アクセス5万超記念企画,映画『CHARON(カロン)』試写会,『魚民』

 『抱茎亭日乗』アクセス5万超を記念して、ご応募頂いた読者の中から抽選でお一人様をご希望のお店にご招待!
お店は『檸檬屋新宿』『太古八』『なすび』『おまた』『大黒屋』『中国茶館』他日記に登場する全てのお店からあなたが選ぶ。
サシでも、オフ会形式でも、それもあなた次第。
お名前、希望のお店(応相談)、日記の感想など一言、を書いて、下のアクセスカウンター横の[MAIL]からご応募下さい。
締め切りは、50100まで。にしようと思っています(変更するかも)。
皆様ふるってご応募下さい。

 2月19日の初号試写会に行かれなくて歯軋りした、高橋玄監督の国際配給映画『カロン』の試写会。
私はカロン・サポートメンバーズシップの会員なので、監督直々にご案内が来る。
監督直々に「遅れたら入れないんで、17:00時間厳守で」と言われていたのに、
五反田駅に着いたのが17:00。会場は駅から徒歩7分、とあったのでタクシー。

エレベーターホールに、テレビでよく見る自民党の若手議員がいて、
「(案内の地図が)わかりにくいですよね」と話し掛けられる。
この人も試写会に?と意外だった。
なんとか開始に間に合ったのは、自民党議員と同時に着いたからかもしれない。

玄さん渾身の『カロン』は、素敵な作品だった。川本淳一がカッコイイ。
主演が10代アイドルの降板で、私と世代の近い女性に代わって、ストーリーも良くなった。
フランス映画っぽい雰囲気。

終了後、玄さんに挨拶をしていたら、議員バッヂをつけた人たちと玄さんの会話の輪に加わる位置になって、議員たちが熱心に『カロン』について質問したり語っていて驚く。

 玄さん、キャストの川本淳一さん、水木英昭さん、舩木一輝さん、Nさん、Fさんらと『魚民』。
こんなきれいな男の子と飲むのは久し振りだ。飲み物を作ってくれたりして、感激。
男が若いきれいなオネイチャンと飲むのが嬉しいように、私も鼻の下が伸びていたかもしれない。

『カロン』の話、映画の話、裏社会の話、ああ面白い、楽しい、刺激的。

劇団の演出家でもある水木さんに「自分の意見が無いじゃないですか。この1本は何ですか?邦画と洋画で挙げて下さい」と言われてしどろもどろになる。
「えーっと、最近見た映画では、うーんと、『赤い月』の常盤貴子が頑張ってたと思う」
「最近じゃなくて、ベスト作品!」
「何だろう?考えます」
暫く他の話。
「私は、やっぱり勝新が一番好きです」
「今まで考えてたんですか!洋画は?」
「これから考えます」
呆れられる。結局答えられなかった。
翌日「1本ではなくてペドロ・アルモドバル、パトリス・ルコント、ケン・ローチ」と決める。
多分、映画人なら誰でも「この1本」があるのだろう。
私は映画好きだけど、何度も何度も見る映画とか、人生を変えた映画、というのはない。
だから答えに困ったのではないか。

終電を逃して、玄さんとFさんとタクシー。帰ってメールやらで7:30。
2004年03月10日(水)

日記

朝寝て昼起きて、日記、メールでもう3時(未明の)。
経理作業は1週間手をつけていない。3月中に2年分、終わるかな。
2004年03月09日(火)

『ロフトプラスワン』,『とんぼ』

 早速昨日の取材をテープ起こししなくては、と思うが日記を書いてたら時間がなくなる。

 「噂の真相休刊記念イベント」で『ロフトプラスワン』。
遅れて20時頃着いたらエレベータホールまで人が溢れている。

丸椅子に座って、モニターで、「反オカルト講座」を連載している大槻義彦氏と岡留安則編集長の話を聞く。

暫くして「前の方の席が空きました」と店員に案内されるが、電脳キツネ目組のBさんがいて、隣の席に座らせてもらう。

次にミリオン出版の久田将義編集長、その後康芳夫さんがステージに。
康さんは一度見たら忘れられない風貌だが、着ているものがあまりにもカッコイイ。
今日も黒のロングコートを脱ぐとオレンジのタートルネックシャツに濃紺のストライプスーツ、靴は茶色と白のコンビのウイングチップ(って言うんじゃないかと思う)。

岡留さん、実際どんな人だか知らないけど、好きだ。
沖縄に移住するそうだが、追いかけて行きたくなる。

質問コーナーで「『噂の真相』は宮崎学のことを書けないんじゃないか。宮崎学が休刊の一因なのでは」などと言う人がいて、Bさんと一緒に笑う。
「書けないなんてことはない。宮崎学が公安に会ってたことより、選挙に出たのが恥ずかしかった。本気で通ると思ってたところがまたね」と岡留さん。
宮崎さんは負けるとわかってやったんだけど。

 終了後、Bさんがゴールデン街の店『とんぼ』に連れて行ってくれる。
きれいな店だがトンボのランプや絵や置物いろいろで、ちょっと苦手。
ご馳走になって、終電で帰る。
2004年03月08日(月)

『ギャラリー St.Ives』

 『なすび』の千秋さんからメール。
イスラエルの核開発を世界に告発して国家反逆罪で投獄されているモルデハイ・バヌヌさんに関する講演会と、BBCが制作した「イスラエルの秘密兵器」の上映会があるとのこと。

デートは中止だけど名古屋泊で無理。かと思ったら日帰りだったので行くつもりになる。
が、起きたのが昼で間に合わず。

 彼も仕事なので私もお仕事。
『月刊やきものネット』4月号の取材で『ギャラリー St.Ives』
連載第2回はイギリス伝統的技法スリップ・ウエアのクライブ・ボウエン。
資料がたくさんあってまとめるのが大変そう。締め切りも近い。
校正の仕事が途切れているのは都合がいいかもしれない。早いとこまとめようっと。

『月刊やきものネット』2月号の特集は私のギャラは発生しないよう。
企画や打ち合わせに参加しても、ライターは書かなきゃ仕事にならないのね。
2004年03月07日(日)

宅急便センター,宮崎学講演会 in ウィルあいち,『南風』

 連日のお出かけと不定期な仕事により、宅急便を再配達にしたり、センターでのピックアップにしたり、何度も変更を繰り返し、やっと宅急便センターに取りに行く。
本日のこだまのチケットなので不安だった。

 10:23東京発こだまに余裕で間に合って名古屋へ。
駅弁を食べながら「明日は会えるんですよね」と彼にメール。
なんと「仕事になってしまいました」。
2回続けてダメになったので、落ち着いてからってことで暫くは会えそうにない。
泣きそうになる。

 名古屋は雨。寒い。宮崎学さんの講演会場ウィルあいちの大会議室は大勢の人。
廊下を歩きながら後ろを向いて、東京から来たHさんに「立派な会場ですね。すごい人で」
と言っていたら何者かに「ワ!!」と背中を叩かれる。
「へ?誰?!」と思って見たら、宮崎さんが満面の笑みで立っていた。ああビックリした。

第1部は宮崎さんの講演。聴衆は福祉ボランティア関係の人が多いようで、宮崎さんの
「世の中は絶対に良くならない」「差別はなくならない」「世論は常に間違っている」
「人と同じ意見をもつことはない」「人とのつながりは断絶しても良い」
「自分は正しいことをしているんだ、という人との対話は無理」などという言葉は刺激的だったのではないだろうか。

第2部は宮崎さんと、「コンビニの会」というNPO代表の大川美知子さんと、名古屋市議のさいとうまことさんの鼎談。
「清く正しく美しい」イメージを持たれがちな福祉の世界と、「清く正しく美しく」を自ら掲げる政党や組織の実態と、「私は清く正しく美しくない、ありたくもない」という宮崎さんの人間性と、いろいろ見えて面白かった。

 宮崎さんは帰られて、2次会は沖縄料理『南風』。自己紹介に続いて、ファッションブランド「ジュンコシマダ」と解雇闘争中のアパヤンさんを応援する企画、不要品オークション大会。

3月3日の公判では、ジュンコシマダ側が既に提出した書面の都合の悪い部分を改竄して再び出してきたりで、アパヤンさんは「落ち込んだ」と言っていた。職探しも大変そうだ。

しかしオークションは宮崎さん出品のナイキダウンジャケット、サイン色紙を始めいろんなものが登場し、盛り上がる。売上は8万円近く。すごーい。
更に宮崎さんから今日の講演料と交通費の丸投げカンパ。美しすぎる!宮崎さん!!

アパヤンさんのお礼の挨拶を聞いて涙が出る。男と会えなくて泣くよりいいや。

 最終ののぞみで帰る。
「ぷらっとこだま」は缶ビール付き7,900円だが、さすが10,070円ののぞみは快適。
2004年03月06日(土)

5万記念?,大日本印刷村,『元気食堂 百珍館』,『ORCHID』,『La Sarah 〜さら亭〜』,『なすび』

 近々日記のアクセスが5万を超えるだろう。記念イベントは何がいいだろうか?
抽選で1名様、ご指定の『抱茎亭日乗』に登場する店にご招待、とか?
静岡『たがた』に連れてって、とか言われたら困るな。
読者の皆様、アイデアありましたらメールもしくはBBSに書き込み下さい。急いでね。

 本日の職場は市ヶ谷。「大日本印刷の本社」って?
営団地下鉄駅の大きな地図の前に立っていると、女性に声を掛けられる。
昨日まで神楽坂で一緒に働いていた人だった。
今日の彼女の現場は私とは違うらしいが、地図で説明してくれて、更に駅出口を上がったところまで案内してくれる。有難い。
「この辺は大日本村と言われてて、歩いている人も大日本の人だから適当に捕まえて聞けば大丈夫」とのこと。
その時点で既に10:00。彼女がいなければ更に遅くなっていただろう。

漸く作業部屋に着いたのは、既に皆集まって、これから始めようという時だった。

「良かったわね、煙草吸う人と吸わない人で部屋を分けたのよ」と香水の人。
部屋のあっちとこっちで分けたのかと思ったら、別の部屋だった。良かった。
昨日の社長Aさんとの電話でも、この仕事の時給や期間や場所はわからなくても、
禁煙かどうかだけは確認した。社長Aさんの答えは「言えば大丈夫だよ」。

 このあたりで働いていたこともある匿名希望Aさんの案内で、お昼は韓国料理『元気食堂 百珍館』。石焼ビビンバ。普通に美味しい。

匿名希望Aさんも、この仕事の時給も期間も知らされていない。
どうやら大日本村滞在は今日だけらしい。

 母から電話。私が前に住んでいた家の近くの『ORCHID』という店に来い、とのこと。
彼とのデートが延期になったので行くことにする。
仕事は18:00までの予定が、残業19:00過ぎまで。遅くなってしまったのでタクシー。

高級輸入下着やバッグや洋服を扱っている『ORCHID』に来い、ということは何か買ってくれるのかと思ったら、母は他のお客さんとガンについて話している。

久し振りの『ORCHID』は最近下着より洋服に力を入れているそうで、私のタイプではない。
母のガン体験談は続く。「『太古八』で待ってるよ」と声を掛けると「もう終わるわ」と言うが、店を出るのに暫くかかった。

夕飯は中華にしようとか、イタリアンはとか、フランス料理はこの間食べたわね、などと言っていたらもう9時。やっぱり太古八にしようと決めたらシャッターが下りていた。
お休み?と思って『なすび』に行ってみると羽賀さんは既に飲んでいた。
「後で来ます」と言ったら「来なくていいよ」と千秋さん。なんで?

 『南フランス料理 La Sarah 〜さら亭〜』に行ってみる。ラストオーダーぎりぎり。
ブイヤベースでお腹一杯。

 23時頃『なすび』。空席はあるのに「席は一つしかないよ」と千秋さん。なんで?
母は絶好調。離れた席にいる男性に「以前『太古八』でお見かけしました。私いい男の顔と名前は絶対忘れないの」。さすがだ。
帰りがけに母が羽賀さんに「このマント素敵。欲しいわ」と言うと、羽賀さんはマントで母をフワリと包んで「そうかい?」。「キャー」って、何をやってんだよ、お母さん。

母を帰して、私は羽賀さんとトーク。
羽賀さんの「何も欲しがらない女はダメ。何でも欲しがる女はもっとダメ」と
私の彼の「イヤばっかり言う子は嫌い。あれしてこれして言われるとしらける」について。

『なすび』は私が払うつもりでいたら、羽賀さんがご馳走してくれる。なんで?
2004年03月05日(金)

『月刊やきものネット』,『つぶつぶカフェ』,『ロフトプラスワン』

 『月刊やきものネット』の連載「現代イギリス陶芸作家探訪」がスタート。
http://yakimono.net/monthly.html
初の連載お仕事です。是非覗いてみて下さい。

 職場の女性の香水がきつい。二日酔いの頭がズキズキ痛む。
耐えかねて、離れた席に移動。

前に3回「香水きついですよ」「明日はノン・パフュームでお願いします」と言った事があるのにやめないのは、よっぽど好きなのか、嫌がらせなのか、人の話を聞いてないのか。
狭い事務所で不快な思いをしているのは私だけではないと思う。
他の人には言われないから、皆はいい匂いだと感じている、と本人は思っているのだろうか。

何度も言いたくはないけれど、昼休みに「香水きっついです。頭痛い」と言ってみる。
「ごめんね。席替わったから逃げたな、と思ったのよ。ごめんね」
「頼みます、ホントに」

匿名希望Aさんに「はるかに年上の人とはいえ、もっとちゃんと注意するべきだったかな」と聞くと「上の人がちゃんと言ってくれるといいんですけどね」。
しかし上の人に「あの人の香水がきついんです」って訴えるのもなあ。
「香水はつけない」或いは「ごく控えめに」って、アルバイトや新入社員研修で教わることだ。

 ランチは江戸川橋まで歩いて『つぶつぶカフェ』。
ここも匿名希望Aさんお薦めのオーガニックの店。禁煙で快適。
雑穀ご飯+雑穀料理+旬菜+漬物+味噌汁で\1,000。
量が少なくて夕方にはお腹が空いてしまったが。
砂糖を使わないお菓子なども美味しそうだった。

 今週いっぱい、とか来週頭までかかるかも、とか言われていたカラオケ本校正だが、午後に社長Aさんが事務所に来て「今日までね」。

夜、匿名希望Aさんには明日の仕事が入ったらしい。
私には話がないのね、と思ったら、自宅電話に着信あり、メッセージはなし。
深夜だが社長Aさんに電話してみる。「電話?したよ。明日市ヶ谷に行ってくれる?」
「はい。市ヶ谷のどこですか」
「出張校正室309。場所は会社のHP見てよ」
って、大企業のHPには工場、営業所の住所はあれど、出張校正室309なんてわからない。
代表番号をメモ。

 帰宅が深夜になったのは匿名希望Aさんと『ロフトプラスワン』のイベント「根本敬 in 夜、夜間中学の夜」に行っていたから。
根本さんの話を聞くのは昨年末の勝新太郎映画祭のトークショウ以来。

いつもはゲラゲラ笑ってしまうのだが、今日はそうでもなかった。
田原俊彦デヴュー曲『哀愁でいと』のB面、たのきんトリオの「君に贈る言葉」が一番可笑しかったかな。たのきんトリオのラップ。根本さんはパンクとも言っていたが。

トシちゃん:テストの成績が何だって言うんだ。そんなもので俺達の青春は燃えないぜ。さあ大声で叫べ!愛してるって!
ヨッチャン:俺達の楽しい夜に机になんか向かうなよ。ラジオから素敵なリズムが聞こえてくる。さあ踊ろう。くたくたになるまで。
マッチ:制服なんか脱ぎ捨ててレオタードを着てみな。そして俺達と一緒に街を歩こう。君のまぶしさにみんなが振りかえるぜ。いかすレオタードギャルにな!
(http://www.freewebs.com/ladybugz/afterschool.htmにすべての台詞発見)

私の前の男性二人がずーっと喋っていて気に障る。
根本さんに「面白い話してんの?だったら前に来て話してよ。俺たちの話より面白いから話してるんでしょ」と言われても「面白くないっすよ」と答えてまた喋り始める。

職場の香水の人みたいだ。

根本さんも何度も言うのはいやだろう。
私は後ろから男をツンツンして口に人差し指を当てる。
まだ喋りたそうにしている彼ら。やっと店員が別の席に案内した。

23時ごろ終わって根本さんに挨拶しようと思ったが、サイン攻めにあっていたので帰る。
2004年03月04日(木)

抱茎亭日乗 / エムサク

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