MIKI.PRUNEの方丈日記
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2005年03月06日(日) つれづれ

 人はいろいろ思い・悩み、また、考えて生きて行く。

 さまざまな思いの中には、深きもの、浅きものがある。

 その時、その人にとっては、とても重大な思いのはず。

 それは、他人には推し量れないものがある。

 しかし、人の思いや悩みを分かち合いたいと思う気持ちもある。

 負担にならないように・・・。加減が難しい?

 人と人。  
   
 信じてる。


五輪真弓さんのすてきな歌があります。 

   ♪ ふれあう時を信じて ♪

      暗く深い闇の中
      誰もがみな孤独の海
      果てしなく続く空
      見上げれば星がある

      もしも今は一人が
      寂しいというなら
      それは愛を知ったから

      生きてゆこう 遠く離れても
      同じ夢を見るだけで
      そばにいるよ
      私はいつでも
      あなたに手をさしのべている

      人と出会い 別れても
      どこかで又 会うときには
      遠ざかる 歳月に
      許し合う 友となれ

      道に迷いながらも
      ゴールに向かってる
      人生は 旅だから
 
      生きてゆこう 微笑み捨てずに
      歩いてゆく それだけで
      明日はめぐる
      心と心が
      ふれあう時を信じて

 この歌のように、生きている限り心と心が
 ふれあう時を信じて、歩いてゆきたい。

  今日の一首

   風が吹き 日がかげって 寒くても いつの日にか 陽はあたるよ

   あたたかな 思いを胸に 生きて行く それがわたしの 生き方だから

    

 

 


2005年03月05日(土) 春遠し

 関東地方は、昨日雪に見舞われて大変な思いで通勤した。
 雪に慣れていない地方で、ちょっとした拍子に転んで
 しまったり、交通事故を起してしまう。

 わたしは、革靴を持ってスニーカーで通勤。
 スーツには合わないけれど、怪我をしないためには仕方ない。
 雪の日は、普段どおりには行かないのだから、ちょっとは
 変な格好でもしょうがない。

 今日も晴れてみたり、雲ってみたり、いまにも降り出し
 そうな天気になって来ました。
 暖かなお天気が恋しい気分になってきました。

 早く春よ、来て下さい。
 せめて、気分だけでも春らしい音楽を・・・。

   ブレッドの If がいい。

 ゆったりとした風の流れを思わせるメロディは
 春を感じさせる曲だと思う。

  今日の一首

   春風に 花びら舞うよ 梅の花 ハラハラと落つる 天神の森

      

 

 
 


2005年03月03日(木) ひなまつり

 今日はひなまつり。まだまだ、春の訪れは足踏み。
 我が家では、ここ何年も玄関に内裏雛だけを飾る。

 娘が小学校の頃は、ひな壇を組み立てて飾って
 いたのだが・・・。
 物置から出してきて、組み立てたりしまったりが
 面倒なもので、横着をしている。

 だんだん、だんだんと風習が形骸化されつつある
 我が家です。いけないなと思う。

 今日の一首 

  桃の節句 優雅さという 春をよび みやびの世界 想いをはせる

    

 


2005年03月01日(火) 卒業

 今日は娘の高校の卒業式だった。
 午前中は、風もなく穏やかな日でした。

 いろいろと友達関係で悩んだけれど、
 よく頑張って学校へ行ったね。

 「卒業おめでとう!これからは
  自分で選んだ道に進む君、
  希望も胸にがんばれ。」 父より


 今日の一首ではなく、
 今日学校長から娘たちが贈られた詩。

 サムエル・ウルマン 作
 (教育者、宗教家)

   「青春」

 青春とは人生のある期間ではなく、
 心の持ち方を言う。
 バラの面ざし紅の唇、
 しなやかな手足ではなく、
 たくましい意志、ゆたかな創造力、
 炎える情熱をさす。
 青春とは人生の深い泉の清新さをいう。
 青春とは臆病さを退ける勇気、
 やすきにつく気持ちを振り捨てる
 冒険心を意味する。
 時には二十歳の青年よりも、
 六十歳の人に青春がある。
 年を重ねただけでは人は老いない。
 理想を失うとき初めて老いる。

 娘に贈られた言葉だが、わたしにも
 胸をつく言葉でもあった。

 娘に負けないよう、わたしも理想や
 夢などを失わないようにして、
 暮らして行きたい。
 そして、いつまでもめぐみから
 信頼できるような親であらねばと思う。
 
 


2005年02月27日(日) ふたつの本

 今日、「冷静と情熱のあいだ」Rosso 江國香織
 そして「冷静と情熱のあいだ」Blu  辻 仁成
 を読み終わる。

 この作品は、2人の作家が文通のような連載を
 2年間続けたもののを単行本にしたものです。

 先ず、わたしは江國さんの方から読みました。
 江國さんは、あおいという女性を描いていますが、
 今は穏やかな恋人と一緒に暮らしているが、
 10年前に失った順正との心の穴が埋まらないあおい。
 誰よりも愛した男性と永遠に忘れられない恋を
 江國さんが女性の視点で描いています。

 10年前に交わした2人の約束は、
 あおいの30歳の誕生日にフィレンツェの
 ドゥオモで祝うというもの。

 いろいろなことがあったが、順正に逢いたいいう
 思いから、あおいはフィレンツェに向かう。
 そこには、順正が待っていた。

 2人は、3日間、フィレンツェで今までの思いを
 埋めるように愛し合う。
 しかし、あおいはミラノ行きの列車に乗って帰る。

 大丈夫だよ、とめたりしないから。
 わたしの顔が歪んだことに、順正が気づかなければ
 いいと思った。

 愛しているのにまた、この2人は別れてしまうのか?

 あおいが帰ってしまう幕切れで、江國さんの物語は
 終わってしまったので、不満なわたしは辻さんの
 物語を読み始める。

 辻さんの方は、やはり愛した女性への思いを捨てきれずに
 生きている順正を男性の立場で描いています。
 順正は芽実という女の子とつきあっていたが、
 やはり、あおいへの募る思いからと芽実へ悪いという気持ちから
 別れて、約束の日を迎える。

 フィレンツェで待つ順正は、あおいが来ないかもしれないが
 もしかしたら約束を覚えていて、来てくれるかもと淡い期待で
 待っている。

 やがて、あおいはやってくる。

 3日間のフィレンツェで過ごした2人は、ミラノ駅で別れてしまう。
 「本当に愛する女性を手放していいのか」と叫ぶわたしがいる。

 しかし、辻さんの物語では、

  駅構内にぶら下がる超特大の時刻表掲示板を見上げる。一番速い
 列車は18:19分発のユーロスターだ。それに飛び乗れば、
 ミラノに到着するのは21:00丁度になる。あおいの乗った
 インターシティよりも15分早く着くことになる。15分、たった
 15分だが、ぼくは未来を手に入れることになる。まだ間に合うのだ。

    中略

  改札を抜けると、ホームにユーロスターは横たわっている。

    中略

  ぼくはレールの先を見る。この列車がぼくを連れていく先で、
 静かに待っているに違いない、新しい百年を生きようと誓いながら。
  「新しい百年か」
  大きく深呼吸をしてからユーロスターのタラップに右足をかける。

 ここで、辻さんの物語は終わっているが、順正があおいを追いかけて
 新しい生活を始めることを予感させて終わったことに、
 「幸せになれよ」
 というわたしがいた。
 
 想い合う2人の苦しい胸の内を女と男の立場で描き、それがまた、
 新しいストーリーを生んで行く、この連載物語をその場で読んでいたら
 ハラハラ、ドキドキしたのではないだろうかと勝手に想像してしまう。
 1つの恋人同士を物語を2人の作家が作り上げるという面白い企画で
 生まれた物語に酔いしれました。

  今日の一首

  想い合う 心とこころ 結び付け ひとつに溶けあう 男と女

  傷ついて 離れていった 恋ごころ 結ばれること 信じて生きる


 
 あとがき この物語の順正は、絵画の修復師を職業としていますが、
      文中にかかれている名画を修復する場面は、実際に
      行われている作業がきちんと描かれている。
      それだけでも読んだ甲斐があった気がする作品でした。
  

 
 
 

 


2005年02月26日(土) 行きつ戻りつ

 春が、行ったり来たりしています。
 そこまでやって来ている

 梅の白や赤、花を見かけると思わず
 見惚れている自分がいます。

 暖かな春の日が楽しみです。
 そこには、優しい自分がいますように・・・。

 今日の一首

  頬つたう 風の冷たさに 身も縮む 優しい春日 「まー、だだよ」

  暖かな 春の日差しに 包まれて やさしい眼差し なげかけて行くよ

  

 

 


2005年02月25日(金) 優しい時間

 木曜日、10:00よりフジテレビで放送中の「優しい時間」を
 毎週見ています。
 主演の寺尾聡が珈琲店のマスターで、渋い演技をしているので
 楽しみにしています。

 忙しい商社マンとして家や子供を顧みず働いていた寺尾は、
 妻(大竹しのぶ)を亡くして、商社を辞め、珈琲店のマスター
 となった。
 「息子」と題した昨日の放送では、子供(拓郎)と正面から向き
 合ったことのない寺尾は、突き放してしまった子供に電話をかけ声を
 聴きたいと思っても切ってしまったり、息子の仕事場まで行き、
 仕事ぶりを外からそっと覗き、そのまま帰ってきてしまう父親です。
 でも、家族や子供が大切だと気づいた寺尾は、拓郎が心配で
 たまらない様子で、これからどのように子供と向き合って行くか
 楽しみです。

 毎回、感慨に耽る寺尾と亡くなった大竹が話すシーンがあるが、
 今の生き方や考えていることを大竹に話す寺尾は家庭の安らぎを
 知った男の哀愁を感じる。亡くした妻を想う男の背中を感じます。

 これから、どのようにストーリーが展開されるでしょうか?
 楽しみになってきました。

 富良野の自然の中に建っている珈琲店を舞台に繰り広げられる人間模様は
 ゆっくりとした時間の流れと人間の生き方・スローライフを薦める
 ような内容で、せかせかしたわたしの毎日に「ゆっくりしろ」と
 言っているようです。

 主題歌「明日」は、平原綾香が歌っていますが、その音楽も
 ゆったりとしたメロディでドラマにマッチしています。

 今日の一首

  刻み込む 生きてる時間(とき) 振り返る 
                  男の顔に 翳りがみえる

  自分の 生きて来た道 しっかりと 見つめ直す これからのために

  
 
                    
 
 
 
 
 


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