今もあの建物はバラが咲いていてやわらかくて湿った花びらを摘んだ日のこと青春の夜あたたかな朝
何年かぶりの駅あのときのひどかった自分のおこないはもう赦されるのかおごり今日は息子も連れてないいつもより身軽な自分一人だからそんなこと考える家に着いて汗と涙とシャンプーのにおいでぐしょぐしょになった頭に顔をうずめたい抱き寄せたい