戯言 目次|過去|未来
愛なんて知らなかった あなたを愛してたかなんて 今でもわからないし でも 何より大切にしたい気持ち 絶対失いたくない気持ち それが愛といえるかなんて 今でもさっぱりわからないけれど 愛なんてずっとわからなくてもいい 知らなくてもいい この気持ちさえ 失わなければ。
必ず温かい気持ちになる そして 君を思い出す 今より ずっと純粋で 今より ずっと楽しかった あの頃の曲は 今でも大好きで あの頃の曲は 君だけを思い出す 今 聞いている曲を いつか 聞いたとしても もう君を 思い出すことはない
真似できることではなかった でも それを間違いだと 君に言えるはずもなかった
それは 必然だったんだろう 君と出会ったことが 苦しみと悲しみを生んだ でも その出会いは 幸せも喜びも生んだ 今は ただ 苦しいだけだけど だけど きっと君に会えてよかったと思える 偶然ではなく 必然だと思える それは幸せなことだと思える ありがとうとは まだ言えないけれど
今でも あの日を 忘れたいと願うほど 記憶は強くなって行く 泣きたくないと思うほど 涙の数は増えて行く 思いは強くなるばかり 会えないと 忘れられるなんて そんな物じゃなかった 会えないから 会いたいと思う気持ちが募り さよならさえ 言えずに 気付けば そこにはいなかった 朽ち果てていくあたしを 止めて そばにいて それを止めて
早くどこかに行って欲しいのに あなたがまだそんなところに居るから あたしは前に進めない 新しいものに向かって行けない あなたのせいにするのは間違ってるって それは分かってる あなたがいなければ なんて思ってもない だけど 自分に悔しい いつもあたしばっかり あたしばっかり
あなたには必要なかった。 そんなあたしは あなたにとって邪魔なだけだった。 だからあなたはあたしを置いていったんだね。 無能なあたしはいらないから。 あなたは嘘が下手だった。 あなたには嘘をつく才能がなかった。 あたしは嘘を見破る才能だけはあったから。 そんな才能なんて 苦しいだけだけど。悲しいだけだけど。 さよならを近づけるだけだけど。
でもそれは到底無駄なことで あなたにあの頃の面影がなくなり そのことにあたしは寂しさを感じた だからあたしは過去を求めたのだけれど あなたは今違う物を目指し あの頃とは違う道を目指し進んでいる それをあたしでは止められなくて 過去など求めるだけ無駄だということに気付いた
あれから 何年もたったのに 忘れてる日も あったりするのに どうしても この日だけは あなたを思い出す もう何年目だろう こんな気持ちを抱くのは あなたは今年のこの日 誰と過ごしているのだろう 何をしているのだろう 誰を抱いているのだろう 今でも 切なくなる もう こんな日は こなくていいのに 来年こそ あなたを思い出さないように
あの時から 笑顔を失くしたのに 気付けば 笑えるようになっていて 泣くこともしなくなった あなたを忘れたわけではなく あの日が思い出になったわけでもないけれど いつしか 日常が戻ってきていた 笑顔と共に
藍音
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