miscellaneous thoughts
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もう電話を切った後に切なくならないのかと思う
待ち合わせをして 別べつの家に帰ることも
いっしょのお財布ができて 彼にも省エネを喚起する
しあわせだと 朝、目が醒めるたびにおもう
と、思う
わたしは彼と暮らしはじめるけれど、 あなたのことは一生好きだとおもう
だから、わたしの眼から離れずにいてほしい
近くにいられないことも判っているし そもそも近くにいなかったことも判っている
だけど、 みえなくなるのはいやなんだ
せめて離れないように
ひとりになることと ひとりでいることは違って
ふたりでいること、と ふたりになることも違う
これからの暮らしは 賞味期限4日も過ぎた納豆を食べることも 買ってきた食パンをすぐに冷凍することも 少なくなると思う
ふたりになるので
昼間にみえる月 うすくて透明で
誰にもみえていない
わたしみたいに
それを、愛と感じたのなら叫んだらいい
声を枯らして 喉を鳴らして
それしかできない
実直で 不透明なところがみえない人の前にいて
立ち尽くす以外にできないのなら
ruriko
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