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夜遅くにメル。
「今から電話してもいい?」
中学校1年生の息子を持つ友達のりちゃん。
のりちゃんの息子の英語を時々見ている。 二人とものんびりタイプで
「そんなんでええんかいっ!」
と言いたくなることもあるが、息子君は私に何を言われても勉強しようと思う気持ちは大いにあるみたいだ。
その息子君は週に4回塾に通っている。 同じところで70歳に近いおじいさんがビデオを使って4教科見てくれているらしい。
どんなんやろ・・・・
ちょっとのぞいてみたい気もするけど、まぁ料金はかなり安いらしい。
でも英語だけは私に教えて欲しいと思って、今まで4回だったのを週に二回にしてもいいだろうかと塾の先生に聞いたようだった。
塾の先生はのりちゃんに言った。
「お宅の息子は手遅れです。基礎が全くできていない。日本語だってちゃんと話せないくらいだから家庭教師を毎日つけたって無理でしょう。」
のりちゃんは電話の向こうで泣いていた。
確かに息子くんは他の子に比べて覚えるのに時間がかかるし、集中力に乏しいところがある。
でもそこまで切羽詰った状態ではないと私は見る。
「勉強する教科が決まっているわけではないのでお宅の息子に合わせて英語を抜かすわけには行きません。」
「そういえばお宅の下の子はもっと下回る能力だ。」
「時間はまだたくさんあるのでゆっくり考えてください。」
この言葉が本当にその先生が言ったのなら全く信じられない。
この先生
「もうこの子はダメだから来ないでください。」
と言っているわけでもない。
自分の塾より他を優先させようとすることが彼のプライドを揺るがしそういう言葉になったのか?
私だったら、そんな塾はやめさせる。 ここは我慢しなくてもいいところだ。 子どもを暖かい目で見てくれない先生のところへわざわざお金払って行かせたくない。
でもこれはのりちゃんとその息子の問題。
息子くんはその塾でお友達がいるようだ。 他の中学校の女の子・・・・。 気になるだけのような気もするけど。 「やめたくない」と思う彼の気持ちもわかってやらんこともない。
でも塾ですから・・・。
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