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「わたおに」といえば橋田ドラマに決まってんじゃんと思ったあなた、念のためこのキーワードで検索して御覧なさい…。 えっ!?これが「わたおに」?? というわけで、文化庁メディア芸術祭協賛事業/ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館帰国展つまり、OTAKU展@東京都写真美術館である。前日の新日曜美術館で取り上げていて面白そうだったので、午前中なら時間がとれるという夫と恵比寿まで。その前に銀行に行って通帳記入。営業日が通常より少ない月末月曜日とあって、ATMは長蛇の列、窓口は46人待ちだった。 このオタク文化は、高度成長時代に未来を夢見る「ハカセ」たちが大阪万博をピークとして未来への夢を語れなくなり、そして虚構を愛しその中で生きるようになったために生まれたという解説があったが、その定義には頷きがたい。が、まさにオタク発生と同時期を生きてきたものとしては、オタクな世界はとても近しい向うの世界なのである。あるいはそう感じるのは、そういう嗜好を持った友人・知人がリアルの世界に何人もいるせいだろうか。「あー、これ、△△さんが好きなアレだ」とか「これは、○○くんが机の前に貼ってたなぁ〜」とか、展示を見ながら共通の知り合いの名前がポンポンと出てきて、彼がここにいたらさぞ楽しいだろうとか、今でもアキバに通ってるのかなぁ、とか懐かしくその嗜好をなぞってみたりしてしまうのである。 涙目の少女、大きな瞳に大きな胸、ぱんつが見えるミニスカート、内股。自分より弱い守ってやりたい対象である。これがフィギュアやイラストになってこちらを見つめるのである。可愛いを通り越してすごくエロいというか、ヤバイ感じ。まじっすか、やばくないっすか、とか見ているほうがどきどきしてしまうのだが、まさにこれが「萌え〜」なのかも(?)、と納得させる力がある。その他にも変身ロボット、包帯、同性愛、食玩、秋葉原のレンタルショーケースが会場内に再現されていたり、コミケ会場の見取り図やオタクの部屋の展示があったりする。展示を見に来ている人たちは2つのカテゴリーに分けられる。つまり展示物として客観的に見に来ている人と、本物のオタクな人たちである。本物のオタクな人たちは展示物から実際に欲しいものを見つけ出したり、萌えていたりするのだが、そこにいることによって自らが展示物の一部になってしまっていることには多分気づいていない。 オタク展と同時に文化庁メディア芸術祭をやっていて、受賞作品のデモンストレーションなどを見る。夫も私も「凝ってるけどそりゃそうすればできるだろう」というよりは「仕掛けや理屈は単純だけどばかばかしくて面白い」というものに惹かれるらしい。どの部門かは忘れてしまったが、ジャンプ競技を二人一組(以上)で行うCGアニメは面白かった。マンガ部門の優秀賞にわれらがサイバラ。他の受賞者が「思いがけない受賞で…」とか「…今後も精進します」とかまじめなコメントを出しているのに、サイバラのコメントはやっぱりサイバラだった。 国から「罰」以外のものをもらったのは初めてです。つつしんでお受けいたします。 しかし、開館10周年というわりに「写真」のインパクトが薄い美術館になってしまった。噂では資料費0だとか。いったい「写真」はどこへ行ってしまったのでせうか。 参考サイト: Amazon.co.jp: 本: 週刊わたしのおにいちゃん http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4840226806 グローバルメディア2005/おたく:人格=空間=都市 http://www.jpf.go.jp/venezia-biennale/otaku/j/abstract2.html 文化庁メディア芸術祭 http://www.syabi.com/ 「平成16年度(第8回)文化庁メディア芸術祭」マンガ部門 優秀賞 http://plaza.bunka.go.jp/festival/sakuhin/sakuhin/manga03.html
朝から仕事だと思っていた夫が、3時ぐらいに行けばいいんだと言い出したので、どこかでランチでもしようと出かけることにする。夫は数日前に都内の隠れ家的レストランスポットが載っている雑誌を買ってきていて、そこに大々的に特集されていた神楽坂に行きたいという。神楽坂はもともと花街でもあり、大小の出版社や編集プロダクションが集まるところでもあり、学生街でもあり、また日本のカルチェラタンといわれるほどにフランス人やフランス料理店が多い町でもある。飯田橋駅から神楽坂駅に抜ける神楽坂の通りは、パチンコ屋や薬局やちょっとレトロな日用雑貨店とか中華まんとか、生活に密着した俗っぽい通り。しかし一歩裏手に入ると迷路のように細い路地が入り組んでいて、その細い路地のいくつかは昔ながらの石畳で、料亭が立ち並ぶあたりは昔の日本風、ふと時空を超えてきたような敷居が高い雰囲気に満ちている。こうした路地裏には料亭や一軒家を改造した創作和食や甘味処がある一方で、数十メートルごとにフランス料理店やイタリア料理店が点在する。 雑誌に載ったせいなのか、お目当ての店は予約で一杯。歩きながらめぼしい店を探すことにして、ぶらぶらと路地から路地へ歩き回る。東京に越してきた頃にこの辺の物件を探したこともあるが、神楽坂の路地をこうして二人で歩くのは数年ぶり。知らないうちに新しいお店がどんどん出来ていたり、なんてことのない古くからの店が今風に表を改装したりしているのを「へー」とか「わー」とか言いながら見る。 ここならよさそうだと思ったお店も、例の雑誌に載っていたのだが、席はあいていたので入ることにする。ここもお店の人同士日本人のくせにフランス語で「しるぶぷれー」とか「めるしー」とか怒鳴りあっている。雑誌に出たからか値段が安いからか席はほとんど埋まっていて、エコノミーシートなみに詰まって食事が与えられるのを待つ。ちょっとブロイラーになった気分。しかも店全体がすすけているというか、なんとなくばっちい感じ。テーブルクロスがほつれていたり、しみだらけだったり、Tシャツから覗くウエイターの腕が毛むくじゃらだったり、オーダーする前にちょっと退散したくなる。隣のテーブルとの距離も相席かと思うほど近すぎるし。毛むくじゃらじゃないほうのウェイターが料理の説明をしたりオーダーを取りにくるのだが、「おーどぶる」、「ぽたーじゅ」、「でざーと」等々、これが標本として録音しておきたくなるほどの語尾平板化発音。オーダーを通すためにフランス語の言い回しを練習する前に、きれいな日本語を身につけたほうがいいよ。 それにしても東京ってこんなにたくさんのお店があってすごいよね、と二人で何度もした話をする。テーブルクロスや調度品は南仏風。お料理はまあまあ。私はクスクスにラタトイユを載せたものをオードブルに、ハチノスの煮込みをメインにする。ハチノスうまし。夫はオードブルが若鶏のパテとメインが豚足のカツレツ。グラスワインの赤を頼もうとして、口が滑って「グラスワインのあ…お…、あかをください」といってしまう。一瞬ウェイターがぎょっとしていたのは気のせいか。気のせいであって欲しい。まーなんてばつが悪い。一度おおまじめな顔をして「グラスワインの青をください」といってみようかな。デザートはそこそこ…かな。 なんとなく居心地の悪いまま食事を終えて、そそくさと出る。しかし、さーむいっ!関東の乾いた寒さといいましょうか、もう刺すような感じ。寒くて散策どころではないので、早々に帰る。帰りに百円ショップで板を組み合わせて棚を作るパーツを4袋買って帰り、棚の中に棚を作る。
午後から、先日ブッチしてしまった待ち合わせの仕切りなおし。実は相手は「とりならべ2002」にも参加してくれた、保険屋をしている友人で、久しぶりに契約の見直しや支払い方法の変更などを話し合おうということになっていたのだった。待ち合わせ場所に、例によってチョイ遅れで着くと、いない。携帯にかけるもつながらず、うわー仕返しかな(笑)。あせって登場した彼に聞くと、待ち合わせ時間を勘違いしていたという。むーん。一勝一敗か。友達なのでこういうのも楽しい。 私は昼食がまだだったので、最近繁華街に入るとどこにいいか迷うよね〜などと年を感じさせる会話をしつつ、食事もできる喫茶店に入る。こういうところに入るのも久しぶりだなぁ。今回は、支払い方法の変更についてと新たな保険商品提案についての説明を受けるが、こちらのライフプランが契約当時と変わってきているので、人生観とか生活設計とかそういうことまで話していると、どんどん時間が過ぎていく。久しぶりに会ったので、共通の友人の消息とか最近はまっていることとか「おいしいお米」とか、いろいろと話してすっかり長居に。この喫茶店ではランチタイム過ぎの客の入りが少ない営業時間帯に大掃除をするらしく、ゴム手袋を手にてきぱきとバケツを運んだり、壁を磨いたりする店員の姿をなんとなく目で追ってしまう。店の掃除も済み、こちらの話もまとまり、外に出たらとっぷりと暮れていた。 このまま直帰するという彼に付き合ってもらって、近くの家電量販店にipod miniを買いに行く。彼は去年お子さんがサンタさんからipod miniをもらったそうで、たまに頭を下げて借りたりしているという。売り場に行くと、もうすごい人だかり。他社がipod用に出しているアクセサリー類も充実。「若い子はもちろん会社帰りのおじさんまで、スタバでコーヒーを買うような気軽さで売り場を訪れ、次々と商品を手に去っていく。「あーすみません、今日はこの色もうないんです」「じゃあ、こっちでいいや」とか、あるいは飲み屋のカウンターのノリか。彼のおすすめはshuffleだったが、こちらは売り切れで入荷未定。私はipod miniの6Gのピンクを買うことにして、「これください」というがタッチの差で隣のおじさんに先にオーダーを通されてしまう。ちょっと待って私も首尾よく手に入れる。パッケージもかわいい。 ついでにLED懐中電灯を物色。この間夫の帰宅難民用に買ったのを私の分も買おうと思ったのだが、前回来たときとほんの1ヶ月ぐらいしか違わないのに、売り場に行ってみたら目を疑うほど商品が充実していた。キーホルダー型のLED灯もラインナップがすごく増えていてしかも安い。保険屋の彼はアウトドアが得意なので、いろいろと商品の特長とか使い勝手とか解説してくれて面白かった。小ささに負けてボタン電池4つ使用のLED灯(スイッチ切り替えて点滅にもなる)を買うことにする。そういえば単2電池を買わなければならないのを思い出した。うちに前からある、ラジオ付きの古いタイプの非常用懐中電灯は単2使用なのだが電池が切れている。と、そこで目にしたものは!単nが単(n-m)になる電池アダプター。 夜は朝のうちに作っておいた筑前煮。煮こごりが出来ていたので、そのままプルプルと食べる。 追記:親切な方が電池の長さは調節しているのでは?とツッコミしてくださったので一部訂正。 参考サイト: ケータイウォッチ「単3電池を単1や単2として使う電池アダプタ」 http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/todays_goods/10122.html LED灯(ちょっと重い)http://www.osma.co.jp/catalog_ledlight.htm
午前中仏蘭西語。 昨夜夫が、今朝は立ち寄りで仏蘭西語教室への通学路と同じ沿線のところに行くといっていたので、じゃあ一緒に出ようといっていた。ところが、それをすっかり忘れていて、夫を見送るつもりになっていたところで急にそれを思い出し、ばたばたあわてて支度をする。およそ7分で準備完了。玄関を出たところで、鍵があるかどうか不安になったので、ごそごそとバッグの中を探す私に、「間に合わないから早く行こう」という夫。「えー先行ってて(涙)」というと、「ひどいよ、ずっと待ってたのに」という。ずっと待ってたのにいまさら先に行けなんて今まで待っていたのが無駄じゃないか、というのが夫の言い分らしい。じゃあ、じゃあ、私がのんびりしていたならともかく、すごくあわてているのを目の前で見ていて、「早くしないと間に合わない」と言い放つのはひどくないのか??なんてことを言いながらいつもと違う時間帯の電車に乗って教室へ。教室には15分前に着いたが誰もいない。ひー不安。開始時間ぎりぎりに他の人たちもやってきて「早いね、めずらしいね」といわれる。 クラスではいつも胸を張って劣等生の私だが、たまに他の人が聞き取れないフレーズが聞き取れてしまうラッキーがある。今日もそのラッキーが出た。まー、また当分出ないだろうけどね。なぜか今日は授業風景のやらせっぽい撮影などもあり、クラス全体の調子が狂う。クラスが終わって、必要があって、今まで話したことがなかった男子学生(笑)と電話番号の交換をする。そのまま世間話になり、違う駅から話ながら帰ることになる。あと1ヶ月で年度も終わりだが、やっとお互い話をした感じがするよ。 いつもと違う駅から乗ったので違う場所から降りることになる。通路を歩いていると、急にパン屋さんが目に入る。最近、以前買った無洗米の消費のために朝晩お米を食べているせいか(うー早く「おいしいお米」が食べたい。ひと様に散々売りさばいているくせに、自分で買った分ははまだ食べてない)、突然どうしてもパンが食べたくなって、パン屋さんのイートインでお昼を済ませる。いつもと違うことをしてるときっといつもと違うこと偶然起きるものなんだよなぁと思いながら電車に乗ろうとすると、背後で誰かが誰かを呼ぶ声が。3回ぐらい呼んでいるのだがどうも私の旧姓を呼んでいるらしい。振り向くと昔新卒で入った会社の目の前の席に座っていた男性だった。当時すごいオヤジだと思っていたが、冷静に考えるとあの頃彼は30歳ちょっと。年のわりにふけて見える人は年取ると返って若く見えるもので、あの頃40歳ぐらいの感じがしたのだが、今もそのぐらいにしか見えない。うわー変わりませんねぇーというと、私の目じりから頬をあたりを見ながら「さすがにちょっとこの辺が年取ったかな?」といわれる。そりゃー不惑も目前なんだから二十代とは違いますって。何かいつもと違うことが起きるというのはこれだったのかーと納得しながらいろんな人の消息をぱぱぱっとしゃべって別れる。 銀行に行って通帳の記入。自動機ですごく時間がかかるかと思っていたのだが、ある時期の分はまとめて記入になっていたので、案外早く済んだ。どうせ残高や預金推移はネットで見られるんだから、溜め込んでまとめ記入という手もあるな。えーでもなんであの時期の分がまとめ記入になったんだろう??ちょっと不可解。もう1冊記入しようとしたら、合併前の通帳は使えないから窓口に行ってくれ、と機械にいわれたので、店舗に入る。受付カードをとってテレビを見ながらおとなしく待っていると、後から店に来た通帳を何通か持ったおばちゃんが、係に窓口じゃないところに案内されて別の番号札をもらっていた。この人も通帳切替らしい。しばらくして新しい通帳とポケットティッシュとともに受け取っていた。なんだ待たなくていいのか。おばちゃんの対応をしていた係をおばちゃんと入れ替わりに確保して、私も通帳の切替をしてもらう。しばらく待つとポケットティッシュととともに新しい通帳ができあがってきた。ポケットティッシュは別にいらなかったんだけど。 もう一軒別の銀行で通帳記入をする用事があったのだが、その前に近所のスーパーへ。先日100円ショップがあるのを発見していたのだ。ダイ○ーとは違うチェーン。してみると、半年ほど前に近所の100円ショップが80円ショップになり、最後は10円ショップになり、展示用の棚まで売っていたのは、この店が出来たせいだった、ということか(W辺J一風)。思っていたより店舗面積が大きくていろいろあるが、これという決定打がないままに何も買わずに。ふ、またメジャー片手に来てやるぜ。これだけ近くにあるのはうれしいな。らんららん。 気が向いてブックオフまで覗く。ブックオフに作品が集まりやすい作家ってやっぱりいる。
昨夜自分の日記をアップし、その後ぴよたさんの日記にインスパイアされて(防災対策については、お互いインスパイアし合ってスパイラル状態)、玄関の棚に入っている避難持ち出し用品入りのかごの中身を猛然と拡充させる。今回足したものは、メモ用紙、ボールペン、テープ、マジックペン(なぜかカラー10色入りがある。ちなみに使った記憶ナシ)、携帯用レインコート(たまに旅行のときに持っていく。ポケットが大きくて便利)、レジャーシート(サンリオの半畳サイズ×3)、レジャーつながりで空気を入れると枕になるバッグなど。ついでに青いレジャーシート発見(!)。なんでこんなものがうちにあるんだろう。野外生活でもするつもりだったのかしら(なぞ)。ぱんつの代わりにぱんてぃらいなーを用意したのだが、ぴよたさんが使い捨てぱんつを購入したと書いていらしたので、ぱんてぃらいなーじゃだめですかね、と突っ込みメールで聞いてみる。雨や雪でぬれたとき用にあったほうがいいので、という回答をいただき大いに納得する。しかし、(実際に使わないことを祈りつつ)ほとんど趣味の世界ですな。うちは不燃化計画を進行中の幹線道路沿い、目の前が広域避難場所、とりあえずの避難場所の小中学校はどちらも至近という立地なので、うちにいれば歩いて避難するのは簡単そう。でも一応免震マンションだから、うちにいられないほどの大きな被害だったら避難所のほうが壊れているかもしれない。だとしたら避難持ち出し用品をそろえるのは無駄?うちの外で災害にあったときのことをもう少し考えよう。 さて、今日は春一番。例年より9日遅いらしい。暖冬のくせに春が来るのが遅いのか。ぽかぽか陽気に誘われて桜餅を買って仕事場で皆で食べる。パッケージを開けたとたんに広がる桜の香り。うーん、春だなーと思いかけるが思いとどまる。その桜の葉っぱは、去年の初夏のものですから!残念!
今日は222(にゃんにゃんにゃん)で猫の日らしい。 午前中フランス語。このクラスは基本的に予習は不要なのだが、他のクラスメートが既習者ばかりなので、昨夜泥縄で今日扱う文法事項を予習して行った。予習してよかった。予習してなければちんぷんかんぷんでただパニックして終わるところだった。しかし予習がしやすくなったということは、もうコースも終わりかけて文法事項もまとめに入っているということなんだなぁ。 ところで、私は今までほとんど手帳を持ち歩いたことがない。十数年前に1回全く同じ時間帯にダブルブッキングをして、片方をすっかり忘れてしまったことがあったが、元来あまり人と出歩くほうではないし、記憶できないほどアポイントメントが入ることはほとんどない。待ち合わせ時間にチョイ遅れしたり、そもそも手帳や携帯電話は持ち歩くのを忘れることはあるが、動物的本能でそれらを補ってきた。実際、腕時計は持ち歩かないでいるうちに、時間の感覚が鋭くなった(ちなみに携帯電話の時計は4分進んでいる)。 ところが、である。今日はお昼に人と待ち合わせしてたのに、すっぽかして家に帰っていた(@@;。家でメールチェックしながら突然今日の用事を思い出して、携帯を見たら着信履歴が山のように…。うぐぐ。しかも今日は携帯は家に忘れて(というか、なぜか不要と確信しておいて)いたのだった。予定は手帳にも書いてあったが、書いたとたんに内容を忘れたらしい。手帳を確認するのも忘れていたわけではなく、実は昨日からずっとこの日は何かあったよなーと思っていて手帳も確認したのに、夢か幻か別のページを見ていたらしい。しかし本能は何事かを訴えていて、違和感ありまくりで教室の仲間と簡単にお昼を済ませ、待ち合わせ場所の駅を通り、なんとなく釈然としないまま家に帰り着いていたのだった。 相手は旧知の仲だがこちらが客という立場。今日は久しぶりにお昼でも食べながら商品説明をしたいという話だったのだ。あわてて電話して平謝りに謝まると、相手は気にしないでと笑ってくれたが、大事なビジネスの時間を奪ってしまったことには変わりない。 うーむ。やっぱり手帳には頼らないほうがいいんだろうか。こうなったら手のひらに書くか。
卵がたくさんあったので、カスタードプリンを作ることにした。クりステルの鍋に添付されていたレシピの分量だと卵3つに牛乳3と3/4カップ。ちょっと多いので卵2つに減らしたが、うちにある牛乳は2カップ分しかなかったorz 牛乳を買いに行き、あらためてレシピどおりに作り始める。いつか畏友マルコさんも書いていたが、お菓子を作るといかに大量のお砂糖が使われているか実感する。夫も卵をまぜたり砂糖を計ったりして参加していたが、砂糖の多さに愕然としていた様子。鍋に水をはって鍋の付属品のプレートを敷くと蒸し器になる。お湯が沸いたところでプリン液を入れた容器を並べ、蓋をして12分から15分蒸らせと書いてある。プリンの型5つ分あったが鍋には4つしか入らなかった。とりあえず4つだけその通りにやってみるが、蓋を開けるとぶつぶつにすが入っている。むー。火が強すぎたのかと思って、幸い1つだけ残っていた1カップはうんと火を弱めたがやっぱり結果は同じ。きー!火が強いなら消してしまえ〜。 うちのガスコンロは賢くて、お湯が沸いたら自動的に火が弱まってしばらく沸騰状態を保ちやがて消えるように出来ている。というわけで、結局をもう1つ卵を使ってもう一度プリンを作り直す。お湯が沸いたらプリン型を鍋に入れ、そのまま放置15分。大成功!牛乳が多めな分ふるふるやわらかいプリンが出来上がった。やっほー。カラメルソースは電子レンジで作るが、こっちは香ばしさが足りない感じで物足りない。やっぱり鍋で焦がして作らないとダメなんだろうか。 冷やしたプリンにカラメルソースをかけて食す。んまー。しかしすごいお砂糖の量。おじゃる丸がプリンは一日1個に制限されているのもわかる。というかよく毎日食べ続けられるな>おじゃる。
毎年2月になると、まあつまり時間ができるので、うち中を片付けたい病にかられる。とにかくものを減らしてすっきりしたいので、最近一人暮らしを始めた人や始めたいという人の噂を聞きつけると、すかさず食器や日用品をもらってもらったりしている。捨ててしまえば簡単だけれど、やはり縁あって私の手元に来た以上、できるだけ長いこと人の役に立って欲しい。しかし片付けものというのは、巨大立体パズルをしているようなものなので、力も頭も案外使うのであった。さらにその傍らで人様に上げるべくごしごし洗ったりして、そうこうしているうちにあっという間に日が暮れてしまう(今日は一日雨だったので暮れるべきお日様はでていいないけど)。 夕方から、懸案の非常時連絡先リストを作り始める。先週兄たちと話し合ってピックアップした人たちの住所や連絡先を埋め、さらにそこの自治体のホームページを見て指定されている避難所を調べる。自治体によって温度差もあるし、非常時携行品の記述も微妙に違っている。見比べることができるので、いくつかのサイトのハイブリッドで、その家の事情に一番適したものをそろえるのが一番いいだろう。いずれにしても災害発生時から3日間は自力で生き延びるようにというのが自治体のスタンスらしい。災害が起きてからネットで検索したりは出来ないので必要なものは予めプリントアウトしておくとか、勉強というか準備が必要だな。 災害時は自宅はもちろん携帯電話もつながりにくくなるので、NTTがやっている災害用伝言ダイヤルが便利そうだと以前書いたけれど、うちはケーブル電話だけど大丈夫なのかな(表向きはエイリアスでNTTの番号で使っている)。これも調べてみないと。 参考サイト:災害用伝言ダイヤル インターネット情報 http://www.ntt-east.co.jp/voiceml/way/
今年度非常勤先Iで共同運営していた同僚とTAとで反省会と打ち上げ。反省会というより愚痴のこぼしあいになったような気も。席上例の米を成約。毎度アリ。 □ーラアシュレイから春もののカタログが届いていて、それによると今週末はポイント2倍になるというので、反省会の前にダッシュで行ってカタログで見て気に入ったカーディガンを買う。おかげで待ち合わせには5分ほど遅刻。仕事よりおしゃれを優先してしまうなんて、小娘みたいなことをしてしまったが、そういうスリルというか「おしゃれを楽しんでるわ〜♪」と妙にワクワクしてしまう不思議。 帰りは終電近くなる。数駅離れた駅でホームからの転落事故があったとかで、電車の到着が遅れる。途中車内で夫の姿を認める。一つ前の駅から乗っていたらしい。アイスを買って帰宅。
今クールの木曜日は、ドラマを見る日。富豪刑事@深きょんと優しい時間@寺尾總。ビデオにとったりしないので、リアルタイムで見損ねたものはそのまま見ない。先週は楽しき新宿行き、先々週は旅行中だったので、久しぶり。富豪刑事は相変わらずばかばかしく、プロットもしっかりしているので面白い。ちょっとしたしぐさに添えられる効果音の使い方が好きだと思う。 富良野はクリスマスで、雪にすっぽりと覆われている。クリスマスの時期に撮影したものを今放映しているということか。一方他局のH2は真冬に撮影したの夏のシーンを放映中。それを思うと時期遅れ放映の方がスタッフに優しいな。登場人物や設定は無理があるけれど。優しい時間の方は、お互い距離を測りかねている父と息子。二人の間に余計なちょっかいを出さないようにさんざ言い含められているのに、引き合わせてしまおうという、息子のGFであり父の経営する喫茶店の店員である女の子。無謀だけど、そういうことする人がいないと優しいままで時間が過ぎ、富良野は静かに春を迎えてまた冬を迎えるのだろう。 夫は20時半ごろ帰宅。明日朝一で健康診断なので、食事は何時までに済ませなければいけないのか聞いてみると、そこで初めて説明書を読み、20時までだということに気づく。その時点でもう飲まず食わずなのだが、まあ、拡大解釈して20時台に食事を終わらせる。あとはお茶も飲まず。 バラは水切りを繰り返しているうちにだんだん丈が短くなってきた。横を通ったりするとふっと香るのが楽しい。家のつきあたりにある洗面所などは案外匂いがこもる。昨日は買い換えたばかりのヒノキのまな板がよく香っていた。
明け方地震。 地震の前からなんとなく目がさめていて、あー、なんか来るな、来るな、来るな、と思ったら揺れ始めた感じ。仕事先に行ったら、同僚も同じようなことを言っていたが、第六感のようなものだろうか。テレビをつけたら茨城が震度5で、つくば市内のレンタルビデオ店の様子が映し出されていた。ラックが倒れたり、ラックが倒れなくて中身が飛び出したり、かなり最初の衝撃が強かったらしい。うちでも普段の地震だとゆらりゆらりと揺れるのに、食器棚の中のグラス類がかちかちかちかちと小刻みに音を立てていた。 地震のせいで電車の遅延があって、仕事先の最寄駅で降りたたら入試開始時間が繰り下げになっていた。そういえば私が出身大学を受験したときは、雪で1時間開始繰り下げになったなぁ。それにしても寒い。今日は帽子をかぶらずに行ったので、余計に寒さがこたえる。ふー。 夜は東銀座の和食やさんで、昔からお世話になっている大人の男の人と会食。年に2回、お互いにお店を選んで招待しあうという形で、このときとばかりに情報交換とブラックな話題を楽しむ貴重な時間である。ちょっと話題が途切れたので、「日K新聞をとっていらっしゃいますか?」「小説はお読みですか?」と話をふってしばし盛り上がる。考えてみれば、それぞれちょうど小説の主人公カップルの2〜3歳年上の年回り。日本酒を飲みつつ、盛り上がるのに実にふさわしい話題だった(笑)。あの小説はなんだか作者の遺言のような気がしてならないのだが、相変わらず気持ち悪い。作者が70過ぎで、で15歳以上下の年代を描くというのはやはり無理がある、という話から、ネット上でまったく別のプロフィールをもった人格を作って日記を作るのはどうだろうという話になる。たとえば私だったら「高松市在住の30歳の独身男性」とか、一つとして本来の自分と共通点のないプロフィールにして、その土地の天気やニュースなども織り交ぜて、あたかもそこに住んでいる人のように日記やブログを書く。偽名を作るにしても、人間不思議なもので、とっさに作ると一部に本名と同じ字を使ってしまったり、似たような音を入れてしまったりするものらしい。どこまでかけ離れた自分を演出できるか、というのが勝負なのだが、いくらがんばってもそれに気づいてもらえないというのはそれはそれでさびしい。このたびワタクシ別人格を作りましたから、と知り合いにアナウンスするわけには行かないのだ。
JR四ッ谷駅ビルの中に入っているネイルサロンと今流行のセルフ(シャンプーなし、仕上げは客自身がやる)美容室に行く。半年ほど前にずっと懇意にしていた美容師のセンスの古さに絶望してから、しばらくぶりである。年末に一度非常勤先Lの近所の路面店に行ったのだが、時間が経つにつれて雑なカットだったことを思い出し、シャンプーつきで5000円ちょっとだったら10分1000円のとこにいったほうがよほど納得するなぁと思っていたところだった。実際に10分1000円のところも見かけたのだが、実際に試す勇気はなく(ストレートのロングヘアで毛先をそろえる程度ならいいけど)。たまたま先日四ッ谷駅で用足しをしたときに、セルフの美容室があることを発見し、今日行ってみたのだった。この駅ビルはJR東日本が展開している駅ビルの中では一番小さいらしく、地上2階地下1階、で上下あわせても十数店舗しか入っていない。2階に美容院、ネイルサロン、マッサージ、ティールーム、雑貨店、婦人服、1階が花屋、チェーンのスープ屋、有名チョコレート店、イートインのあるパン屋など。なんというか、女一人時間をつぶすのにちょうどいいものがそろっているような。 美容院は30〜40分待ちというので、ふらふらと隣のネイルサロンへ。私は爪が割れやすく、最近では爪の先が割れたり、爪にスジが入ったりして、悲しい思いをしていたのだ。が、実はネイルサロンは初体験。爪の形を整え、甘皮処理、表面みがき、ベースコートを塗ってもらう。なんか楽しい。爪もすべすべつやつやになる。爪もトリートメントしたり保湿したりしないといけないのだといわれる。確かに髪と同じと考えれば、何も手入れしないというのは無謀だ。時間が来たので美容院に移動、シャンプーはせず、カット、ヘアカラー、トリートメント、簡単なブローをしてもらう。思っていた以上に丁寧にやってもらえるし、いちいち施術ごとに値段表を見せてくれるので、料金を払うのだんになってぎょっとすることもなく、満足。ネイルサロンと美容院をあわせても、今まで行っていた美容院のカット・ヘアカラー代より安かった。これならネイルサロンと美容院をセットにしばらく通ってみようかと思う。
昨日掃除用具いれのロッカー内に設置したワイアーネット棚。今日は中身を入れるべく朝からごそごそ。なんか一箇所片付け始めると、関連した場所の収納計画を見直すことになり、下駄箱と洗面所下とキッチンの一部にも手をつけてうんざりする羽目になる。こんなことしてないでフランス語に手をつけなきゃーと思いつつ。申し訳程度に初級フランス語のCDをかけっぱなしにしておくが、さすがにこのあたりは自然に聞き取れるあたり、やはり上達はしているのだろう(って手間もお金もかけて上達してなきゃ困るけど)。 掃除用具いれのロッカーというのは、掃除機を我が家の中心に設置すべくキッチンにおいてあるオフィス用スチール家具。ちょうど中学校の教室などにおいてある(ついでに言うとよくクラスメートの誰かがよく閉じ込められた)ようなサイズ。同じくスチール家具の食器棚と並べておいてあるのだが、今までこの大容量を生かしきれずにいたのだった。入っているものは掃除機とダスキンの柄つきモップとぼろきれ、使い切れずに残っている化学洗剤。これをワイアーネットの棚に並べると、まーはいることはいること。掃除は重曹・クエン酸・石鹸派にシフトしているので、ぼろきれや使いかけの洗剤などは今後減っていくはず。そしたら重曹2キロいりとか、他のものも入れよう。 今までここには入らないと決め付けていたものが実はぴったり入るサイズだったり、後生大事にとっておいたものを捨てたり、よくよく見ると未開封の化粧品とか電池とか電球とか、ストックのつもりがそのままになっていたものなども出てきて、全体的にもう少しスリム化できそう。ファミリータイプの家に二人しか住んでいないんだからそんなに収納場所に困るわけはないのだ。ほんの午前中だけで終わらせるつもりが結局一日中かかってしまう。われながらぐだぐだしていていやになる。 避難用品はいわゆる避難袋に入っていたが、これはやめることにする。食料を確保した以上、今までなんとなく避難袋に入れておいた缶詰も出す。考えてみたらこんな使いにくいものを背負って長時間歩けない。もし避難所生活をするようになっても、これは外泊と考えれば一種の旅行みたいなものだから、その代わりに使い慣れた旅行かばんをすぐ出せる位置にしまうことにする。一瞬の荷造りが生死を分けるということもなさそうだし(というか、そんなに切羽詰っていたら多分手ぶらで逃げたほうがいい)避難で持ち出すものは、その近くにかごなどに一まとめにしておく。避難用品として特別にとりおいておくのも無駄に思えるので、訓練の一部という意味でも、たまに避難用品を使ってピクニックでもしてみるとか、普段から使い方に慣れることが多分大事だろう。 参考サイト: Katokoのお気楽ナチュラルライフ http://www.katoko.com/
夜はクレジットカードのポイントでもらった毛蟹を食べる予定なので、午前中にスポーツクラブ。プールはスクールをやっていてフリーで使えるのは1レーンのみ。衝突を避けるためにクラブでは右側通行でぐるぐる回る決まりになっている。ウォーキングと水泳の人が同じレーンというのは無理があるので、1レーンあたり2人のときは1レーンをたて半分ずつ使うという利用者のローカルルールがある。今日は当然3人以上になることが予想されたので、はじめ2人でおとなしくぐるぐる回っていたのだが(私はすべてウォーキング、もう一方の人は片道泳ぎ片道歩き)、あとから入ってきた人はよっぽど自分が早く泳いでいるつもりなのか、するりと危険を回避できるつもりでいるのか、右側を折り返してきたり、左側を進んでいったり、じゃまくさいことこの上ない。途中で「ぐるぐる回ります?」などと聞いてきたので、「3人なのでぐるぐる回ることになると思います」と答えておいたが、その後も改まることはなく、案の定途中で他の人と正面衝突していた。 午後は錦糸町でアマチュアオーケストラであるザ・シンフォニカの定演。受付にNEO先輩(笑)が主催者側として神妙な顔をして立っていたので、近づいていって会釈をする。曲目はワーグナー「さまよえるオランダ人」、R.シュトラウス「影のない女」、シューベルト「交響曲八番 ザ・グレート」。チケットをくれた人は「もう、さまよっちゃってて大変なんです〜(汗)」などと先月あたり言っていたが、なかなかどうして、どれも難曲なのに相変わらず完成度が高い。もともと楽器のうまい人が集まっているとはいえ、コアな団員は40歳前後の、公私共に一番忙しい盛り、各人よくさらって、よくここまでに仕上がるものだと感心する。指揮者も満足そう。まさにグレートだなぁとしみじみ感動する。演奏を聞きながら突然ひらめいたこと。非常用食品やスリッパなどは寝室の作り付けの棚の中にしまってあるのだが、扉付きなのである。もし地震が来て家がゆがんで扉が開かなくなっては中身が取り出せなくなるじゃないか! 錦糸町の元そご○が入っていたビルは今は地元密着の専門店街となっているのだが、以前来たときよりずいぶん様子が変わって、ダイ○ーの100円ショップなどが出店している。狂喜乱舞。夫は別フロアーでリフレクソロジーに挑戦し、その間私はたっぷりとダ○ソーへ行って品定め。掃除用具入れのロッカーの中に棚を作ろうと画策しワイアーネットを5枚、さらに両面テープ、金属製フック、などを買って、日曜大工センターの帰りのようになってしまう。レジで私の前にいた人のレジかごの中は可愛いものが満載だったのになぁ。明日のバレンタインデーは帰宅が遅いというので、例の夫からの赤いバラ5本は今日もらう。今年はカードは花屋さんでくれた1枚ぴらっとした紙片のみ。こちらも一応、仕事先の近くの酒屋で買ったおいしい板チョコをあげる。 晩御飯は毛蟹と日本酒。食後、ワイアーネットを結束バンドで組み合わせて棚を作った。ネットなので薄い分容量が多いし、組み立てるのもばらすのも、かんたん〜。懸案の非常用食品などは見苦しくない天然素材の書類箱に入れて枕元におくことにする。A4サイズで高さが15センチぐらいだろうか。スリッパ、非常用食品、サクマのドロップ、充電ラジオ、持ち運び用の避難袋などを詰める。あとホイッスルも入れておかなきゃ。指笛はまだ鳴らせないし。
午後兄一家が車で来る。 15年ぐらい前に買って実家に置いたままになっていたCDラジカセを持ってきてもらう。当時のCDラジカセといえば、黒くて巨大なのが定番。母が邪魔に思っているようだし、カセットがダブルデッキなのが語学学習用には便利なので引き取ることにした。やっぱり大きいなー。電子レンジより大きいんじゃないか。まさに無駄に大きいが、音はそれなりにいい、はず。 夫は出かけてしまったが、買ってきてもらったおすしなどを広げてまずは腹ごしらえ。姪はこの春年長さんになるが、急に大人びてきた感じ。家の中を興味津々で歩き回ったり、こっそり押入れを開けたりして、ずいぶん周囲の環境に関心が出てきた様子。甥は相変わらずおとなしいが、たまにおとなしいだけでなくたまにきかんきなところも垣間見せていて、だんだん男の子らしくなってきた。ところで兄の一家は遊びに来たわけではなく、先日買った非常用食料の割り当て分の引取りと、一族の防災時の連絡手段などを話し合うために来た。災害時に、兄と両親が住む家と、兄嫁の実家と、夫の実家とどう連絡をつけるかというようなことと、あわせて各家の連絡先と避難場所などを一覧表にしておこうということになる。兄嫁の実家と我が家は同じ区内なのでいざというときは、助けあえるだろうし、特に我が家は幹線道路に面した免震マンションなので、他に比べ被害が少ないのではないかという予測に基づき、いざというときも集合場所や連絡リレー地点として使ってもらえるのではないかという希望もある。しかもうちはマンション内に人はたくさんいるが、顔見知りもほとんどいないので、近くの他人より遠くの親戚を当てにしたい。 災害の種類としては震度6以上の地震を想定(他にも大雨や津波もあるかもしれないが、一応関東平野限定なので)し、即死もしくはそれに近い状態になるか、しばらく避難所生活を送るか、中程度で不便ながらも普段の生活基盤で生活できるか、の三段階にわけ、それぞれの中でできるだけ死なないことを目標に、そして安否をできるだけ早くお互い知らせあえるようにしたい。「お互い」の範囲としては、物理的な行き来しやすさと、親等の近さの二つのベクトルと、つまり地縁と血縁の深さに基づいて、協力しやすそうな親戚と助けが必要な親戚をピックアップしてみた。働き盛りの世代であるいとこを中心に、身近な親戚の安否がつかめるネットワークを作ってみようかと考えている。もちろんネットワーク参加は本意ではない人もいるだろうし、あくまで私と兄を中心とした人間関係なので、われわれの(助かりたい、助かって欲しい)便宜を優先している。夫の実家と兄嫁の実家とでは何のかかわりもなかったりするわけだが、まったくの赤の他人というわけじゃなし、もし助け合えることがあればいいし、という話ではある。 とりあえず、どこにどういう親戚が住んでいて、どこの避難所が割りあてになっているかという防災地図と、その家およびその家の安否は誰(遠く離れた息子とか)に聞けばわかるか、という連絡リストを作ってみることに。これをまず両親・兄世帯・うちを中心にあてはめて作成し、これに基づき周囲の身近な人に説明して協力を仰ぐ、というのが現実的なところだろう。自分が住んでいる自治体の防災関係のホームページやNTTの防災伝言ダイヤル171(いない)も活用できそうなので、これもあわせて広報してみようとか、話し合ってみると意外と「知ると知らぬじゃ大違い」なことや知恵が出てくるものである。 夕方新しい非常勤先(集中講義・遠距離)の提出書類を書く。書くとこたくさんあるなぁ。遠距離臨時雇いの私に常勤の通いの人と同じ形式で、新幹線で行くのに交通費を一ヶ月定期の額で申請させたり通勤経路と交通機関ごとの移動距離を書かせることに、いったいなんの意味やあるか。しかしこうなってくると意地になって豆粒のような地図を書いたり、定期代を調べてしまうのであった(←無駄)。新幹線の通勤定期代はネットだけではわからなかった。毎日通う距離じゃないって(-"-)。 夜は近所のラーメン屋に行くつもりが途中で気が変わり韓国焼肉家庭料理店へ。にんにくのホイル焼き、うまし。 参考サイト: 災害用伝言ダイヤル http://www.ntt-east.co.jp/voiceml/
年初から声をかけ始めて、各家で受け入れ態勢が整ったようなので、今週例のお米を共同購入で初取り寄せ。仕事先で共同購入にした分を30キロ弱、実家の近所の分を30キロ、それぞれ頼んだら、おまけで生の大豆がどっさり入っていた。わーい。 最初の商品ラインナップでは5kg(精米)、10kg(精米)、30kg(玄米)だったのだが、一人暮らしの女性などに話を聞いてみると期限内に消費するのが大変なので、5kgも買えないという。ご飯が食べたいときは、スーパーで四合(600g)入りの小袋で買うらしい。そういわれてみて、スーパーのお米売り場を見てみると確かにそういうのもの売っていて、魚沼産コシヒカリだと600円ぐらいする。うわー高いなー。お米のサンプルをもらったときに1.5kg入りだったので、これを買えるようにして欲しいとシャチョーに頼んだら、600g、1.0kg、1.5kg入りもラインナップに入れてもらえることになった。それが先日とどいたのだが、銀色のジッパー付きの袋に入っていてちょっときれい。これなら冷蔵庫の野菜室にもらくらく入るサイズだし、便利そう。お米がいくら邪魔にならないといっても、買い置きのペースというのもあるので、盆暮れのご挨拶として贈るのには1.5kgぐらいがいいかもしれない。 親戚の家からもお米を頼みたいという話がきて、今日はその家の分も30キロ頼む。うちは生協の宅配でお米を買っていたので影響はないが、最近都会では米穀店が次々と店じまいして、スーパーで買ってかついで帰ってくる人たちも多いらしく、家に届けてくれるだけでも助かるし、ましておいしいお米なら願ってもないということだそうだ。この1週間で90キロも米を捌いたことになる。えっへん。これだけ手間をかけて、きれいなパッケージに詰めておまけの野菜などもつけて5キロ2200円というのは申し訳ないような気持ち。2200円でお米を5キロ買えば約1ヶ月もつが、都会でランチしてお茶飲んだら2回分もないと思うと生産者にとっては薄利だなぁと思う。 楽しみにしていた連休だが、夫は祝日だというのに仕事。私は米を注文したりし日記を更新したりしているうちにお昼を過ぎ、遅いお昼ご飯を食べた後うっかり寝てしまう。おきたらとっぷりと日が暮れていた。時計を見ると8時。なかなか目が覚めず、やっとおきだしてもソファーにぼーっと座り込んでしまう。華岡青洲の妻を見ようとしたらNHKでは延々と歌謡曲をやっていて、あとから新聞をみたら今日はドラマはお休みらしい。なんでこんなときに紅白の再放送するんだか。 お米の保存についてサイトを調べていたら、精米したお米は精米日から45日以内に食べきること、冷暗所に保存というが最近のお台所は暖かいので必ずしもお米の保存に適していないことなどがわかった。多めにお米を買った場合は、直近で使う分だけキッチンに移して(冷蔵庫の中がベスト)、あとはクローゼットなどにしまっておくのがいいらしい。なるほど。 参考サイト: お米保管方法 http://www.naozane.co.jp/okome/kome04.htm
午前中フランス語。またも暗誦で暗礁に乗り上げる。前回出来たところも出来なくなっているのは、年のせいで物忘れがよくなっただけか。暗い気持ちになる。 午後3時にデパートで待ち合わせ。さるとるさんつながりで、 その後デパートに隣接しているDIYショップにいって、ぴよたさんが「上京したら買う」といっていた白神天然酵母をぞろぞろつられ買い。その後非常用品売り場に行って私は非常用簡易トイレを購入。先日ネットで買った72時間非常用食品、約1.5倍の値段で売っていて驚く。NEOさんが見つけたNASAのブランケットセットはLEDライトとホイッスルも入っているそうで、お買い得だと思う。ちょっとしたプレゼントにもいいかも。ここで、ぴよたさんwithケロちゃんとはお別れ、駅ビルを抜けて歌舞伎町のカラオケの出来る店へ。モールを抜ける途中、ハートグッズ好きのしーちゃん、バッグ&くじらグッズ好きのNEOさん、食器&スヌーピー好きの私、とそれぞれにショーウィンドウにひきつけられる。ステイシーさんはいったい何が好みなのか、と先頭を歩いていただきながら後ろから観察すると、どうやらオリエンタルな雑貨や家具に心惹かれる様子。 目当ての店は歌舞伎町といっても線路沿いであまり怖くない。中国語学習中のしーちゃんと、みんみんさん、いとなんさんとで一度行ったことがあるが、道を進むにつれてどんどんアジアの香りがしてきて、本当にここでいいんだろうかというあたりにある。中華料理店の2階がカラオケもできる個室になっている。曲は中国の歌がほとんどで、日本の歌がまあちょぼちょぼある感じ。読みのふりがながちょっとおかしいところがあったり、しかも五十音順でならんでいるのは頭の一文字だけで二文字目以降はざっと一覧しなければならず、結局すべての曲名に目を通すことになる。目に付いた片っ端から中島みゆきや、歌えそうな曲の名と番号を紙ナプキンの上にメモしていくが、実際にかかるのはそのうちのわずか。特に中島みゆきはほとんどはねられる。まるでポリシーのない人のようにつぎつぎと番号をいれていき、たまさか通ったものを歌うという感じになってしまう。ちなみに今回歌ったのは紙ナプキンの記録によると、選曲した23曲中歌えたのは「星空のディスタント(原文ママ)」「たかが愛」「かもめはかもめ」「MUGO・ん・色っぽい」「ハロー・グッバイ」「ルージュの伝言」「瑠璃色の地球」「ルビーの指環」。その他に歌手名がわからないのでとりあえず入れたけど流れたら違う曲でキャンセル、というのが3曲ぐらい。 適当に料理をつまみつつ、NEOさんと私は全部日本の歌、ステイシーさんは選曲のジレンマなく全部中国語の歌を歌う。しーちゃんは途中で日本語の世界に戻ってきたり、車で聞き流していた曲が実はこんな歌詞だったのかと感激しながら中国語歌謡の世界に戻っていったり。80年代に大ヒットした曲はわりと通りやすく、ベストテン世代のNEOさんと私は、カラオケでは歌ったことがない四半世紀前の歌謡曲もいくつか歌うが、細部まで再現できて初めて歌う気がしない。大人になってから好きで覚えた曲よりも、巷に氾濫していた歌謡曲のほうが自信を持って歌えるとは、あのころはほんとメディアがマスだったなぁとしみじみ。こんな歌詞でおどろいたといえば、井上陽水の「リバーサイドホテル」は『夜明けが明けるまで』とか『金属のメタル』とかシュールなだけでなくへんてこりんなことを再認識。 歌える歌(availability, abilityとも)も歌いつくした終盤になり、突然「あたしったら初対面の人とこんなにもりあがちゃって…!」とショックをうけるステイシーさん。いいんです、それで。帰り道も「なんだ、知らない人とでもこんなに盛り上がれるんだぁ」と感慨深げな彼女、これぞオフ会の醍醐味という感じ。帰りのルートを聞かれて「『元国鉄のJR』で帰ります!」と、「金属のメタル」のようなご発言も大変に愛らしかった。知り合って20年以上になるNEOさんと初対面のステイシーさんとそれぞれ同じように盛り上がった歌舞伎町の夜。『元国鉄のJR』駅方向に向かうしーちゃん、ステイシーさんと別れて、NEOさんと二人歩き出す。大所帯サークルの別パートの先輩で今はネット友達のNEOさんと、二人きりで歩くというのは、考えてみたら過去20年の初めての体験だったかも。どきどき。 追記: 当日の歌セットリストをしーちゃんが作ってくれたので、以下に公開。 途中でいかにザ・ベストテン当時の歌謡曲にNEOさんと私が流れて行ったかがよくわかるような…。 N=NEO れ=れいこな ス=ステイシー し=しー(敬称略・順不同) ス:但願人很久(フェイ・ウォンによるテレサ・テンカバー) し:情深深雨蒙蒙(ヴィッキー・チャオ) N:Morning Moon(チャゲ&飛鳥) れ:星空の下のディスタンス(アルフィー) ス:感動(辛暁��) し:北極雪(ケリー・チャンと無名男星) れ:たかが愛(中島みゆき) N:セロリ(SMAP 山崎まさよし版ではなかったですよね?) ス:快楽老家(陳明) し:一個人的我依然会微笑(林佳儀による中島美雪「空と君のあいだに」カバー) れ:かもめはかもめ(研ナオコ 中島みゆき作) N:ミニモニじゃんけんぴょん!*順番自信なし ス:地下鉄(elba) し:一個小心願(テレサ・テン 邦題「小さな願い」) れ:MUGO・ん…色っぽい(工藤静香 中島みゆき作) N:時をかける少女(原田知世 松任谷由実作) し:記事本(ケリー・チャン) ス:一想到イ尓呀(張恵妹) れ:ハロー・グッバイ(柏原芳恵) N:チェリー・ブラッサム(松田聖子) ス:味道(辛暁��) れ:瑠璃色の地球(松田聖子) し:容易受傷的女人(フェイ・ウォンのは広東語版なため自作北京語歌詞を握り締めて。中島美雪「ルージュ」カバー) N:リバーサイドホテル(井上陽水) ス:小鎮姑娘(陶吉吉) し:月亮代表我的心(テレサ・テン) N:木綿のハンカチーフ(太田裕美) れ:ルージュの伝言(荒井由実) ス:至少還有イ尓(サンディ・ラム) れ:ルビーの指環(寺尾聡) N:満月のフォーチュン(松任谷由実) し:ロマンチックがとまらない(CCB) ス:為イ尓(陳明)
機内食は相変わらず悲しくなるほどおいしくないが、スナックが充実しているので、まめに立ってはおせんべいとかポテトチップスとかサンドイッチとかもらってくる。雑誌もバリバリ読む。夫は飛行機に乗ってもずっと眠っていた。結婚した頃は飛行機の中でもずっと何か読んでいるか映画を見ているか絶対に眠らない人だったのに、相当疲れがたまっているらしい。邦画と洋画を1本ずつ見る。「約三十の嘘」と「ウィンブルドン」。どっちも出演者が豪華なのにひねりがない終わり方でなんだかなー。J-popチャンネルで「優しい時間」のエンディングテーマになっている平原綾香の「明日」を狙って聴く。やっぱりうまいなこの人。 定刻より少し早めに成田到着。非常口近くの席客室乗務員と向かい合って座る席にいたのだが、突然客室乗務員に愛想よく話しかけられる。以前私を接客した記憶があるというのだが、自慢ではないが私は人の顔を覚えないたちので、こちらはさっぱりわからない。よくこの路線をご利用ですよね?といわれるが、ヘビーユーザである夫はともかく、私はアメリカに行ったのは3年ぶりぐらいなので多分違う。後から考えるに、もしかしたら以前国内線担当で羽田〜小松間にいた人なのかも(笑)。 帰りの成田エクスプレスはなぜか荷物の少ない若者で微妙に込んでいた。4人がけボックスで相席になった二人連れの若者は、朝鮮語のサッカー選手の名前をいろいろあげて楽しそうに話していた。後からニュースを見たら、北朝鮮の選手が来日したようで、その出迎えの人も多かったらしい。接続がよくて成田から2時間で帰宅。結果的にフェニックスで一泊しなくても帰れたのだが、インターバルをはさんだせいで身体はすごく楽。 早速メールチェックすると、仕事のメールを何通かと、ウィルスメールが何通かと、大学オケの後輩の訃報。仕事先で交通事故にあって意識が戻らないまま亡くなったという。彼女とは数年前にとある集まりでばったり再会したことがある。日常生活に流れる音について研究しているといって、会合の最後に行われるオークションに出そうと思って持ってきていたサイン入りの著書をもらった。丁寧な調査と考察を重ねた彼女らしい本だった。バイオリンもピアノも上手で、研究も熱心に取り組んでいて、もっとやりたいことがあっただろうに、こういう形で将来を断たれてしまったのは、彼女自身さぞ無念だろう。その夜は、もらった著書の前にろうそくを灯して、彼女の冥福とご家族の心の平安を想った。 参考サイト: ウィンブルドン http://www.wimbledonthemovie.com/ 約三十の嘘 http://www.30uso.com/
朝、暗いうちに起き出す。フェニックス空港からサンフランシスコ空港へまず2時間のフライト。当初の計画より出発時間が早まった上に、飛行機も快調に飛ばしたらしく予定時刻より20分も早い到着。早すぎて滑走路が空いていなかったのか国際線のターミナルに到着する。国内便乗り継ぎのアメリカ人たちは不満顔だが、私たちはターミナルの移動がなくなったのでラッキー。しかし出発まで3時間待ちである。時刻はまだ8時前。早すぎてみやげ物やも空港ラウンジも開いていない。夫がエコノミーに乗りまくって身体で稼いだラウンジ使用の特権も、まだ役に立たないのだった。閉まっているショップを文字通りウィンドウショッピングし、ロビーでボーっと時間をつぶし、やっとラウンジに入る。私はフェニックスからの飛行機で爆睡したので目はさえていて、果物を貪り食う。夫はその逆でラウンジで朝寝。 ラウンジは明るくて広々している。窓の外に海も見える。仕事をするエリアと飲食するエリアは中央の通路でそれぞれ分かれていて、飲食のエリアはさらにバーコーナーと、ソファが並んでいる一帯に分かれている。ソファで横になって眠る人アリ、バーカウンターで物慣れた様子でカクテルを造ってもらっている人アリ。出発時間の40分前になったので、サンフランシスコ名物のチョコレートなどを買う。バレンタインデー間近なので凝ったラッピングのものも多く、ハート型のパッケージに入ったチョコをテディベアが持って6000円なんていうのもある。 日本行きの飛行機は行きよりややすいていて、座席は3人がけを2人で使えたので楽チン。日K新聞をもらい、小説に目を通す。げー、まだこんなことやってるのかこの人たちは、もう…(以下省略) 日付変更線戻り中。
相変わらず早く目が覚めるので、そのまま起きてシャワーを浴びて、荷造りをして、レストランへ。ここへ来て初めてまともな朝食を、と思うと感慨深い(嘘、でもちょっと本当、でも半分嘘)。夫が出ていた学会と同じ時期に女性ばかりの研修(夫の話によるとレクチャーだったというので)をしていて、その方々がレストランで朝食中でかまびすしい。係が気を利かせてちょっと離れた窓際に案内してくれるが、それがあだとなりなかなかオーダーを取ってもらえなかった。手をぶんぶん振ってウエイトレスを呼び寄せると、「あら、ほったらかしちゃってごめんなさい」といって来てくれた。夫はシェフのお勧めなんちゃら、私はパンケーキにジャーマンポテトとお好きな卵料理(目玉焼きにした)というセット。それぞれ2人前ずつあるのでは?というすごいボリューム。今日はお昼ごはん抜きなのでがんばって食べる。 食後、ホテルの庭を散策する。散策は1時間で終わってしまい、まだ10時ちょっとすぎ。Phoenix空港までのバスが11時45分発、ホテルのチェックアウトタイムが11時で、中途半端な時間の使い方に困る。荷物をフロントに預けて散歩に出ようと言うと、「いや、かばんの中にノートPC入れちゃったから…(フロントに預けて万一ぞんざいな扱いを受けて壊れちゃったらヤダ)」という。じゃあ、リュックに入れて持ってくかというと「いや、それはさすがに…(重くてヤダ)」という答え。あのさー花いちもんめじゃないんだからさー。どっちもダメならキミはここに残れ、私は散歩に行く。そういうとやっと決断したらしく「まあいいや、フロントに預けよう」と言い出した。決断というよりは捨て鉢?考えてみたらホテル内の散策なんて、まず遠出をしてまた戻ってきて、チェックアウトしてからすればよかったのだ、ばかばか。 荷物は自分で荷物室に運べばよかったので、奥のほうにそっと置いて出発。すっかりなれた裏道をてくてく歩く。初日に行った散策路の途中まで行ってみることにして、歩きだすと向うからやってきた犬を連れた人に「はろー」と声をかけられる。袋小路に入ってくる見知らぬ人には積極的に声をかけるのが防犯の第一歩ということだな。右に行くと散策路、まっすぐ行くと墓地がある。墓地のほうへ行ってみる。墓地は小高い丘の上にあって一区画が広く、日本のお墓と違ってそれぞれ工夫を凝らした飾り付けをしてあり、星条旗やベンチなどをおいてあるところが多い、日本の太鼓橋があるお宅(区画)もある。墓誌を見るとこの墓地は80年代にできたらしい。今は土葬したりしないんだろうな。お墓のマンションもあった。ここからの眺めは最高。死んでここに埋葬されるのも悪くない。これから埋葬するのだろう、一つ地鎮祭のように青いシートやベンチが並んでいる区画があった。案の定帰り道に葬列(全部自動車)とすれ違う。 ホテルに戻ってトイレに行って、しばらくするとシャトルバスがやってきた。来るときと同じ老運転手。聞けば、Sedonaの隣村の人で、ほとんど毎日運転しているのだという。しかも朝ゴルフコースに出ているらしい。お昼前にSedonaを出発して14時半ぐらいに空港に着き、それから初日にわれわれが乗ってきた16時発のSedona行き便を駆って戻るのだろう。19時ごろ帰宅し、食事をして一杯飲んで寝るのだろうか、なかなかいい生活に思える。いくつかのホテルを回って空港に行く。途中で乗り込んできたおばちゃんは、とにかくよく食べる。しゃべる。持参のお菓子を途切れることなく食べ、運転手としゃべり、細い糸の編み物をし、新聞を読み、またお菓子を食べる。当然丸々太っているが、それもまたチャーミングに思えてくる不思議。 高速道路沿いの景色はゆっくりと変わっていく。Phoenixに近づくにつれ、Sedonaでよく見られたような低いウチワサボテン(団扇仙人掌)は見られなくなり、ハシラサボテン(柱仙人掌)というのだろうか、西部劇に出てきそうなサボテンがポコポコと生えている。運転手が窓の外を指差して、グレイハンドのレースがなんとかかんとかという。指差されたほうを見るとインター脇にあるような大きな倉庫のような建物が見えてきたので、グレイハウンドバスの車庫でもあるのかと思ったが、後からパンフレットなどを見たらグレイハウンド犬のドッグレースをやるところらしい。 ホテルは空港近くに取ったのでまたもホテルのシャトルバスで行く。多分何もなさそうなので、その前に空港でお土産を買いシャトルバスを待つ。バス停には各ホテルやレンタカーのお迎えシャトルバスがが次々と到着するが、目的のホテルのバスはなかなか来ない。結局20分以上待って、厚着している上に日差しが強いのでぐったり。埒が明かないのでホテルに電話してみることに。空港ロビーにあるホットラインの電話で「空港の第二ターミナルににいるのだが、ホテルのシャトルはいつ来るか」と聞くと、名前とどこの飛行機会社を使ってきたのか聞いてくる。いや、飛行機会社覚えてないし(汗)今日はバスで来たし、というと「バスで来たの?空港に?」と半信半疑。確かにアメリカ人の感覚ではわざわざ車で空港まで来て空港近くのホテルに泊まるバカはおるまいよ。でも来ちゃったんだもーん。相手の質問の意図は航空会社を聞けばどのターミナルにいるかわかるので、ということらしいので、とにかくなんだか知らないけど第二ターミナルにいるから、というと15分以内に車をよこしてくれるという話になった。助かった。 果たしてバスは10分ぐらいで到着。すでに先客がいて、第二ターミナルから乗ったのは私たちとどこかの航空会社乗組員らしい男女二人。いかした二人だが、どうもできてるらしい(くんくん)。特に男性は身のこなしがスマートで、私たちがシャトルに乗り込むときにエスコートしてくれるし、ホテルに着くやさっとチップを渡すし、かっこいいのだ。途中で大量の荷物とともに巨漢の親子三人連れが乗ってきて、フルハウス。「俺たちこんなだし乗れないよ!」とオヤジさんは言うのだが、若い運転手は意地でも載せるらしく大汗をかきながら荷物と格闘していた。 ホテルについてしまえばもうこっちのもの(というかやることはない)。チェックインのときに夫が聞いたところによるとシャトルバスは30分毎だという。つまり電話をかけてもかけなくてもあの時間には到着していたのだ。ホテルの部屋は、なんだかデジャヴュのように調度品の配置からベッドカバーの模様まで、Sedonaのホテルとそっくり。ちなみに全然別々のホテルチェーン経営。近隣にも大きなチェーンのホテルが並んでいて、ちょっと外を散歩してみるがギフトショップもショッピングモールも何もない。本当にここは素泊まりのホテル街なのだな。1時間ほど昼寝をして夕食。夫はアメリカに来るとリブが食べたくなるらしい。食べきれないのでリブステーキは二人でわけることにして、あとは、トルティーヤスープ(ピリ辛のスープに千切りにしたトルティーヤが浮き身として入っている)。注文をとりにきたウエイターが、おやおや晩御飯に二人でステーキをたった一つだけ?というのだが、食べきれないのは目に見えてる。 パンを食べようとしたが、パン皿がない。テーブルに直接置くのもなぁ…と思って他のテーブルを見ると、パン皿がセットしてあるテーブルとないテーブルがある。あるテーブルにいたっては一部だけパン皿がセットしてある。おおらかだなぁ。食後のデザートもパスして部屋に戻り、明日は6時に出発なので早寝する。
今日は一日一人で過ごす日。 昨日の残りのサンドイッチを食べ、夫を見送って出かけるしたく。夕方ホテルのリラクゼーションマッサージを予約して、その前にタクシーで10分ほどいったところの、ショッピングモールに行ってみることにする。タクシーを呼んでもらってから、ふと時計を持っていないことに気づき、部屋に戻るがまた鍵が開かない!ここはオートロックでカードキーなのだが、ロックのバッテリーが切れていて鍵がかからなかったり、カードキーの磁気が抜けていたり、ずっと調子が悪いのだ。フロントに言うと、磁気を入れなおしたカードと新しいもう1枚くれて「これでだめだったらまた来て頂戴」といわれる。部屋に戻る途中で営繕係らしき男性と会い、今無線で呼ばれたといって一緒に見に来る。試してみるとやっぱり開かない。オートロックが開かないのはドアの閉め方が甘いらしく、思い切り閉めてから彼のマスターキーだと開く。硬すぎるのがいけないので、私が外出中に直しておくから遊びに行っておいでという。前日に来た営繕係もいい人だったが、この人もいい人だ。時計を取ってロビーに戻るともうタクシーが来ていた。このタクシーは正月の注連飾りのように牡牛の角をフロント部分につけている。車の中もウェスターンという感じ。 目的地のショッピングモールはリゾートホテルに隣接していて、ブランド品などはなくて、地元の特産品とか、手工芸品とか、民族衣装みたいなひらひらした服とかを扱っている、アミューズメントパークのような土産物屋さんの集合体。なぜかスペインの街を模しているのだが、つ、つまらない。受付のところで地図をもらって、よくしゃべる係りのおばちゃんがスパはいいわよ〜という。スパは隣接するホテルの中にあるらしい。趣味じゃないんだよな〜と思いながらホテルのほうに歩くと、駐車場係にここにはもっとお店がありますよ、といわれて、指差す方向に歩くと、地元の農家がやっている青空市のような一角がある。これもアミューズメントパークの一部らしく、多分このおじさんは売れても売れなくてもここに店を出すということで生計を立てているらしい。商売っ気全くなし。「ああーこんなにいい天気なら、ハイキングに行きたいよ」といいながら、試食品をどんどん食べさせてくれる。サボテンジャムとかサボテンキャンディーとか食べているうちにおじさんはどこかに行ってしまい、取り残された私はリゾートホテルのほうに歩いていってみる。 受付でギフトショップはどこですか?と聞くと2箇所あると教えてくれたが、どっちも私にはつまらない。私がかぶっている黒い帽子を見て、「あら、すてきな帽子〜」とか声をかけてくれるが、別に買ってもらいたいわけでもないらしい。この帽子は以前イギリスで買ったものだが、これををかぶっていると話のネタになるので助かる。この2階にスパがあるのかと思いながら、「もっとある」という店はどこにあるのか探してみるが、どこにもない。そのうちにさっきの農夫の店に舞い戻ってしまい、「もっと」の意味は「もう一つ」の意味だったらしいことを知る。退屈を訴えるとおじさんは「ああー、こんな店をやってたくないなぁ、おなかが痛いことにして、今日は休みにしたいなぁ、それでキミをハイキングに連れて行ってあげるんだがなぁ」とぼやく。隣の案内ブースにいるおばちゃんのところに連れて行ってくれて、「このYoung ladyにちょっとアトラクションを説明してあげてくれ」と言ってくれる。Young ladyといわれて感じる居心地の悪さ。すいませーん、貫禄なくて。おばちゃんはあなた、35歳は過ぎてないわよねぇ?という。(いや、バリバリ過ぎてますけど)なにか?そしたら、スパでエステもいいけど、若いみたいだから、ジープツアーに乗ってらっしゃいよ!という。ジープツアーなら昨日も乗ったのでもういい、というと、また別の会社のだから場所に行くし絶対楽しいわよ!という。まあ、そういわれてみればそうかとも思い、ジープツアーの受付に行く。各ツアーは最少催行人数が2人。夕暮れ直前に1つツアーが決定しているというが、それだとマッサージの時間と重なっているしなぁと思っていると、もう少し後に来てくれれば状況が変わると思うのでまた来てみてといわれる。その場を去ろうとすると、「Where your accent comes from?」と言われる。彼女が言うにはたいていどこの国の人かしゃべり方でわかるけど、あなたのはどこの英語かわからない、でもわたしあなたのしゃべり方好きだわ〜、あなたみたいに話してみたい、いったいどこの?ということだ。「好きだわ〜」のあたりはお世辞だろうが、そういえば私は日本人特有のアクセントではないし、しいて言えば米語ではなく英語っぽいのかも知れないがもちろんネイティブには程遠いし、日本語英語と米語と英語とがまざって出所不明なアクセントになっているらしい。いくつかお店を見て、おみやげ物なども買うがどの店もここに開店することが至上命令なのか、売る気まったくなし。ただ世間話だけして商品をろくに見ないでにこやかに送り出される店もある。 ここのスパを使うことになんとなく気持ちが傾き、ともと泊まっているホテルのマッサージはキャンセルすることにする。ホテルの電話番号を調べてもらって、キャンセルの電話をかけるがフロントデスクの担当者がいけず。この男、前の日にロックが開かないといったときも、カードキーの磁気を直しただけで対応が悪かったし(ロックが悪いといっているにキーを直すバカがどこに??)、今回マッサージルームが留守番電話になっていたが、録音するだけでは心配なので伝言を残しておいてくれというと「自分はその権限にないし、マッサージルームには誰かいるはずだから」といって勝手に電話をつないでしまういやな奴である。仕方なくキャンセルのメッセージを吹き込むが、ちゃんと通じているか心配。 スパのパンフレットを見ながら食事にする。フランスパンの上に、暖めたグリュイエールチーズとキャラメルのかかった焼きりんごが載せてあり、脇にフレッシュフルーツがそえられた「サンドイッチ」。ウェイターが芝居がかった奴で、ちょっと気味悪く冷笑しつつ接客してもらう。会計の段になって、お財布を開けるとクレジットカードを忘れてきたことに気づく。食事代ぐらいはもちろん現金を持っているのだが、この後スパに行ってジープツアーに行くなら全然お金が足りない。仕方なくいったんホテルに帰ることにして、タクシーを呼んでもらう。ひーっ。急に忙しくなってしまった。レストランにはまた戻ってくるといいおいてジープツアーの受付に行くと夕暮れのツアーはもういっぱいになり、もう少し時間の長いのがまだあるというので、とりあえずそれに申し込んでレストランに戻ると、タクシーが来ていてホテルに帰る。ホテルに戻ってここで10分ぐらい待っててくれるか聞いてみると明らかに不機嫌そうな運ちゃん10分以上かかるか?と聞いてくるので、いや5分で終わるというと、それならいいという。まあ、ここはアメリカだし、7分で終わる用事なら、遠慮して大目に10分というより、初めから5分といって遅れてもかまわないだろう。 部屋に戻るとまたキーが開かない!ロビーに学会関係者が何人かいて、夫にクレジットカードを借りようかと思って、知り合いに所在を聞くと夫はちょうど会議に入ってしまったというし、タクシーは待たせてあるし、半ばパニックになって部屋に戻ろうとすると、ちょうど営繕係が声をかけてきた。「鍵がまた開かないー!タクシーを待たせてあるのよー!」というと、「いつもタクシーが待ってるねぇ」といいながら一緒に来てくれた。彼のマスタキーで開けるとちゃんと開くが、私のキーでは開かない。キーを預かってフロントにおいておくので、帰ってきたらフロントに言ってくれといわれる。お財布を出したりしている間に、また彼が新しいキーを持ってきてくれためしてみると今度は大丈夫。本当に申し訳ないと謝ってもらい、マッサージルームにキャンセルできているか確認の電話を入れ、タクシーに大急ぎでもどる。なんて忙しい午後になってしまったのだろう。 タクシーでまたもとの場所に戻って、スパに行く。といってもスパに入っている時間がなくなってしまったので、マッサージだけ90分受けることに。マッサージ師の性別にはこだわらないか聞かれるが、もちろん女性を頼む。男性のマッサージ師を希望する女性もいるのだろうか?30分後に入れるというので、その間にジープツアーの申し込みをし、戻ってきてバスローブに着替えてマッサージルームへ。 ・ ・・・・・・・・・・(極楽中につき省略)・・・・・・・・・・・・・・ 施術後は時間との戦い。シャワーを浴び、え際までオイルがついた髪を洗い、ジャグジーに飛び込んで身体を温め、あがって髪をざっと乾かして、ジープツアー開始5分前に着替え終わる。ぜいぜい。髪は生乾きの気がするが、なんとなくほかほかしたまま集合場所へ。受付の女性と楽しげに話しているウエスタンハットの若い女性がいて、彼女がツアーのドライバーだといわれる。あら素敵。それから残り二人がやってきて、これはシカゴとNYからそれぞれやってきた女子大学生。「うわーっ今日はみんな女の子ねっ!」と盛り上がる運転手。ブロークンアロウというスポットに行く。こっちは昨日とは打って変わって、樹林の中を進む。トレイルの入り口には大きなマウンドがゲート代わりにしつらえてあって、これをイーハーポイント(Yee-Ha point)というんだ、とガイドが言う。おなかをこすらずにここを乗り越えられる車だけが中に入れるようになっているのだが、当然がったんと結構な衝撃が。イーハーというのはカウボーイの雄叫びらしい。以降、「女の子」4人でどっこんどっこんと高低差を乗り越えるごとに、「イーハー!」「い、いーはー…!」と雄たけびを上げて気合を入れる。うー楽しい。北陸にいた頃、たまに乗用車でダート道を走ったりしたが、それの100倍ぐらい面白い。テキーラの香り付けに使う葉っぱとか、いろいろ教えてもらうが、うーむ、よく聞き取れないのが残念。やがて息を呑むような絶景が現れる。写真をとってくれる相方がいないので自分の影をとってみたりして。
絶景ポイントの次は絶叫ポイント。巨大マウントの周りをぐるぐる回って(わーっドーナツ!と叫ぶ女子大生たち)、それからほとんど直滑降でマウントを降りる。車を止めてこちらを撮影するギャラリーがいるので、期待にこたえて大騒ぎしてみる。
後でギャラリーに合流するとデジカメ写真を送ってあげるといわれ、大喜びで覚えやすいhotmailのアドレスを教える。しかーし!帰ってきた日にうっかり迷惑メールを全部消してしまった。無理に消さなくても数日で勝手に消えるのに、hotmail容量2MB時代の癖がぬけない。登録したメールアドレス以外みんな迷惑メールに振り分けられるので、おじさんのメールが入っていた可能性大。がびーん。一応夕日を見るのもツアーに含まれているようだが、まだ日没まで時間があるので、少し時間オーバーするけれど、といってまた違うトレイルの入り口まで連れて行ってくれた。いい人だなー。夕日を眺めるスポットにはさっきのギャラリーの人々や恋人同士も来ている。恋人同士なんてワイングラスで白ワインまで飲んでいるのである。おしゃれだけど寒そう。夕日に照らされて赤土の山肌が赤銅色に輝いている。 寒くなってきたので、日没を待たずに戻ることになる。
ホテルはトレイルのすぐ近くなのでこっそり頼んでホテルまで送ってもらう。これでタクシー代が浮いて7ドルぐらいの倹約。降り際にチップを1ドル上げて大いに喜ばれる。こんなに喜んでもらうと申し訳ないなーと思うドル安円高な夕暮れ。帰ってくると会議は終わっていて、数人が出かけていった。夫も一緒にでかけたのだろうか。今日は買い物なので夕食は調達しようと思っていたのだが、なぜだか(笑)忙しくてチャンスがなく、またもホテルのレストランで食べる。今日はマヒマヒの照り焼き。中華風の味付けでオイスターマッシュルーム(って、舞茸かな)と茹でた青梗菜とチャーハン風のご飯が添えられている。おいしい!白のグラスワインを一杯。レストランのスタッフは毎日違う。数社でワークシェアリングしているのだろうかと思うぐらい接客の雰囲気も違う。食後に頼んだカプチーノも、初日に飲んだものとは全然違う容器に入ってきたし。 夫は夜遅く戻ってきた。会議のあとでやはり食事に出かけたらしい。お約束で「お土産は?」と聞いてみると、「これならあるよ」と言って欠けたフォーチュンクッキーが出てきた。西部に来てまで中華。
夫は、朝3時に目を覚まし、そのまま仕事をしている。要は時差ぼけなのだが、夫の場合昼間の会議の時間さえ覚醒していればいいので、無理に時差をとる必要もない。私は昼間遊んでいるだけだし、一緒になって21時に寝て翌朝3時におきるという、生鮮市場関係者のような生活リズム。それにしてもこの人、年々「組織の仕事」で指数関数的に忙しくなっている。グラフでいうとまだ上昇の途中なのか天井のほうなのかよくわからないけれど、以前は明け方目を覚ますと旅行のときの楽しみに持ってきていた本などを読んでいたのだが、最近はそんな余裕もないらしい。 そのまま朝になって、夫は会議へ。今日は午後から学会全体のレクリエーションになっていて、まず野山をジープで駆け抜けるというツアーに参加して、夜は食事会。午前中の会議と食事から2時に戻ってくるというので、それまで私はホテルの敷地内を散歩したり、新聞を読んだり。ホテルの庭は9ホールのショートコースになっていて、鴨が泳ぐ池があったり、柳が植わっていたり、美しい。遺伝的なアルコール依存からくる躁うつ病をもつアメフトの人気選手が、ドラッグを使って選手生命を絶たれただけでなく、中米に逃れて強盗容疑で警官に撃たれて重体に陥ったという事件が最近あったらしく、ベンチに座ってそれについての特集記事を読む。辞書を引き引きなのでなかなか読み終わらない。おなかがすいたのでレストランで昼食。ここのホテルは人里離れていて、近くにレストランもスーパーもないのだが、ここのレストランがおいしいので助かる。クラブハウスサンドを食べて、半分お持ち帰り(明日の朝食)。 夫と合流して集合場所で待っていると、続々とピンク色に塗られたジープが十数台やってきた。適当に分乗して、セドナの町を西に抜けてジープが野山を走り回ってもいい場所へ行く。われわれの車の運転手兼ガイドの初老の男性は、もともと国有林(と書くと植林しているみたいだが、要は国定公園の林版)のレンジャーをしていて、退職して週に2日こうしてツアーの仕事をしているのだという。轍がまたいい感じのでこぼこ感を作り出していて、ドライバーは轍を回避したり、水溜りを静々と進んだり、自由自在にジープを操っている。ジープツアーはいくつかの会社がやっているが、どこも闇雲に走るのではなく、走り回ると同時に自然保護にも力を入れているという。同乗者はアメリカ人女性、スウェーデン男性、ゲルマン系の男性、(あとからわかったが)日本人男性と、私たち。みんな顔は楽しそうなのだが、「ひゃほーーっ」とか「わーっ!」とか騒ぐわけではなく、お互いに話をしたりするでもない。職業柄淡々とそれぞれに楽しんでいて、夫の学会についてくるといつも思うことだが、ノリが悪い。さすがに傾斜何十度という高低差がある場所では、楽しげな悲鳴が上下のジープから聞こえてくる。 ![]() 途中で山頂の景色のよいところで小休止してまた山道を下り、今度は舗装された道をすいすい走って町に戻ってくる。占めて2時間半のコース。このほかに時間のない人用によい景色だけ見る短時間のコースがあるらしく、そっちに行った人もいるがお勧めはこちらのほうだという。堪能。しかし、夫はジープにがたがた揺られながら少し居眠りしてしまう。よほど眠いらしい。平和時のジープ行軍で何よりだ。 戻ってきて部屋で一休みしてから食事会。他の人と話す気力もないらしく、さっさと二人席を見つけてそこに陣取る夫。食事はあまりチョイスのないビュッフェ形式だったがおいしかった。アメリカの当局の担当者のスピーチと表彰といくつか連絡事項があって終わり。みんなカジュアルな服装だが、きちんとスーツを着たダンディなイタリア人がいて、唸る。ワイングラス片手に外に出て行くさまもかっこいい。われわれは星を見ながら早々に部屋に戻る。 参考サイト: pink jeep tour http://www.pinkjeep.com/
日付は本当は昨日だけど、まあいいや。 朝食は別料金なので、部屋の備え付けのポットでコーヒーをいれ、機内食の残りのパンとかおつまみをかじる。すごく寒い。私たちの部屋は屋外温水プールに面しているが、朝っぱらから泳いでいる人がいる。白人はすごいなー。会議前にカメラを持って敷地内をちょっと散歩する。赤岩をむき出しにした山々やサボテンの写真を撮り、夫は会議へ。私は部屋に戻ってDon't Disturbの札を出して、ベッドにもぐりこむ。静かで気持ちがいい。2時間弱眠って、なぜか部屋に届いていたUSA Todayを読む。電子辞書、便利だなぁ。ずっと辞書引きっぱなしというのも情けないが、辞書には語源が出ているので、記事によってラテン語系単語が多かったりフランス語系単語(微妙な違いが…)が多かったりすることがわかり、記事を書く人の好みが現れているようで面白い。午前中のセッションが終わった夫が部屋に戻ってきて、会場にあったというマフィンを持って帰ってきてくれた。すぐ食べる。隠れ家生活みたいだ。 夫がちょっと離れたところにあるThe Chapel of the Holy Crossに行きたい、と夫がいうので昼休みを利用して散歩に出る。コンシェルジェに聞くと車での行き方を教えてくれたが、歩いていくには幹線道路の脇のditch(側溝)をいくように言われ、そういえばこれがそうかと思えるような干からびた溝を歩き始めるが、ものの100メートルも行かないうちに即効で側溝はなくなる。車社会のサガか、教えてくれた人も実際は歩かないから知らないんだろうなぁ。昔夫が北陸に行ったばかりの頃、役場までの道を尋ねて地元の人に「信号三つ分だからすぐや」と教えられて歩き始めたところ、信号と信号の間のあまりの長さに絶句したという話を思い出す。 藪の中とか道なき道をとぼとぼと歩き、幹線道路をわたって奥へすすむと自然遊歩道がある。そこを道なりに行けばチャペルに着くらしい。厚着をしてきたが、お天気がよくて風もないので寒くなく、景色を見ながらサボテンの囲まれた道をひたすら歩く。途中で銀色の身体をした狼のような狐のような動物を見る。 目当てのチャペルは赤岩に食い込んだような建て方をしていて、一歩足を踏み入れると、ひざまずいて祈っている人も多い。建物自体はシンプルだがカトリックで、ギフトショップを覗くとさまざまなキリストの像をはじめ、世界各国から集められた偶像を扱っている。アメリカ人の、よく言えば熱心、悪く言うと一種狂信的な雰囲気も感じられた。チャペルからの眺めはまさに絶景。いわば巨大な奇岩なのにどうしてこんなに美しい風景なのだろうと不思議な気がする。帰り道は住宅地の袋小路に脇から入り込むような形でアスファルト舗装された道を発見し、らくらく帰ってきた。
夜はタクシーで、ダウンタウンのイタリアンレストランへ。部屋のオートロックの具合がロックもカードキーも悪く、営繕の人に来てもらったのだが、その人に尋ねて教えてもらったところ。窓の外にライトアップアップされた樫の木が並び、ピザとラザニアとサラダを注文すると、多すぎるからやめておけといわれてサラダをパスする。素朴な味でおいしい。デザートが入る余地ができたので、私はりんご煮を載せてキャラメルソースをかけたアイスクリームを注文する。夫も同じものを注文すると1つで十分だからやめておけ、といわれておとなしく従うことに。帰りも同じ運ちゃんのタクシーが来てさくさくホテルに戻る。今日も星がきれい。 http://sedona-attractions.10-best.info/sedonachapel.html
朝、フランス語教室。その後成田空港へ直行して夕方の便で出発。夫の学会についてアリゾナ州、セドナ(Sedona)にいくのだ。アメリカ便なので、荷物少な目を心がけて機内持ち込み手荷物だけにしたのだが、なんでそんなに荷物が少ないのかクラスメートには驚かれる。若い子に「それじゃ修学旅行と同じですよ」といわれるが、修学旅行って確かに荷物が多いかも。タオルやお風呂の道具も持ってくし、滞在先で洗濯できないし。しかし今回は1週間足らずでホテルの移動がほとんどないので、大荷物になりようがない。基礎化粧品はいつも使っているものをそのまま詰め替えずにもってるし、これでもパジャマもスペアのパンプス(折りたためる!)も入っているのさ、歯ブラシは忘れたけど。しわになりにくい素材で、重ね着できるようにインター兼アウターのきれいめの長袖カットソーを何枚かと、ババシャツやタイツも持てばとりあえず寒さ対策も大丈夫。帽子、手袋、厚手のかさばるものは着ていく(←着膨れハイジ)。 経由地のサンフランシスコは中国正月のせいか、中国系の人がいつにもまして多い。入国審査はかなり効率アップしていて、写真撮られて指紋採られてアリゾナはゴルフで行くのか?とか言われて終わり。搭乗ロビーでフェニックスまでの乗り継ぎ便を待っていると、中国人らしい女性に"Can you speak Chinese?"と話しかけられた。また中国人に間違えられたのか。 サンフランシスコとアリゾナの時差は1時間、飛行時間は2時間。セドナはアリゾナ・フェニックス空港からシャトルバスで2時間である。ビッグサンダーマウンテンのような山が遠めに見える。西部劇のマンガに出てきそうな背の高いサボテンがぽこぽこと生えている赤土の岩肌むき出しの荒涼とした大平原を、ひたすら進む。途中から標高があがって、群生しているサボテンの種類が、背が低く丸くて平たいものに変わる。走っている間にとっぷりと日は暮れて、途中トイレ休憩のコンビニでミネラルウォーターを買い、人里離れたホテルに到着。見上げると漆黒の空に満天の星。私が知っている数少ない星座のひとつオリオン座が、斜めにならぶ三ツ星はもちろん小三ツ星などの細部までくっきりと見える。 荷物を置いてホテル内のレストランでとりあえず夕食。とりあえずのつもりが、おいしくて盛り付けも美しくてびっくり。あとでホテルの案内を見たら、「リゾートホテルとおいしいレストランの両立を実現しました!」とか書いてあった。賞をとったこともあるシェフがいるらしい。満腹で部屋に戻り、お風呂に入って早々に就寝。 夫は明日朝から会議。私は…(にやり)。 参考サイト: Sedona http://www.visitsedona.com/
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