2000年07月13日(木) |
注釈会社法にまつわる葛藤 |
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告白してしまう。
実は注釈会社法全巻を購入する誘惑にこの一週間ほど悩まされている。 これがどれほど魅力的なことか、あなたなら理解してくれると思う。
既に報道されているとおり、会社法の寿命はたかだかあと2年である。 その2年間は、しかし、購うのに十分な動機を我々に与えてくれる。
明日、買おう。
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弁護士であることを証明する方法は2通りしかない。 弁護士バッジと弁護士会の発行する身分証明書である。
身分証明書の発行は任意であり、保有していない者の方がむしろ多い。 私も特に必要を感じないため、身分証明書は持っていない。
バッジは弁護士なら必ず持っているものであるが、我々の事務所のように法廷に行く機会が比較的少ない事務所の弁護士は、あまり着用する機会はない。(東京地裁では、オウム関連の事件などで、弁護士バッジを着用した者以外は所持品検査をされる場合がある。)
着用機会が減れば、当然バッジの金メッキの表層はそのままであり、年季の入った先生方のような渋い銀色にはなっていない。だが、光沢あるバッジを着用していると、まるで経験の少ない弁護士であるかのように見られるので、気になる弁護士は小銭入れにバッジを入れて金メッキを剥がすようにするものもいる。 一昔前は、わざわざ塩水に漬けたという話も聞くが、さすがにそこまでする気にはなれない。
私のバッジはいまだに光り輝いている。
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