誰かが自分の生きる光になる
目を閉じて 耳を塞いで
初めて感じるような一点
私に触れた指 手に残った
貴方の光
あの人に似た 貴方の光 泣きながら振り返った 初めて、貴方に恋をした
『初めてあの人に出会った日を想い出した』
ずっと会いたかった眼 あの人によく似た 柔らかい髪、頬の髭と あの眼
触れたらきっと想い出してしまう
重ねて想い出してしまう
そして、いろんな事を消してしまう
重ねて
未だに、貴方の顔を少しも忘れなくて
貴方が、剥がした私の掌さえ、 未だに貴方の髪を覚えているのに
あの眼の、代わりを、
私は。
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