TAMA21交響楽団第8回定期演奏会 - 2001年09月30日(日) 今日は、東府中にある府中の森芸術劇場どりーむホールに、TAMA21交響楽団の演奏会を聴きに行きました。 今回は友人は出演してなかったのですが、指揮者が西本智実さんで、彼女の指揮ぶりを観てみたくて行くことにしました。 チラシなどの写真でしか観たことなかったけど、キレイな方です。 彼女の指揮で演奏した人が、「宝塚みたい」と言ってたらしく、カッコ良さそうだし、どんな音楽になるのか興味があったので・・・ 開演20分前くらいにホールに到着。さすがに人は結構集まってました。 アマオケって集客難しいと思うけど、指揮者が西本さんですからねぇ。 私のようにその興味だけで来た人も多いかも知れません。 いよいよ開演。オケのチューニングが終わったところで、アナウンス。 こんなところでアナウンス?と思ったら、特別なお知らせでした。 このオケで、7月に亡くなられたN響のチェロ奏者三谷広樹さんがトレーナーをされていたらしく、ご冥福をお祈りします、という言葉とともに、オケが追悼の意を込め「G線上のアリア」を、予定のプログラムの前に演奏しました。 しんみりとしてしまいました。。。 さて本プログラム。西本さん颯爽と登場。スラっとしてカッコいいです。 指揮してなくても、ほんと宝塚、と納得しました(笑) お顔もキリっとしてるからかな。 今日のプログラム。 ハチャトゥリアン 組曲「仮面舞踏会」 ムソルグスキー(ラベル編曲) 組曲「展覧会の絵」 ブラームス 交響曲第1番 まずハチャトゥリアン。これは初めて聴きます。 面白い曲でした。ロシア人の曲って好きです、分かりやすくて。 今日はロシアの作曲家の曲が二つ並んでますが、西本さん自身ロシアに留学されていて、ロシアものが得意のようです。 指揮ぶりは、やはり女性で細身なせいか、軽い感じがするんですが、出てくる音は力強かったです。オケもついていこうと必死でがんばっていました。 結構思い切って音を出させるタイプの指揮者なのかも・・・ それとスピードがありましたね。どの曲も速めな感じがしました。 「展覧会の絵」も、重厚というよりは、小気味よく進む感じ。 やっぱり盛り上がる部分はかなり迫力ありました。 生き生きとしていて、良かったと思います。 休憩を挟んでブラームス1番。 ブラームスって重々しくて、でもそこが良さだと思うんですが、西本さんの指揮だとその重さがあまり感じられなかった。やはり全体にテンポが速いと思いました。 もうちょっとゆっくりの方がブラームスっぽいんじゃないかなーなんて思ったりして。それはでも好みの問題ですけどね・・・軽快な方が好きな人には、西本さんはいいと思います。 と聴いてる時はいろいろ思いましたが、聴き終わってみるとなんか爽やかな気持ちでした。すごくはつらつとした演奏で、盛り上がるとこはガーっと盛り上がって、じわじわ感動するのとは違うけど、楽しかった!と思える演奏会だったと思います。西本さん指揮のほかの曲もぜひ聴いてみたいな。 今日はアンコールはなく、終了。 外は雨でした。 帰り、橋本に寄りました。 駅のそばに出来た「ミウィ橋本」の中に図書館がオープンしたので、見に行こうと思って行ったら、ミウィの入り口の前に何人か人がいてちょっと騒いでたのでナンだと思って良く見たら、なんとその中にN響のバイオリン奏者Nさんとホルン奏者Hさんがいるじゃないですか!ビックリしたぁ。 今日、このミウィの中のホールのこけら落としだったんですよね。 相模原室内合奏団が演奏したらしいのですが、多分お二人は観に来られてたんだと思います。トレーナーか何かなんでしょうか。 橋本に有名人が!あーうれしいなあ。ホールにもいろんな人がコンサートしに来てくれるといいな。今から楽しみです。 図書館でさっそく手続きしてカードを作り、さっそくCDを借りました。 スティービー・ワンダーと平山三紀(笑)なんだこの組み合わせはっ。 どっちもベストです。 平山三紀は、かなり昔から聴いてた曲で大好きなのがあって、でも曲のタイトルは知らなかったのです。それで確認のために借りました。 タイトルは「真夜中のエンジェル・ベイビー」、そのままサビで歌ってた。。。 他の曲もひととおり聴いてみたけど、やっぱこの曲以上にカッコイイのはなかったです。もーめっちゃカッコイイっす!!歌詞はちょっと笑える。 スティービーのはほとんど知ってる曲でした。 1曲、探してる曲があって。その昔、スウィング・アウト・シスターがラジオにゲスト出演した時に、好きな曲としてスティービーの曲を1曲流したのです。 私はそれをテープに録音したんだけど、何回か聴いて消しちゃって。 それが何て曲だったか忘れちゃって、多分聴けばわかると思うのですが・・・ もしご存知の方いたら教えてくださーい。 って言っても15年くらい前だからなー。。。 図書館でCD借りられるのはウレシイ。なんたってタダですから。 ビデオもありました。まだまだ揃ってないですけどね。 館内でCDも聴けるしDVDも観られる、インターネットも出来るらしい。 最近の図書館はスゴイっすね。蔵書を調べるのも、パソコンがいくつもあって各自で出来る。しかもこの図書館は夜8時までやっている!素晴らしい。 しばらく入り浸りたいです。CDも借りまくろうっと。 - スザンヌ・ヴェガ「ソングス・イン・レッド・アンド・グレイ」 - 2001年09月24日(月) 今日もいいお天気でした。 世間は祝日でしたが私は仕事でした。 そういう日の朝は、ひとけがなくて気持ちがよい。 今朝は山並の向こうに白い富士山の頭が見えていましたが、そういう景色をひとりじめしているようで嬉しいのです。 ・・・なんて思ってたら、つながれていない飼い犬がタッタッタと近付いてきた。 そして思い切り吠えられました。あー怖かった。「ここはオイラの縄張りだ!出て行け!!」とでも言っていたんでしょう。そっちが勝手に家から出てきたくせに・・・と言っても聞く耳持たなそうだったので、さっさと逃げました。 犬を飼ってる方々、犬はしっかりつなぎましょう。 まーそんな話はどうでもいいんですが・・・ 昨日買ったスザンヌ・ヴェガの新作。今日ゆっくり歌詞を読みつつ聴いてみました。 5年ぶりのオリジナルアルバム。 シングルを聴いたらまた今までと感じが違ったんですが、プロデューサーが変わってるんですね。ルパート・ハイン。よく知りません・・・ なんで、だんなさんのミッチェル・フルームはどうしたの、と思ったらナント別れてしまったらしい。そういうことだったのですね。 やっぱりミュージシャンて難しいのかなぁ〜。ちょっと残念です、彼と組んだ2枚のアルバムとても気に入ってたので。 それを踏まえて歌詞を読むと、かなり重いです。 スザンヌの歌詞は、これまであまり彼女の個人的な感情などは表現されない、客観的なものが多く、それが彼女らしいところでもあったのですが、今回はずいぶん彼女自身の体験が歌詞に反映していて、うーん少しツライものがあります。 その方がいい!というファンもいるかも知れないけど、私はあまり。。。 そうは言っても、そんなに取り乱したりはせず、やはりクールではありますが。 曲の方は、サウンドがアコースティックなのでちょっと聴くと「微熱」で変身する前に戻ったかな、という感じですが、適度にロック的な音も取り入れていて、ちょうどこれまでのオリジナルアルバム全部をブレンドしたような・・・ やはり「微熱」「欲望の9つの対象」があって彼女の音楽の幅はすごく広がったと思います。 ただ基本的な部分は、昔からあったものなんですよね。 「微熱」で強調されたけど、彼女の曲はもともとかっこよかったんです。 シャープで、言葉にリズムがあって、静かだけど芯が強くて。 それはファーストアルバム「街角の詩」を聴けば分かります。 今回も、彼女らしさは健在だな、と思います。 私としては、「微熱」の頃を思わせる雰囲気の「イフ・アイ・ワー・ア・ウェポン」や「ソリテール」が好きかな。 歌詞もシャレてるしね。 やっぱり彼女はカッコイイ。同性としてとても憧れます。 彼女の作る歌の世界がカッコイイのです。 余計な甘さがないからかな?知的で、人に決して媚びない強さがあります。 これからもずっと歌い続けて欲しいな。 年を取ったらますます渋くてイイ歌が作れそうな気がするから。 - 藤森亮一「フランク:ソナタ 他」 - 2001年09月23日(日) 今日は仕事が休みで朝はゆっくり寝ていました。 めっきり寒くなり、昨日慌てて掛け布団を引っ張りだしました。 あー、朝起きれない季節がやってきた・・・ 秋・冬は苦手です。特に秋は、普段からそうテンションの高くない私がさらに滅入ってしまいます。はぁ〜。 でも今日のようないい天気の日は嬉しい。空が真っ青でした。秋空。 今日は吉祥寺までお買い物に出かけた。 10月22日にマンダラ2でネコかるがあるので、チケットを買いたかったのと、チェロの藤森亮一さんの新しいアルバムが今日発売なのでそれを買いに。 他にももろもろの買い物をしてお金が飛んでいきました。。。 でも久し振りにお金を遣ってスッキリした。ストレス解消です。 そうそう、スザンヌ・ベガの新譜も買いました。 新曲をラジオで聴いたらずいぶん爽やかで、アレ?と思ったのですが、スザンヌのは無条件で買います。また後日感想を書こうと思います。 さて。藤森さんの新譜。マイスターミュージックのホームページでやっと情報がUPされ、昨日初めてジャケット写真を見たのですが、キマってます!! バッハ無伴奏に続きご本人が愛器アマティと写ってます。 ちょっと憂いのある表情が・・・素敵。言ってて恥ずかしいけど(笑) 内容が、フランスもののソナタなので、ジャケットも雰囲気のあるものにしかったんでしょうかね。ちょっと驚きました。これまでと違う感じで。 今日実物を手に入れ、思わずニヤニヤ。今日はCD店を2ヶ所まわりましたがどっちにも置いてありました。しかもどちらもジャケットが見えるように置かれてました。見かけた方、買って下さい。ぜひぜひ。 おっと見た目のことばかり触れてしまった(笑) 中身ですが、 フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調(チェロ編) フォーレ:チェロ・ソナタ 第2番 ト短調 Op.117 ドビュッシー:チェロ・ソナタ となっております。 クラシック初心者の私はどれも初めて聴きます・・・恥ずかしながら。 でもフランスの作曲家は割と好きで、フォーレやラベルやドビュッシーの曲で好きなのがいくつかあるので、この新譜は楽しみでした。 まだ1回しか聴いていませんが・・・藤森さんの音は、クリアで艶のある音、と私は思ってるのですが、その音色とフランクやフォーレの少し物悲しい曲調は相性バッチリです。 泣きのチェロ、とまではいかないんだけど、そこがイイ。 あまりにも感情的だと聴いてて疲れそうだから。 最後のドビュッシーは、ちょっとユーモラスな曲で楽しいです。 こういう曲も藤森さんには合ってますね。キャラに合ってる・・・と言ったら失礼かも知れませんが。 このCDは雰囲気があって秋にピッタリですね。 ピッタリすぎて、私はますます切ない気持ちになってしまいそうですが・・・ それにドップリとはまるのもいいかも知れません。 今秋の愛聴盤となりそうです。 またリサイタルが開かれるといいな。ぜひナマでこのCDの曲を聴きたい。 実はまだ1度も、藤森さんのソロリサイタルというものに行ってないのです。 今度こそ行かねば。 そうだ、10月号「音楽の友」がチェロ特集でしたが、オススメCDの中に藤森さんの「ラルゴ」が入ってました。選曲の良さのことを書いてありました。 私もラルゴはオススメですが、同じくらい今回の新譜もお気に入りです。 そろそろ、N響の特別公演が近付いてきました。 「カルミナ・ブラーナ」の方を聴きに行く予定です。 嬉しいなぁ。大好きな曲です。これをN響で聴けるなんて。 藤森さんいるともっと嬉しいけど。。。どうだろうなぁ。 今から楽しみです。 - 地元にホールが! - 2001年09月14日(金) 今日は休日。 ということで、ずっと観たかった映画を観に行った。 「千と千尋の神隠し」。8月の平日に観ようとしたら、混みすぎてて観れなかった。当たり前ですね。子供が夏休み中だもんね。 9月になり子供のいない平日に悠々と観る事が出来ました。 映画の方は、想像以上のもので、感動しっぱなしでした。 何回も観たくなるような映画です。細かい部分までとても凝っているので。 子供ってあれを観てどう思うんだろう。単純に面白がるんでしょうか。 大人の方がジワジワと泣ける映画かも知れません。 今日は、初めてシアター淵野辺という近場の映画館で観ました。 広さは小ぢんまりしてますが、画面はほどほどに大きく椅子も大きめで見易い。 開場は上映の10分前、入場は整理番号順で、早く券を買った方が得なんですが、早く行っても駅周辺に時間をつぶす場所がないのが難点。食事をする場所は結構あるんだけど。 さてその後、橋本駅へ。 今日、駅のそばに「ミウィ橋本」というショッピングセンターがオープンしました。 最近の橋本駅の周辺の発展はめざましく、急にいろんなお店がたくさん出来ました。 それのとどめという感じで、ミウィがオープン。 結構オシャレなお店がたくさん入っていて、中にいるとここが橋本だということを忘れます(笑)私としては大きな無印良品のお店があるのがウレシイ。 そして5階には広場があり、上が吹き抜けになっています。 丸いステージがあり、そこでイベントが出来るようになっていて、明日はここでラジオの公開録音が行われるらしく、ル・クプルとパニクルーという人たちがいらっしゃるそうで。くそう、明日は仕事だっ!すぐそばで仕事してるのに。 それとまだオープンしてませんが、6階に図書館、7階には「杜のホールはしもと」というホールが出来ました。 私としてはこれが非常に楽しみ。図書館は、大きいものは町田まで行かないとなかったので、橋本に出来るのはありがたい。でもそれほど遅くまでやってないよね図書館って。。。仕事帰りによるのは無理か。図書館は9月29日の午後1時オープンだそうです。 そしてホール。嬉しいなあ。これだけ近いとそれこそ仕事終わってからでも余裕で間に合いそう。コンサート終了してからも、すぐ家に着く! だっていつもは、都心の方でコンサート終わってから、1時間半くらい電車に揺られ、さらに20分くらい歩かないと家に着かない。しょうがないけど・・・ まぁ、橋本で好みのプログラムが組まれるか分かりませんが、期待したいと思います。 橋本は映画館も美術館もなく、図書館やホールもこれまではなかったし、なんというか文化的な香りが全く無かったんですね。でもやっぱりそれって大事です。少しは潤いのある街になってくれるかな。 ホールは9月30日からオープン。オープニングコンサートは、相模原室内合奏団の演奏会で、ソリストでなんと小山実稚恵さんが登場し、ショパンのピアノ協奏曲第1番を弾かれます。 その他、ギターの村治佳織さん、バイオリンの二村英仁さん、ウィーン室内合奏団、加藤登紀子さんのコンサートや、ジャズの小曽根真さんのソロライブ、その他ミュージカルやお芝居や落語、いっこく堂さんの腹話術など、なかなかビッグな方たちがはるばる橋本まで(笑)来て下さるそうです。 詳しいスケジュールなど興味のある方はこちらでどうぞ。 ホールのほかにも市民が使える施設があるみたいです。 http://www.hall-net.or.jp/mori/m_main.html 橋本は新宿からも横浜からも同じぐらいずつ遠くて、中途半端な場所にありますが、最近ではこのように見る店も増え、栄えてきましたので、ぜひ遊びに来ていただきたい! そこからバスに乗ったりしてちょっと足を伸ばすと、津久井湖や城山湖などの湖や、期間限定ですがカタクリの花がたくさん見られる「カタクリの里」ってとこもありますよー! 比較的近場で気軽に自然に触れたい方にはいいところだと思います。 なーんて何宣伝してるんだ。別にナントカ委員会とかそんなんじゃないんですけど・・・ あ、忘れてました、今日はミウィの店の中を、かぼちゃ商会の方々がちんどん屋さんとして練り歩いてましたよ。先日、EPOのライブでベース弾かれてた岩原智さんが、チューバ吹いて歩いていた、はず。顔がよく見えませんでした。 でもゆっくり演奏聴けなかったので残念。もっとたっぷり聴きたかったなぁ。 てわけで今日は地元でも充分楽しめた一日、でした。 - ビョーク「ヴェスパタイン」 - 2001年09月12日(水) 台風がなんとか過ぎて行ったと思ったら、とんでもないことが起こってしまいましたね・・・アメリカで。 昨日の夜、テレビをつけてなんとなくチャンネルを回していたら、ビルに飛行機が突っ込んだという。最初事故か、と思いましたが2機突っ込んだということなのでこれはテロだなと思いました。そのうちビルは崩れてなくなってしまうし、ワシントンの国防総省は燃えてるわ、他のところで飛行機は墜落してるわ、もう・・・ぞっとします。規模が規模だけに、「戦争」という言葉も大げさではないですね。 まだ犯人はハッキリしてないようですが、目星はついているらしく・・・宗教問題なども絡んでて、私も詳しくは知りませんが、ほんとに根深くて一体解決する時が来るのか、それこそどこかの国が滅ぼされるまで続くのでは、と思うと恐ろしいです。 アメリカは大きな国なだけに、アメリカの危機は世界の危機ってことになってしまいますね。日本も一体どうなるか。ただでさえ不況なのに。銀行とか大丈夫なのかなぁ・・・不況がひどくなってくると犯罪とかも増えますからね。日本ももう平和とか言ってられなくなってきたようです。 そうそう、ニューヨークのミュージシャンたちは無事だそうですね。 坂本龍一さんは無事とHPでコメントしてますが、奥様の矢野さんは今どこにいるんだろう。日本にいるのかな。少し心配。大丈夫とは思いますが。 あの辺はオフィス街だし、朝なので、犠牲になったのはほとんどが会社員の方たち、そして駆け付けた消防員、警察官などでしょうね。 とにかくお気の毒としか言えません・・・ さて。書こう書こうと思って書けなかったビョークの新作の感想。 こんな時に書くのもナンですけど。今日は時間があるので・・・ ビョークのアルバムはとりあえず全部聴いてます。 これまで好きだったのは「ポスト」。ポップで聴きやすい作品です。 これまでは、危なさや、エキセントリックさが強く出ていたんですが、映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のサントラ「セルマソングス」では映画のための音楽ということもあり、もっと素直に優しさが出ていた気がします。 そして今回の「ヴェスパタイン」は、その「セルマソングス」の続編のような、静かで深い愛を感じさせる作品になっています。 とても内省的。全体に地味で暗いんですが、聴いていて安心感があります。 暗くて狭い場所にいると安心する感じ、と似てるのかな。 リズムが気持ちいいんですよね、ビョークは。細かく刻むリズムがたくさん重なっていて、それだけで催眠効果がありそうな感じ。 ハープやオルゴールやストリングスの音色も印象的で、それとテクノな部分のバランスはやはり見事ですね。とても緻密です。 個人的には「オーロラ」や「ユニゾン」が好き。どっちもアルバム買う前にラジオで聴いたんですけど・・・感動してしまいました。 マライア・キャリーの新譜も同時期に出て、マライアの方が売上げ1位になってましたね。あっちも面白そうだけど。ビョークとは見事に逆で明るいアルバムみたいですね。元ネタのカメオの「キャンディ」とかロバート・パーマーの「ターン・ユー・オン」なんて、リアルタイムで聴いてて好きだったんですよ、年がバレるけど。 しかし私はビョーク派です絶対!! マライアの「ラヴァーボーイ」のPV観たけど、なんなんだあれは。 映画のサントラらしいので、その関係かと思いますが、、、どうしちゃったんだ。 肉体を誇示しすぎ。なんかただのバカ女にしか見えない。 ・・・まぁやっかみがほぼ100%ですけど。男性はああいうのお好き? - 斎藤ネコカルテット Live - 2001年09月10日(月) 今日は台風の中、ネコかるライブ@南青山マンダラでした。 暴風域に入ったらどうしよう、電車が止まったらどうしよう、という心配もありましたが、まあその時はその時、次の日会社で怒られてもネコかるのためならしゃーない、ということで家族の反対をふりきって会場へ。 8時頃やっと到着。もちろんすでにライブは始まっていて、ネコさんのトークの最中でしたが、なんとまだ1曲しか弾いてなかったのです。(「虫」だったらしい) ネコかるはいつも開演が遅いので。でも台風が来てるし早めに始まるのかと思ったら、いつもと同じ、のんきな人たちねぇ〜。 するとおもむろに、客席から大学生を4人呼んで、ネコかるは引っ込んでしまった。 彼らはW大学の学生で、趣味で弦楽四重奏を楽しんでいる人たちなのですが、今回なんとネコかるをコピーしたということで、ゲスト出演することになったのです。 マンダラの舞台で、ネコかるに見守られながら弾くということで、緊張してるだろうと思ったら、結構うまかったです。音楽としてちゃんと聴けた、というか。 ずいぶんたっぷりやって1時間近くステージにいました。いったんステージあがると去りがたいらしい(笑)気持ちは分かりますが・・・ その後ネコかるが「麒麟等が歩いている」(鈴木慶一作曲)を演奏、この間に1部でやる予定だった曲を強引にメドレーで弾いてたようですがどれが何の曲かさっぱり(笑)「暴れん坊将軍」は分かったけど。 というわけで1部が終了。 休憩後、秋ということで「枯葉」。あの「枯葉」です。これは初めて聴きました。 ビオラの山田さんが大活躍する曲。難しそう。チェロ藤森さんはアゴで弦を押さえるという離れ業を披露してました。ビブラートまでかけていた(笑) 普通弾かない低い音をそれで出しているそうです。てことは正しい奏法なのか? さて、今日の本当のゲスト登場。知る人ぞ知る、「ほとらぴからっ」というユニットです。 このユニットは15年前に結成され、今回11年ぶりに復活、ネコかるのゲストとしてリハビリを兼ねて演奏するということになったそうです。 メンバーは佳村萌さんと張紅陽さん。 佳村さんは昔女優として活動されていました。今は何をしてらっしゃるんだろう。 張さんは本名熊谷陽子さん、ギタリスト浦山秀彦さんとともに映画音楽にたくさんたずさわっていて、現在はお二人は「めいなCO.」と名乗っています。 ご自分も「こまっちゃクレズマ」でアコーディオンを弾いたりしてミュージシャンとしての活動も続けてらっしゃいます。 このユニットが出来たのは、映画「夢みるように眠りたい」がきっかけです。佳村さんは主役の桔梗を演じ、張さんが音楽を担当されていたのです。 そして斎藤ネコさんは、この映画のサントラにバイオリンで参加されていました。 そういう関係で今回の運びとなった訳ですね。 実は私はこの日記でもたびたび言っていますが、この「夢みるように〜」という映画を10年ほど前にビデオで観てから、この映画、そして音楽が大好きでした。 観たきっかけは主演の佐野史郎さんのファンだったからなのですが。 しかしサウンドトラックの入手は困難で(CDが出てないんです。レコードとテープのみ)、もちろんライブで聴くなんてことは有り得ないと思ってました。 今回も、まさかほとらぴからっがやってくれるとは思ってなかったのですが、なんと1曲目に、張さんのピアノと萌さんの歌で「夢みるように眠りたい」を聴く事が出来ました!!もうとにかく嬉しくて・・・ 昔から名前を知って憧れていた浦山さんや張さんを生で観られただけでもとても嬉しかったのに、先日はこまっちゃクレズマで映画「二十世紀少年読本」の名曲「JINTA」、今回は「夢みるように眠りたい」をライブで聴けるとは。。。私はもうすぐ死ぬんじゃないか?などと思いたくなるほど、なんだか事がうまく運び過ぎてます。。。 続けて「カメレオン・パーティー」、これも静かな曲でした。 途中からネコかるメンバーが一人ずつステージへ戻り(カッコイイ演出だな)アドリブ参加。いきなりでよくあんなに合うなぁ。さすが。 その後のトークはほとらぴからっのお二人のキャラが面白く和んじゃいました。 張さんはあんなキレイな曲を書く方なのに、キャラはすごくざっくばらん。 見た目も痩せていて短髪でまるで少年のようです。 萌さんは映画の中でも物憂げな表情で雰囲気ありますが、そういう部分は変わっていませんね。歌が決して上手ではないんですが、キャラで歌うという感じです。 どんなに年をとっても少女のように可愛らしいままのような気がします。 次の「天女」とこまっちゃでもおなじみの「ダンスの楽園」はネコかると共演。 アンコールで「さっちゃん」、ネコさんと藤森さんがアドリブで加わりました。 どの曲も良かった。張さんの曲はどれも淋しげで憂いがあって、やっぱり好きだなー、私の好みだなーとつくづく思いました。 このようにほとらぴからっのリハビリライブは無事終了。 じっくり堪能させて頂きました。ネコかるには申し訳ないけど、今日はゲストが完全にメインでしたね・・・1部もね。 2部、先ほどの大学生のリクエストでネコかるの「プレゼント・フォー・ユー」、 アンコールではネコさんが弾こうと思った曲を藤森さんが見事に当て、ディズニー・シーの音楽(なんてタイトルなんだろ)。ここでは傍らに置いたタンバリンを、藤森さんがチェロを弾きながらひじで叩いて鳴らすという、またまた曲芸を披露、曲芸好きだねぇ〜。今度は何をやってくれるんでしょう、楽しみです。 あ、次回は10月22日ですが、その時はそれぞれが何の曲を弾こうとしてるか当てっこする、というのをやるらしいです。ん、ネコさんが何を弾こうとしてるか、かな??で譜面を用意してせーので弾いてみるんでしょうね。面白そ。 全部終わって11時15分。外は雨はそうひどくなく、ひと安心。 ダッシュで駅へ向かい、なんとか家に帰りつきました。 今日も楽しかったなぁ。 - EPO Live - 2001年09月05日(水) EPOのライブ@南青山マンダラ。 前回のマンダラでのライブは4月19日でした。その時すごく感動したので今回も楽しみにしてました。 今回もメンバーは前回とほぼ同じ。ギター笹子重治、パーカッション渡辺亮、馬頭琴+ホーメイ嵯峨治彦、その他いろんな楽器秋本薫、そして前回も確かゲスト出演してましたが、今回はメンバーとして参加のベース&チューバ岩原智fromかぼちゃ商会。 今回のEPOさんはタンクトップにジーンズ。二の腕が筋肉で立派です。 細ーいイメージがありますが、かなり鍛えてそうな体つきです。 確か体育大学の出身だから、スポーティな方なんですねきっと。 1曲目、「ずっとここにいよう」、秋本さんの曲だそうです。 ギター1本の伴奏で始まり、後半全員が参加するともうノリノリで楽しい! パーカッションが非常に気持ちいいです。 今回も途中休憩を挟み、1部と2部に分かれていました。 どっちでどの曲をやったかよく覚えてないんでとりあえず曲を羅列すると、 Wica、道、百年の孤独、科学が神秘に恋してる、音楽はなりやんだ、蘇州夜曲、一週間、鼓童の金子竜太郎さんが飛び入りしてのNonane、そしてアンコールでDANCE、など。他に外国の曲で歌詞が分からないのが何曲か。 今回、Nonaneが素晴らしかった!!EPOさんも小さなパーカッションを両手に持ってずっと降りながら歌ってるんですが、アレは疲れそう!鍛えないとずっと腕を上げてることは出来ないと思います。しかも歌いながら。すんごくかっこよかったです。 力強い曲で、盛り上がる部分ではステージからリズムがぐーっと迫ってきて、圧倒されてしまいました。 これは、「ソウル・キッチン」というEPOさんのアルバムに入ってる曲ですが、金子さんと嵯峨さんとEPOさんの3人のユニットのライブでよくやる曲みたい。そっちはまだ聴いた事ないですが、聴きたくなりました。 今度Aguriというユニット名でライブをするらしいです。 東京では10月10日とか。行きたい! EPOさんの新しいCDも会場で買いました。「air」といいます。 10曲中5曲はライブ録音。全体にアコースティックで、最近のEPOさんの傾向が出たアルバムです。 ライブではかなり激しいこともやっていますが、このCDはソフトです。 ライブでの歌のうまさは素晴らしいです。CDの録音よりうまいと思うこともあるくらい。このCDではそれが聴けるのがウレシイ。もちろん笹子さんのギターも凄いです。 でもどうせなら、今マンダラでやっているライブをそのままCDにして欲しいです。もしくはあのメンバーでスタジオ録音でもいい! いつか実現して欲しいなぁ。 今気が付きましたが、ライブでは電気を通す楽器がほとんどないんですね。 ベースを弾いてる方はいましたがチューバで代用出来るし。 秋本さんはすきま産業で、いろーんな楽器を弾けるみたいだし。 これはどこででも演奏できるバンドなんだなぁ。 EPOさんは海外でも歌ったりしてるらしいですが、日本でもいろんな場所でライブやって欲しいですね。たくさんの人にこの素晴らしいライブを聴かせてあげて欲しい!! - 54−71「reprise」 - 2001年09月02日(日) また日記をサボってました。。。 近頃あったことといえば、ワイルドブルー横浜というプールに行ったことぐらいかな。8月いっぱいで閉園ということだったので、ギリギリの29日に行きました。 去年初めて行って、なかなか楽しかったのにもう閉園。残念。 流れるプールをぷかぷか浮いてるのが好きだったのになー。 今年は7月は猛暑だったけど、あっという間に夏が終わりもう秋ですね。 ラジオでオフコースの「秋の気配」がかかって思わずしみじみしました。 どうもこの夏は、忙しかったせいもありなかなかお気に入りの音楽に出会えなかった気がします。 なので秋はいろいろ探そうと思っております。新しいモノにも手を出したいな。 その手始め、って訳じゃないけど54−71というバンドのCDを買いました。 映画「けものがれ、俺らの猿と」のサントラに参加していて初めて知った。 全部英語で歌ってて、発音がおかしいんだけど、それが妙にハマっている。 ヴォーカルがねぇ、危ない。常に裏返りそうな声で歌っています(笑) メロディがあるんだかないんだか分からないし。 バンドのサウンドが渋く抑え目で、ヴォーカルはハイテンションなのが、絶妙なバランスです。気持ち悪いっていう人もいるかも知れません。私は好きですけど。 全体には、地味めですがカッコイイです。スタイルを確立していますね。 私のようにちょっと年齢が高くても楽しめるロック、とも言えるかも知れません。 うるさいだけのはもう聴きたくないしね。もう若くないから。(多少卑屈になっております) あ、でもうるさいのも面白ければいいんだけどね。 こないだ、マイケル・ジャクソンの「スムース・クリミナル」をロックバンドがカバーしてるのを聴いて非常に面白かった。バンド名は、エイリアン・アント・ファーム。カッコイイんですよ!これは欲しくなったな。 8月に発売されたアルバムに入ってるみたいですね。 そうそう、ビョークのニューアルバムは今繰り返し聴いています。 まだ歌詞をじっくり読んでいないので、日記に書くのはもう少し後にします。 でもとてもイイですよ。ポップではありませんが、静かで深いです。 はー。秋ですなー。栗が食べたい。栗は生でも食べられるんですよ。 秋は、気分が落ち込みます。。。昔からそうです。鬱に傾いてしまいます。 こういう時はやっぱライブですね!水曜日はEPO@南青山マンダラです。 -
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