詩のような 世界
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後ろの一本指
首筋をなぞる
つつう と
つつーう
ぞぞぞ
つつつーう
ぞぞぞぞ
くるり
悪魔みたいに微笑むひと
がそこに
反射的に両手は伸び
すべてを吸い
味わうように
ぎゅううう
肌に染み込ませて
口に含んで
ごくんごくんっ
2003年05月12日(月) |
Essentials of life |
スケッチブックに道の絵を描き
レッツゴーと馬鹿でかい声で歌ったら
先に何か見える?扉のようなものが?
悪いけど
陳腐な言葉は聞きたくない
綺麗なだけの色はどこにも塗りたくない
僕の道を他人色に染められたくはないし
自分色にも染めたくない
たとえば
僕の道に
小石のような愛が
ところどころに転がっていたら
出口がずっと見えなくても
入口に未練はなくなるだろう
夜のような暗闇が永遠に居続けても
僕は諦めずに拾いながら歩いていく
欠片一つ、見逃したくないんだ
要るのは生々しい人間のにおいと愛の味だけ
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