終わった。
私は検察官になることは考えていないので、検察の現場に身を置くことは、この先一生ないだろうと思う。 それを考えると、本当に貴重な体験をさせていただいたわけで、お世話をしていただいた方々に、心から感謝したい。いや、させていただきたいと思います。
検察官、検察事務官の方々は、検察庁の仕事に通暁しているだけではなく、人間的にもすばらしい方々ばかりでした。自分の人間性の未熟な側面をつくづく思い知らされたと同時に、一社会人としての基本的な心構えを教わったように思います。
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今日は午前様。いや正確には今日も午前様。今三時に帰ってきてこのざまだ。誤解のないように言っておくと、決して飲んだり遊んだりしてこの時間になっているのではない。
人の心の機微に通じていないと、やっていけない商売だと、つくづく思った。
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気が付いたら、3000人の方がこのページを見てくださっていた。その中の1パーセントの方が、小説を覗いてくださったとすれば、 僕は恥を30人の方にばらまいている計算になるわけだ。
そろそろ、推敲を重ねた改訂版を出す時期かもしれない。
だが一方で、最近午前様は当たり前になりつつある現実が重くのしかかる。 実際、渉外弁護士にでもなれば、三時四時は当たり前の世界だ(勿論午前の、である。念のため)。
とすれば、WebSiteはいつ更新すれば良いのだ。 最近ただでさえ少ない睡眠時間を削っている自分に気付くのであった。 とりあえず、「文学」したくてラシーヌの「アンドロマック」を手に取るが、三秒で睡魔に襲われ陥落。
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