MIKI.PRUNEの方丈日記
DiaryINDEXpastwill


2007年09月17日(月) 最後の研修会

 土曜日は多文化コミュニティの日本語支援ボランティア研修

 3回目に参加する。

 今回も国際日本語普及協会 の N先生が

 楽しい日本語教室とするためにいろいろな方法を教えて

 下さる。先ずは心と体を使って日本語を共に学ぶ教室とは

 ゲーム・・・しりとり フルーツバスケット じゃんけん 

 クイズ・・・なぞなぞ シルエットクイズ

 詩・物語 などで学んでゆくというものです。


  金子みすず

  わたしと小鳥と鈴と

 わたしが 両手を 広げても

 お空は ちっとも 飛べないが

 飛べる 小鳥は わたしのように

 地べたを 速くは 走れない


  わたしが 体を 揺すっても

  きれいな 音は 出ないけど
 
  あの 鳴る 鈴は わたしのように

  たくさんな 歌は 知らないよ


 鈴と 小鳥と それから わたし

 みんな 違って みんな いい


 人はいろんな人が生活していて

 いろんな言葉があり、いろんなことを

 考えている。どれがよくてどれが悪いなんて

 ありえない。みんな違っていることがいいんだよ

 ということを教えてくれる教材としても

 すばらしい詩を紹介して下さる。



 また、 さよなら さんかく では


 さよなら さんかく またきてしかく

 しかくはベッド ベットははずむ

 はずむはボール ボールはまるい


 というように言葉遊びをしながら

 学べると話してくれる。


 何気ない詩や遊び歌なども教えるのに

 役立つことがわかった。


 3回の講義はどれも、これからの日本語教室で

 活かしてゆける素晴らしい研修内容で、

 生徒さんには休んだ分、いっぱい教える

 材料を手に入れることが出来ました。

 
  今日の一首

   いろいろな 言葉のなかに ちりばめられた

            ことだまたちを 共に学ぶよ


   額に じわっと出てくる 汗を拭く

            残暑厳しき 九月の半ば


   

         

 


2007年09月09日(日) 週末

 台風の直撃を受けた関東地方だが、週末は台風の置き土産が

 沢山あった。増水、台風の去った爪あと、残暑などです。

 さて、土曜日は宇都宮で地域日本語教育をボランティアの

 研修第2回目でした。

 今回は、AJALT 国際日本語普及協会 M先生を迎え、

 「共に学ぶ生活日本語」「コトバを伝える工夫」と題し、

 勉強をしてきました。

 先ず、先生が体験した日本語教育の中のエピソードを語って

 くれて、外国の人は「どうして普通に使う言葉を教えないのでしょう」

 と、思っていると紹介して下さる。

 日本語教育というと我々もそうだが、教本のとおり、読んだり、

 書いたり文法を教えたがるけれど、外国の人は、日本で生活する上で

 必要なコトバを学びたいと思っているのだと教えてくださる。

 つまり、私たちが教えようとするものではなく、ごく普通の

 日常会話を勉強したいと思っているのだと・・・。

 暮らしの中のことばを教えるには、AJALTのリソース型生活日本語

 を利用するのも1つの方法だと教えてくださる。

 リソース型生活日本語は生活する上で、病院にかかる、役所の

 手続きの仕方、学校との連絡の仕方、PTAとは、あらゆる

 生活のシーンに即した内容と教え方などが示されていて

 教材の1つにすると外国の人が喜ぶと思うと話される。

 実際に私たちも教材の中の電話で欠勤を伝える、スーパーで買い物をする

 食事の準備をするなどをどのように教えたらいいか考えた。

 この勉強を教えるにあたっては、生徒がやってみたい教材を

 選んでもらい、教えるのが効果が上がると思った。

 また、教材・素材を沢山持っていると、外国の人とのコミュニケーション

 作りに大いに役立つことがわかった。

 今回も収穫することが多く、今後の教室活動で生かして行こうと

 思いました。

 
 帰ってきて、夜は仲の良い元PTA役員との飲み会に参加。

 いろんな話をして、青春時代の懐かしい曲を歌って、

 飲んで食べて楽しいひとときを過ごす。

 気のあう仲間、大事にしたいものだ。


 日曜日は、日光中禅寺の親戚の家へ行く。

 下界では、味わうことの出来ない爽やかさ実感してきたのは

 良いのだが・・・。

 あーあ、下は蒸し暑い!!!


 今日の一句

  すすき揺れ 秋風吹くよ 中禅寺

  語るごと 深まりゆく 友情よ

  

 


2007年09月04日(火) 人間ドックから生還

 1泊2日の人間ドックから生還してきました。

 2日間、のんびりと検査をこなして

 結果は19日(水)に判ります。


 胃カメラは、好きにはなれないなぁー。

だって、異物が入りこんで行くのに

 力を抜いて、楽にしてと言われてもねぇー。

 力んでしまうのです。

 来年は、鼻から入れる細いのになっていることを望む。

 明日からは仕事に復帰です。

 がんばろう!

  今日の一句

   下界へと 生還すれば 残暑なり


2007年09月02日(日) 明日から

 明日から1泊2日の人間ドックです。

 今日はゆっくり休むことにします。

 その前に、また、映画に行ってきます。

 「夕凪の街 桜の国」

 という映画です。

  キャストは麻生久美子、田中麗奈、

       堺正章、藤村志保、吉沢悠ら


 楽しみです。

  今日の一句

   行く夏を 映画とともに 想い出に



 *「夕凪の街 桜の国」 を観て来ました。

  広島の原爆を被爆した後、13年生きた皆実(麻生久美子)は

  原爆の恐ろしさや肉親を亡くした痛みを抱えて生きている。

  彼女を愛する打越の優しさで心が和らぐ皆実だが・・・

  原爆症で命をおとす。

  また、50年後に生きる皆実の姪・七海(田中麗奈)は、

  皆実の弟・旭(堺正章)の子供で、黙って広島に行ってしまう

  父・旭を追って広島へ行く。

  自分のルーツや原爆症、家族が背負ってきた人生を通して

  七海自身が家族、自分に思いを馳せて行く物語でした。


  皆実が恋人の打越から「生きとってくれて ありがとう」と

  言われ、自分が生きていて良かったと思うシーンと

  最後に旭から七海が「お前が幸せにならなくてはいけない」と

  言われるシーンが心に響く。

  いい映画でした。

 

   


2007年09月01日(土) 日本語教育の研修

 九月は、日本語教室をお休みして研修に参加させてもらう。

 実際の教室の生徒さんには、事情を説明し、

 別な先生にお願いをしてきましたので安心。


 さて。自分の研修は東京外国語大学のI教授の

 研修を午前・午後2時間ずつ受ける。

 ボランティアによる日本語教室では、生徒を参加型の

 授業で、楽しみながら、会話や日常生活で必要な言葉

 文字を教えるようにしたほうがよいとアドバイスを受ける。

 どうしても、先生と生徒というように上下関係になって

 しまいがちだが、平行関係で共に学ぶといったスタンスで

 授業を進めるほうが良いともおっしゃっていた。

 体験1  部屋の四隅というゲームでは、質問して

 自分が何処のコーナーにあてはまるか、考え動き、

 どうしてそこをなったか理由を話させる。

 初対面の人たちのコミュニケーション作りをするのに

 有効な手法を体験する。

 体験2  フォトランゲージでは、ある写真から読み取れる

 ことをフリーに話し合わせて、話すことや各国の生活習慣の

 違いなど引き出し、勉強させる手法を体験する。

 今回は、グループに分けてその人たちと考え、発表する

 方法がとられて、ただ、聴くだけの研修ではなく実際に

 自分がどのように授業に活かせるか、外国の人とどのように

 接すればいいのかを勉強することが出来た。


 ここに集まった生徒は、皆、外国の人に日本語を教えているメンバー。

 話をしたり、聴いたりすると、自分と同じように

 自分の授業のやり方でいいのか不安があったり、

 やめて行ってしまった生徒さんは、自分の教え方が

 悪かったと自責の念を抱いていたり、生徒さんが

 なかなか来ないと嘆いていたりして、

 みんな同じ悩みを持っているんだなと感じることが出来、

 参加してよかった。

 あと2回、研修が続く。いろんなことを学んで日本語教室で

 活かして行きたい。


  今日の一首

   皆同じ 悩みを抱え 教えてる

       語らうたびに 深まる友情



2007年08月26日(日) 8月最後の日曜日

 今日は2本の映画を観てきました。

 1本目、「遠くの空に消えた」

 空港建設の村にやって来た少年と

 村の子との友情や空港建設反対・賛成の

 大人たちを子供の目から見た映画。

 主演は神木隆之介、大後寿々花、ささの友間。

 夢や子供の友情、自然を愛するこころは

 どろどろした大人として、小さき頃を

 思い起こさせてくれるさわやかな映画だった。


 2本目は「天国で君に逢えたら」

 実際にいたウィンド・サーファー

 飯島夏樹さんの自叙伝を映画化した作品。

 死を乗り越えた家族愛を

 大沢たかおと伊東美咲が描いていた。


 感動するいい映画でした。

 夏休み期間、シネマカードを持っているので

 1本1300円の料金なので、2本を2600円で

 観ることができて、お得でした。


 今日の一句

  空高く 愛の虹架かる 日曜日

  幼き日 夢見る頃に 帰った夏の日

  蒼き海 白い雲・波に 夏想う


2007年08月12日(日) 暑い

 世間ではお盆休みに入って、交通機関は混雑をしている。

 私は、お盆休みもないので普段どおりの週末。

 わが街でも、夏祭りが昨日から行われて、

 今夜はおみこしが繰り出す予定です。

 暑い盛りの祭りは、熱気がありますね。


 それにしても、暑い日が続いています。

 残暑お見舞い申し上げます。

  今日の一句

   おみこしや 屋台連なる 祭りかな

   掛け声と 熱気溢れる 夏祭り 
 
 


MIKI.PRUNE |MAIL

My追加