『玉露園』,『ナインアンダー』,『椿三十郎』

 今日も遅刻パターンの家を出る時間になってしまう。バスも来ない。3日連続遅刻はまずい。
タクシーで池袋。私の遅刻癖を知っている匿名希望Aさんもビックリの早い時間に到着。

匿名希望Aさんは近くで働いていたことがあるらしく、ランチのお薦めの店に案内してくれる。
お茶屋さんのやっている喫茶店『玉露園』の秋刀魚定食800円。
悪くはないが店内が煙草モクモクで閉口。
ひな祭りってことで女性には『ポッキー』のプレゼントをくれる。

 友人の松本美弥子さんがベースをやっているバンド『ナインアンダー』のライヴで池袋『手刀(チョップ)』。
松本さんの衣装がセクシーで可愛くて素敵だった。
ボーカルのジャブロ君は少しずつ大きくなっているような気がする。本人は否定しているが。
彼の不思議な動き(ダンス)は好き。

 私と松本さんが前に働いていた会社のAさん、Tさんもライヴを見に来て、居酒屋『椿三十郎』。会社情報いろいろ。
Aさんの同期で、この日記の読者でもあるSさんが2月26日に出産したという「226事件」。
Aさんの同期男性の離婚話から、何故か私の内縁関係解消のエピソードを語ってしまう。

 一人で喋ってお勘定は二人に任せて、『手刀』に戻って打ち上げに参加。
『ゾンビロリータ』というバンドには全裸女性が登場したらしい。
興味はあったので見ればよかった。

 家に帰ってテーブルで寝てしまう。やかんを数時間空焚きしてた。恐ろしい。
2004年03月03日(水)

『ジョナサン』,『M's BAR & CAFFE』

 10:02、職場着。タイムカードはないし、あまり厳しくチェックはされないようだけど、遅刻は癖になるので非常にやばい。

 太めのパンツを履いて来たら、事務所のトイレが狭くて下ろすこともできない。
私より太っている女性は「狭くて使い辛いけど、できる」と言っていた。一体どうやって?
一説には「向きを変えずに(タンクの方を向いて)座る」とのこと。
他のトイレで試してみる。スカートならまだしもパンツでは無理じゃないか?

思い出したが新座の家の2階のトイレもすごく狭い。まっすぐ座れない。
斜めに奥まで深く座れば何とかなる。それは自宅だから可能。
自宅の便座カバーは気にならないが、人の家や店の便座カバーには直接座りたくないのと一緒だ。

仕方なく別ビルの事務所トイレに行く。普通5回はトイレに行くが今日は3回。
膀胱炎になりそう、お腹壊したらどうしよう、と緊張する。

 ランチは久し振りのファミレス『ジョナサン』。しっかり分煙で快適。
「まぐろカツのみぞれ煮膳」880円は予想より美味しかった。

 彼に「お誘い嬉しかった〜」とメールしたら「チョット流動的」と返信。ふぇーん。

 都税事務所から電話。2002年度の確定申告の前にとりあえず均等割7万円を支払った。
「そんな事言ってません。確定申告の書類を出してからお金を払って頂かないと、お金が宙に浮いた状態で、お返ししなくてはいけなくなります」。そうだったの?

困って税理士さんに電話。私の話では要領を得ず、直接都税事務所と話してもらう。
解決。頼りになるね。

 5年前同じ職場で働いていた匿名希望Aさんと、今日からまた一緒に働くことになった。
帰りにお茶に誘われて「この時間にお茶?」と言って『M's BAR & CAFFE』で軽く飲む。
情報交換。匿名希望Aさんは校正経験者で『校正記号の使い方』という本を安く譲ってくれた。

「桜井さんは常識人ですよね」と匿名希望Aさん。
「そうか。私は『常識なんてぶっ飛ばせ』でありたいんだけど」
「今ぐらいの波乱万丈がいいんじゃないですか」
「いや、私はもっと数奇な運命がいい。『あなたの人生を映画にしたい』って言われるぐらい」
「本にすればいいと思うけど」
「売れないって、この程度では」
って言いながら死んじゃうような気がする。
2004年03月02日(火)

遅刻,『玄陵』,『ベローチェ』

 家を出るのが予定より遅れて、急いでマンションの外に出てみれば、雪。
傘を取りに部屋に戻る。バスが来ない。で遅刻。

昨日、社長Aさんが今日の作業は「下で」って言ってたけど、何階?
Aさんの電話が終わるのを待って声を掛ける。
なんだ今頃来て、という感じで「下だよ、下」とAさん。「はい」と言って下の階へ。

扉には別の会社の名前がある。かまわず奥までズンズン入って知った顔を探す。誰もいない。
「あの、何か?」と声を掛けられる。
「えっと、カラオケ本の校正はこちらでいいのでしょうか?」
「カラオケ?違うと思います」
「ですよね、上の階で『下へ行け』って言われたんですけど」
「ここではないですね」
「は、失礼しましたー」
とんだ闖入者じゃないか。

もう一回Aさんのところへ。「下って何階ですか?」
「下、下だよ」と人差し指を下に向けるAさん。
「下の階に行ったけど、違うって言われました」
側にいた女性が「行ったことないのね。このビルじゃなくてね…」と説明してくれる。
違うビルなのか!「下」じゃわからんよ。トホホ。

漸く辿り着いたら、作業の説明が始まるところだった。

こちらの分室は禁煙なのは素晴らしいが、トイレが異常に狭くて四苦八苦。
和式トイレ分きっちりの広さしかないところに無理矢理洋式便器を入れ込んだのだろう。
どうやっても壁や便器に服や体がくっつく。汚い!皆はどうやって用を足しているんだ?

 お昼は『石臼挽き手打ちそば 神楽坂 玄菱』。寒くてたまらないけど、せいろ650円。
『ampm』で『酢豚まん』を買って職場で食べる。

 休憩時間に、派遣会社に面接に来た友人Aさんと『ベローチェ』。
『ベローチェ』は煙草臭くて大嫌いだけど、Aさんは喫煙者なので仕方ない。
派遣会社と仕事の傾向と対策。愛すべき社長Aさんについて。

 昼休みに彼に「2月は1回会っただけで、3月になってしまいましたね」とメールしたら、
夕方「○日は?予定入ってる?」と返信。それまで寒くて震えていたのに、熱くなる。

 明日は絶対遅刻しないように、眠くならないように、2時過ぎには寝る。
2004年03月01日(月)

クレーマークレーマー

 先日『大地を守る会』の宅配をお休みしたので『ファミリーマート』で納豆を買った。
2個パックで、カラシが1個にしか入っていなかった。
『あづま食品』のフリーダイヤル番号に電話した。
「2個パックにカラシが1個しか入ってなかったんです」
「そうですか。申し訳ありません。クオカードをお送りしますので住所をお願いできますか?」
「あの、何処でいつ買ったものかとか聞かないんですか?」
そう言ったら、一応聞いてくれた。
昨日届いた500円のクオカードには原因と対策が書かれた詫び状が同封されていた。

 夜になって派遣会社の社長Aさんから電話。
「あれ?今日は来なかったんだねえ」
「え?昨日『明日はいいから』って仰ったから、『いいから、って来ていいんですか?来なくていいんですか?』って聞いて確認したんですけど」
「あ、そうだったっけ?」
「行った方が良かったんですね。済みませんでした」
「いやいや。明日はね、下に行ってもらうから」
「はい。そこは禁煙ですか?」
「多分ね」
「多分て」
「吸う人いないと思うよ。言えば大丈夫…と思うよ」
「ううう、わかりました」

煙草は確認したが、昨日の暴言オヤジについても、同じぐらい不安だ。Aさんにメール。
「酒場の喧嘩のように原稿を投げつけ暴言を吐きまくっていた方は、いつもあのような調子なのでしょうか」

社長にもクレーマークレーマーな、派遣スタッフの私。
2004年02月29日(日)

『龜井堂神楽坂店』,暴言オヤジ,オゴウチ家

 2週間のプータロー生活で夜型になっていて、3時間ほどベッドにいたがほとんど眠れず。

 カラオケ本の校正の仕事で神楽坂。
「3月から禁煙になったらしいですよ」と得意げに言ったら「あら、じゃあ今日はまだなのね」と、新宿御苑の仕事で一緒だったAさんに言われる。
日付の感覚までおかしくなっている私。

作業は私がこれまで経験した、PCを使った校正ではなく紙の原稿校正で、戸惑う。
皆新旧の原稿を重ねてものすごいスピードでパタパタしながらデータチェックをしている。
この作業を私はやったことがない。やり方も知らない。
新旧の原稿を並べてジーっと見ながらチェックをしていたら、見かねて男性がやり方を教えてくれる。

 お昼は、裏道で発見したパン屋『龜井堂神楽坂店』。ナスのピリ辛マフィンを買う。
卵、チーズは使っていないことを店員に確認したのに、チーズ入り。
カレーパンと取り替えてもらう。美味しくなかった。カボチャとくるみのパンは普通。

 午後、職場で「人のところに物を置くな!」と私の後ろで怒鳴り声。
続いてバサバサッという音。
「原稿を投げたりしないで下さいよ!」と先程私にパタパタのやり方を教えてくれた男性が抗議。
「知るか。人のところに置いてあるものどうしようが、置く方が悪い」
「投げることはないだろ!」
「偉そうなことを言うのは一人前に仕事ができるようになってからにしろ。ろくすっぽ仕事もできないくせに」
「関係ないだろ」
「俺はお前らみたいなちんけな仕事をしてるんじゃねえ。大きな仕事を取ってきてから言え」
「自分だって失敗してるじゃないか」
「お前は仕事をとってきた事があるのか。もらった仕事をしてるだけだろ」
って滅茶苦茶な話になっている。ここは酒場か。
こんなつまらない男の言い草を皆黙って聞いている。

代わってカラオケ本校正の責任者Kさん登場。Kさんはこの暴言男と初対面だった。
始めは丁寧に「ここがあなたの場所とは、知りませんでした。お客様から預かっている原稿は投げないで下さい」と言っていた。
「初めての人もいるけど、同じ職場の仲間じゃないですか」
「俺は仲間じゃねえ、お前らのようなちっちゃい仕事とは違うんだよ」。
ますます横柄で無礼な態度に切れるKさん。「謝れ!」
しかしこれはオウムの麻原に言ってるようなもんだ。
Kさんは暴言男に向かって行こうとしたが、皆に止められる。

前に「いつも怒鳴って人を苛めている人がいる」という話を聞いたことがあるが、こいつか。
煙草スパスパ吸ってるし、3月からの禁煙も「知るか」とか言いそうだ。
これ以上暴言と喫煙が続くなら帰ろうかと思ったが、その後は静かになった。
ああ言えばこう言うでブルブル震えちゃって、愚かで哀れな人だ。

18:00終業を前に「切りのいいところでいいですよ」と言われて、遅々とした初日の作業終了。

暴言事件後に出社した社長Aさんに呼び止められ、「校正の本を買って勉強して」と言われる。
暴言男は衝立の向こうにいるので話せないから、Aさんにはメールを書こうと思う。

 飯田橋まで歩いて、有楽町線で江戸川橋。久しぶりのオゴウチ家で夕飯をご馳走になる。
今夜のメニューはチキンの照り焼きと温野菜、私も皮むきを少し手伝ったピーナツソースのサラダ、白菜の黒酢、銀河高原ビール、私の持参した赤ワイン。
どれも美味しい。

娘のCは4歳。もう会話もしっかりできる。幼稚園の話、オゴウチ家スライドショー解説など。
夏にはお姉さんになるらしい。

妊娠中のMさんは飲めず、オゴウチ君は料理やらCの寝かしつけやらで、ワインはほとんど私が飲んでしまう。

 23時過ぎに帰って、早めに寝る。
2004年02月28日(土)

お仕事?,経理

 彼と「天皇に合図、の仕事が決まりそうな桜井真理です」「陛下に紹介してね」などとくだらないことを言っていたら、19:00過ぎになって派遣会社から「今回は駄目になった」と連絡。
あーあ。夕方になっても連絡がないから不安はよぎったが。

彼に「悲しい!」とメール。すぐに電話をくれた。心遣いが嬉しかった。
話の途中で電話が切れて、暫くしたらまた電話。
彼かと思ったら派遣会社からだった。「仕事があるから明日事務所に来て」。

めまぐるしいなあ。今度の仕事は短期でカラオケ本の校正らしい。

 昼間は確定申告の書類作成。夜から朝まで会社の経理。5か月分の領収証を整理。
2004年02月27日(金)

『リサ・ハモンド展』,『ミリバール』

 イギリス・ソーダ釉の第一人者リサ・ハモンドと、美濃の陶芸家高橋利通の展示会で『ギャラリー・セント・アイヴス』。オープニングパーティーは大賑わいだった。

展示会場のショップは作品を見るのが難しいほど外国人、多分イギリス人が大勢。
隣の陶芸工房は飲み食いコーナーになっているが、飲み物食べ物に近づくのが大変なほど日本人が大勢。
私は人垣を掻き分けて何度もワインを取りに行って、ショップで作品観賞とお話。
俳優の清水紘治氏が来ていた。カッコイイ。

3月5日から始まる『月刊やきものネット』の連載「現代イギリス陶芸作家探訪」で、
第1回はリサ・ハモンドを取り上げる。
サイトに掲載しようと思っていた作品が次々売れて、店主のI氏は写真撮影やら包装やら会計やらパーティー客の応対やらで大忙し。

人が減って来て、隣の工房へ行くと立川叔夫さんと麻野文恵さんによる、
ヨーロッパ中世からバロックの珍しい楽器を使った演奏会が始まった。
ほのぼのとした雰囲気の二人。まだ始めて数ヶ月とのことだった。

 帰りに渋谷『ミリバール』。アルバイトの女性は小倉出身。19日の小倉の話など。

 帰宅後、テーブルで少し眠ってから経理作業。
3月から天王洲アイルの仕事が入るだろうから、今月中に終えなくては。
2004年02月26日(木)

抱茎亭日乗 / エムサク

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