ネット上には美が隠れている。
先月、美の片鱗を掴み、そして今日、ワタクシの手元に届いた。 いや、既にワタクシは「美しさは、罪〜……」なんて朗々と歌っちゃう程で有り(爆)「そんなに綺麗になって、どうするの〜!?」なんて某バンドさんの唄が響いてくる程だが。今、鼻が5メートルほどの長さになっています。
メールアドレスを登録して、チマチマとスクラッチゲームに興じていたこの夏のワタクシ。(いや、夏はこれから?) 毎日3〜4通ものメールマガジンが届いて、チャンスを掴め!こすれスクラッチ!目指せ小銭王!なんて、せっせとクジにチャレンジしていた。 そこで先月、初めて当選した!物は、エステティックサロンの優待券。何と5万円分。 当初、この優待券を売却して小銭稼ぎを〜♪とか思っていたんだが、届いたチケットにはナンバリングされている。封筒にも同じナンバーが記されている。 つまり、外に出したら売り主が誰か即バレとなってしまう。……売りには出せねえ!!
だめだ。こんな事考えているようじゃ、美しくなれない!!あ、素から美しいんだったっけ。しまった、また鼻が伸びてキーボードが打てな
2003年08月20日(水) |
女の子のワードローブ |
本日は、とあるイベントが銀座で行われ、フワフワ気分のまま少し歩く。いつもならば直帰なのだが少し遠回りをする。
銀座4丁目、数寄屋橋交差点。ここには、ケーキ屋がある。幼い女の子が看板娘だ。 この女の子は、季節感をいち早く取り入れた様々なファッションで店先に立つ。その感覚も鋭い子だ。例年ならば、夏は浴衣姿で店先に立ち道行く人に笑顔を向けるのだが、今年は寒い夏。浴衣姿では辛かろう。 それにしても、この衣裳は誰が用意するのだろう?スタイリストが居るのかしら?
少しずつ近づくライトアップされた看板を見ながら、そんな事を考えた。
さて。その女の子、現在はどんな服装なのか? 頭部には帽子。テンガロンハットを横に被ったような形。 白いシャツに黒いベスト。首元には赤いバンダナ。黒いパンツにはがっしりとしたベルトをコーディネート。 なんで?何でケーキ屋の看板キャラクターが、こんな格好?何のコスプレか?これではまるで西部劇にでも登場する人物。いや、西部劇と例えるには帽子が違う。これは、そう……海賊物? もしや、『パイレーツオブカリビアン』?
この衣裳は誰が用意するのだろう?
八月も半ば、お盆も終わろうとしている今日、雨続きのせいもあり酷く寒い日となった。 半袖のシャツ一枚では寒い。部屋の中にいるというのに、ウインドブレーカーなんて引っぱり出して着込む始末。 トレーニングに励むアスリートじゃあるまいし、何でそんなモン着込んでいなきゃならんのだ。しかも、少々動いた程度じゃ汗もかかない。
この寒さの為、「くっはぁー、ビール呑みてぇなあ!」とならない。酒代すらピンチのワタクシにとっては幸いだが、どうせ呑むならば、茹だるような熱気の中で、キンキンに冷えたビールをやりたいモンだ。 本当いえば、どんな時に呑んだって美味いモンは美味いのだ。寒いときの冷えたビールだって、味は美味しいんだ。ただ、呑みたいなぁという美味しいシチュエーションでないだけ。
美味しいシチュエーションには一緒に呑む面子も重要。 昨日呑んだ酒は、美味しい面子。すっかり慣例となっている呑みイベントで、面子もほぼ不動。とはいえ、会う度に発見のある面子の為に、居心地が良い。酒が進みすぎないように自制するのが大変なだけ。運良く、昨夜は壊れずに、酔っぱらわずに朝まで過ごせた(笑)。 美味しいシチュエーションを長持ちさせるには、記憶を持ったまま飲む事かも知れない。 とはいえ、途中で眠らずに記憶を持ったままでいるなんて、少しもったいない気もする。壊れるまで呑まなければ。いやいや。そんな処をもったいないと思うのは、ちと、不味いか。
引越の片づけも出来ていないワタクシは置いてけぼりで、会社は通常業務の朝を迎えた。 慣れた仕事場とは違う為、体の動きも慣れのままでは行かない。仕事をこなすスピードも予想以上に掛かってしまった。 おまけに、空調が壊れている為に、ほぼ外気温と同じという室内での作業。時折、意識が遠くに逃げて行こうとする。ああ、涼やかな風吹く青い空の下、冷やしおでんでも食することが出来れば、なんと幸せだろう……。それとも、青空と強いコントラストが美しい、黄金色にはじけるビールか。いやいや、暑いときの熱い物もいい。コラーゲンたっぷりの鶏一羽を贅沢に使ったサムゲタンなんてのも捨てがたい。…………。………………。 気が付けば、退社時刻を過ぎていた。しかし、まだ帰れない……。
ようやく帰り支度を始めたのは、本日の勤務時間12時間を指した頃。ヘロヘロ歩きで帰宅。 自室に辿り着き、ホッと一息。PCの電源を入れ……視界の隅に動く物が。黒い、なんだ?
ゴキブリ!!
途端に神経を張りつめ、臨戦態勢を整える。右手はメールチェックを続けるマウスを操り、左手には棒状に丸めた新聞紙。二刀流!?
やっ!った〜〜、こいつ!うりゃ、うりゃうりゃ〜〜〜!てぇーい!待ちやがれー。こなくそ、何処行きやがった!?チェストー!とりゃぁー。
バシバシと床、壁を叩き回るワタクシ。攻撃をかわすゴキブリ。正に必死の立ち回り。 痛恨の一撃を与えたワタクシ。腹を向け、僅かに動く敵を見つめ、 「我が輩の殺生を許してくれとは言わん。ただ、成仏してくれ」そう、呟く。 これに答えるかのように褐色の強者は、 「これも、さだめ。恨み言など言うつもりもない」 数多の戦を生き抜いてきた強さは、美しい。 戦いの刃を交えた者として、敬意を表し、白い雪のような泡の中に包み込んで葬った。 厚い雲の隙間から、満月の柔らかな輝きに包み込まれて、高ぶっていたワタクシの闘争心が冷えていく。ああ、生き死にとは刹那のキラメキに過ぎないのだろうか?…………。………………。
疲れているのかな、こんな一人遊びをするとは。
2003年08月05日(火) |
『運動靴と赤い金魚』 |
見たかったんだよねえ、この作品。 ギスギスせずに、過激な表現もない、穏やかな気持ちのまま見ることの出来る作品。兄・妹の二人がとても可愛らしい。 上映当初、雑誌だか新聞だかで情報を入手していた。 ただ、上映館が限られていた為に、出掛けるのをおっくうがっていたら、上映は終わってしまい……。
小学3年生のアリ。自分の不注意とはいえ、修理から戻ったばかりの妹の靴を失い、二人でひとつの靴を履いて、午前中は妹が午後からは兄が学校へ通う。そんなある日、地区で大きなマラソン大会が開催されることになった。入賞――3等には賞品として、運動靴!この運動靴を妹へプレゼントだ。何としても、3等にならなくちゃ。 そんな兄妹愛が、ほんわかしている作品。ホコホコする。 しかし、本日、BS局で放映された!きゃっほ〜!
色々なところで目にした通りのストーリー。確かに。 筋としては単純で、それがこの作品の良い処なんだが……まさか、オチがアレ? 本編が終わり、エンドロールが流れて唖然とした。一応、ハッピーエンドっちゃー、そうなんだけど分かり難い。 もっと、はっきりとした画を望むよー!それとも、そういう演出がお国柄、なのかな? それでも、ほんわか具合に変わりはなく見て良かったな、と思った。 ドライすぎず、ウェットすぎずという感触の物は自分に合っているのかもしれない。
部屋の空気が熱い。のそり、と身を起こす。 窓を大きく開けて寝ぼけた顔を外気に晒す。微かな風だが涼しく感じる。風にくすぐられて大あくび。ふわわわわぁ〜。顎が外れそうだ。
朝起きたときから、眩しい青空。こんな天気は久しぶり。 テレビの天気情報では、梅雨明けをしたと言っている。そうか、梅雨明けか。なるほど、良い天気だ。
……八月に入って梅雨明けだなんて、遅すぎだろ!! ともあれ、もう夏が始まる。
ワタクシには何が始まるのか、始められるのか。
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