MIKI.PRUNEの方丈日記
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2004年03月21日(日) 鉢の木

 大雪の夕暮れ、一夜の宿をと申し出た旅の僧は
 佐野源左衛門常世の家に泊まる。
 たきぎがなくなり、立派に育てた鉢の木を
 惜しげも無く折り、暖をとらせる常世。
 僧はそんな常世をただ者ではないと思い、
 話を聴くと、今は落ちぶれてしまい恥ずかしい
 身分だが、鎌倉武士として幕府に万一の時は
 駈けつけご奉公するという。
 やがて鎌倉に一大事が起こり、常世はいざ鎌倉へ
 と馳せ参じる。
 そんな常世に「私は雪の日、そちの家で厄介に
 なった僧である。約束どおりよく駈けつけて
 くれた」と言って北条時頼は常世に領地を与える。
 「鉢の木」という話を思い出したのは、昨日の
 雪のせいかもしれない。

  今日の一首

  いざとなり 大切な人 守り抜く 遠い昔の 雪のよの出来事

  


2004年03月20日(土) 彼岸・中日

 今日はお彼岸の中日なので、墓参りに出かける。
 雨が降って来そうなので、早めに出かけお墓を
 きれいに掃除し終わったころにぽつぽつと
 雨が落ちてきた。
 良く見るとみぞれまじりの雨。
 それが、午後には白い雪にかわる。
 さむーい、1日だった。

 今日の一首

  雪混じり 合わせる手と手 かじかんで 吹きかける息 白くたなびく


2004年03月19日(金) 卒業式(小学校)

 今日は市内・小学校の卒業式。
 卒業おめでとう。
 中学への期待と不安がいっぱい詰まっていると
 思います。
 早く新しい生活に慣れるといいですね。

 私の卒業したS小は、白木蓮が校木でその花が
 咲き誇るなか卒業したのを覚えています。
 今年もきっと白い木蓮の花が咲いていることでしょう。

 私達、卒業した120名ほとんどがJ中に進学し、
 N中へはたった3人で進学し、心細い思いがしたのを
 覚えています。
 遠いとおい思い出。

  今日の一首

  白い花 卒業生を 見送るよ これからもずっと 優しくみつめて

  ことしまた 白木蓮に 見送られ 巣立つ子供ら 真白きこころいつまでも     
 

 
 


2004年03月14日(日) 梅・満開

 水戸の偕楽園では、梅が満開だそうです。
 隣のいえの梅も満開でとてもきれいです。
 風に花びらがヒラヒラと舞う風情はとても
 優雅です。

  今日の一首

  枝はなれ 風に吹かれて 梅の華 ひらひら流れ 華麗な舞よ  


2004年03月11日(木) 中学校・卒業式

 今日は中学校の卒業式。
 15歳の子供達がそれぞれ旅立ってゆく。
 いまの世の中は変化が激しい時代だが、
 自分を見失わず進んで行ってほしい。
 

  今日の一首

   思い出の 詰まる学び舎 あとにして 未来にむかい 旅立つ15


2004年03月10日(水) 進学講演会&学級懇談会

 今日は娘の通っている高校で進学講演会と学級懇談会が
行われるので出席した。
 進学講演会では、ベネッセコーポレーションの先生が
大学入試の傾向と不得意科目の克服方法、大学を選択するとき
どうしたらよいかを自分の経験談を交えて話しをして下さる。
 娘も具体的に今、自分がしなければいけないことがわかった
ようだ。
 学級懇談会では、各家庭での子供の様子を聞くことができ
どの家庭でも受験を迎え、イライラしていることがわかった。 

 今日の一首

  洋々と 広がってゆく 海原の 波涛を乗り越え 小さき船ゆく   

 


2004年03月07日(日) 風強し

 今日は天気がめまぐるしく変わる。

 午前中は穏やかに晴れていたが、午後には黒い雲に
 覆われたかと思うと雪が舞い、また、晴れたが風が
 強く吹いている。
 いくつもの表情が同居した1日でした。

 政治家の不正、子供への虐待、強盗事件など
 今の日本を象徴するような荒れた天気でした。
 こんな日は、心に沁みる音楽を聴くのがよい。

 Keith Jarrettのピアノの調べよいかもしれない。
 
  今日の一首

  荒れ狂う 今日という日の 空模様 時代のながれ 示すがごとく

  

  


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