詩のような 世界
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人形のように いつもどんな時も笑みを絶やさず 優雅に振舞う私を 貴方は満足そうに眺めていた まるで私の全てを悟ったような顔をして
貴方がくれたゴールドのバングルを 1度も身に付けなかった私 それを黙って受け流した貴方
貴方は優しい人ね 貴方は優しい人ね
私も何も言わずにそこに居ればよかったし 貴方は言葉の無い時間を大切にする 本当は不安でちぎれそうな感情が流れ出すことを 異常に恐れていた
貴方が沈黙を好んだこと 私が人形に成り下がったこと 違うようで同じ きっと最初からわかっていた
貴方は優しい人ね
だから私は息をしてはならなかった 血の通う剥き出しの心に蓋をして 冷たい陶器のような笑顔を 武器にするしかなかった
いつか いつか いつか
本物だと 感じる人を 見つけることができますか
夢見る少女?
「子供なんだから」とせせら笑われたら 私は曖昧な笑顔で頷くしかない
でも 決め付けたらそこで全て終わりでしょう
少女ハ 白馬ニ乗ッタ王子様ヲ 待チ続ケマシタ 少女ハ 大人ニナッテモ 年老イテモ 待チ続ケマシタ 少女ガ 死ヲ迎エル時 王子様ハ 現レマシタ 少女ハ 微笑ミ 王子様ハ 泣キマシタ
寂シク 希望ニ満チタ人生デシタ
−THE END−
なぜ君は 暗闇を選ぼうとするの?
闇は群青の扉に閉ざされた空間 闇はいつかの記憶に繋がっている
でも
もうこっちの世界に戻ってきて
君を必要としてる誰かがきっといるから
好きじゃないけど 愛しい よくある感情これは一体何?
宙ぶらりん 私も貴方も きっと互いに抱いている感情は同じ
敵とか味方で 分けたら 100%後者であり 1日に 必ず数回視線を合わせる 心地良い気恥ずかしさが伴う瞬間
何も崩れることなく 変わらずにいられるのは 私にも貴方にも見てる人がいるから ベストは違うところにいるから だから私たちの関係は 風化する運命なのかもね
一瞬の甘味は 悲しい記憶だけを残すね
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