映画『悪い男』

 明け方ではなく朝寝て、午後というより夕方近くに起きる日々。
仕事の話は来ないけど、遊びの予定はどんどん入ってくる。

 映画『悪い男』。韓国の女子大生が騙されて娼婦になり、騙した「悪い男」を好きになる。
って絶対ありえねー!と思いながら見る。
あり得ないが、「浦島太郎」をあり得ない話だと言ってもしょうがないように、これもおとぎ話。

最後も予想外なんだけど、ここまでされると「あ、それならあり得るかも」と思ってしまった。

客席は誰も笑ってなかったけど、台詞が1つしかない「悪い男」が結構可笑しい。
売春婦の衣装がどれもとてもかわいい。

私はこの映画大好き。キム・ギドクという監督の経歴が面白い。
この監督の作品は一通り見てみようと思う。

 日記、経理作業少し、で寝るのは9:00になる。
2004年03月24日(水)

テレビ朝日『緊急SP!!世界を股にかけた女スパイ金賢姫』

 派遣会社からの支払明細書が、1日分抜けていた。
指摘して再送してもらって確認したら、また送られてきて、今度は金額が下がっていた。
どういうこと?社長に確認した単価が間違っていたらしい。もーう。
働いた日数が少ないので、差はそれ程でもない。しかし少ない金額が更に減るのは悲しい。

 何故経理作業をしなくちゃいけないのに、他のことをしてみたり、テレビを見続けたりしてしまうのか。面倒臭いから。楽しくないから。罰金があるわけでも、お金になるわけでもないし、誰かに怒られることもない。
これ以上後回しにできない、というところまでいかないとダメなのかもしれない。

「こんな番組見てる場合か」と思いつつ『緊急SP!!世界を股にかけた女スパイ金賢姫』。
墜落した大韓航空機の残骸を捜索するジャーナリスト宇崎真さんて、タイで一緒にご飯を食べた人じゃない!といつの間にか前のめりになって見ている。
電脳キツネ目組Yさんから「そうだよね、あの宇崎さんだよね」と電話。

 結局経理作業はホンノちょっとだけ。もう3月末提出は無理かもしれない。
なのに小学校からの友人Mや、高校からの友人Yに連絡して、数年振りに会おうよ、なんて話をしている。

彼からは電話で「羨ましい生活だね」と言われる。いやぁ、それほどでも。
2004年03月23日(火)

『月の蔵』,TV映画『オンリー・ユー』

 ゼミ仲間Fちゃんの脱サラ祝いで『月の蔵 銀座店』。送別会の話、失業生活の話。
近くで働いている友人Yが合流。二人は最近株を始めて、情報交換。
これから夏まで株価は上がり続けるそうだが、私はケチのギャンブル、ゲーム嫌いで、全く才覚がないからやらない。

Yも転職して間もない会社を辞めようかと思案中。私とFちゃんは「いいじゃない、仲間ね」。

 『月の蔵』で結構しっかりいろいろ食べたのに、帰ってポテトチップとカップラーメン。
スープまで完食。これはやばい。

 会社の経理作業はできず、テレビで映画『オンリー・ユー』。
占いで告げられた「運命の人」を追ってイタリアで大騒ぎするアメリカ人女性の話。
くだらないおとぎ話だけど、イタリアのホテルと主人公の白いドレスは良かった。

 不安になって久し振りに体重計に乗ってみる。やはり少し太った。
お風呂でエクササイズをしたら、目が冴えて眠れなくなる。
2004年03月22日(月)

18日日記訂正

 昨日16:30に起きたら朝になっても眠くならず、13:00までうだうだ。17:00に起きる。
どういう生活リズムだ。

 宮崎学さんに、とある件で問い合わせメールをしたら返信が来たので驚く。
メールをもらうのは3年ぶりぐらい。恐縮する。

 会社の決算はこの土日で片付けるつもりが、結局何もせず。
青色申告復活のため、なんとしても3月中に提出するつもりだけど、やばい。

 18日の日記訂正。数箇所直して再更新した。
人の悪口を言えば言ってる本人の人格も見られるわけで、後日読み返すと自分のいやらしさにも気付く。
いやらしいところを隠すのではなく、「人が」「皆が」「世間が」「社会が」じゃなくて、「私が」いやらしい悪口を言っている、醜い喧嘩をしているっていうふうに変えた。
2004年03月21日(日)

日記

 4:30に寝て16:30に起きる。寝過ぎ。会社の決算をやらなきゃいけないのに日記やら。
2004年03月20日(土)

『駒沢美粧』,映画『carmen.』,『ミリバール』

 お昼に起きて宮崎学さんに昨日のお礼の電話、不手際のお詫びメール。

 駒沢美粧でヘアスタイルを変える。
前回テーマは「ブラックジャック」だったが、今回は「春らしく」という私の希望により「花畑」。
地を黒く染めたので「花火」のようでもある。和風な感じ。気に入った。
担当の斉藤さんはいつもゴキゲンなスタイルを考えてくれて、嬉しい。

美容院の楽しみは、普段見ない雑誌を読めることにもある。
創刊見本として送られて来たらしい『美的生活』とかいう、山の手、鎌倉、湘南のマダムのための雑誌。表紙には「美しい生活を楽しむのは人生の勝ち組」とかなんとかいうコピー、っていやーな感じ。
「この手の主婦向けの雑誌はあまり置いてないから、くいついて見る人が多い」と斉藤さん。

(5/9訂正:正しくは『美生活』。東京山の手、横浜、鎌倉、湘南マダムのためのライフスタイル誌で、コピーは「美しい生活を送る女性は人生の勝ち組」)

こんな「美的」生活をしているマダム達は周りには少ないので私も興味深く見ていると
斉藤さんに「結構くいついてますね」と言われる。

そこから『負け犬の遠吠え』の話になり、男の勝ち組とかオスの負け犬の話など。
どうでもいいのだが何を言っても「遠吠え」になるから、この話は面白くない。

 渋谷ル・シネマで『カルメン』を見る。カルメンは強烈でいいんだけど、男同士がうだうだ言ってて、また冒頭寝てしまう。後半は面白かった。
カルメンの物語は、フラメンコやオペラなどで見ているが詳しい話は知らなかった。
「おとなしくしてろって、これ以上言うならもう殺してよ」っていうのはいい。

『ベティー・ブルー』を見ても感じたのだが、愛する人に殺されることへの憧れがある。
死に方としては理想的だ。

 『ミリバール』。新しいヘアスタイルは好評。
7人ぐらいの女性客が大騒ぎをしている、と思ったら一人は背中まで長髪の男性だった。
暫く気がつかなかったが、いつもは下品な下ネタを連発している女が、今日はそれほどぶっ壊れてもいなくてちょっとビックリ。
彼女は私を知っているのか知らないが、私は今恨みは無くとも過去に曰くがあるので、話はしない。

元内縁夫が海外旅行のお土産を店主の清野さんに持ってきたとかで、ニアミス。
民族衣装っぽいカラフルな帽子は清野さんにピッタリ。
元内縁夫のこういうセンスは、すごくいいと思う。

 帰ったら彼から留守電メッセージ。ケータイカメラでヘアスタイルの一人撮影会。
酔払ってなかなかうまく行かない。何度もやり直して少しましなのを彼に送る。
2004年03月19日(金)

宮崎学さん,『THE CITY Cafe』,ジャーナリズム講座,『魚がし日本一』,『GUMBO』

 朝寝て午後起きる生活が続いていて、宮崎学さんとの11時の待ち合わせに緊張、9時に起きる。10:58、駅に着く。
喫茶店で本日19:00からの講座の資料を受け取って、少し打ち合わせ。
「懇親会は出られます?」
「出ない。懇親したくない」と宮崎さん。
10分ほどで宮崎さんは帰られ、少しして私が店を出ると、雨。

 新宿駅『THE CITY Cafe』の『ASIAN SPICE』でトムヤムクンラーメンセット。
今まで食べたトムヤムクンの中で、一番不味い。

 池袋に着くと雨は酷くなっている。本屋で本日の課題図書『警察官の犯罪白書』を買って、前に友達と話題になった『負け犬の遠吠え』、『結婚の条件』などを立ち読み。

雨はどんどん激しくなる。一回家に帰って寝ようかな、と思ったが日記を書いていたら出かける時間になる。

 資料が大量なので、18:30に会場に行ってコピーをとるつもりが、18:40。
事務局Yさんに「遅い!」と言われる。既に宮崎さんも到着していた。
慌ててコピーを取り始める。ソート機能が無くスピードものんびりしたコピー機で、1セット31枚の資料は開始時間に間に合わず。

10人ぐらいと聞いていた参加人数だが、20人近くいただろうか。席も資料も足りなくなる。
私とYさんは資料作りをしながら話を聞く。なんたる段取りの悪さ。

本日のテーマ「メディアと警察犯罪」に対する宮崎さんの見方は非常に絶望的で、「権力に刃向うメディアは無く、警察は捜査費を減らそうが、システムを変えようが良くなることはありえない」が、「徹底的に暴いて、後は野となれ山となれ」。素敵だ。

終了後、Yさんからも「懇親会は?」と聞かれた宮崎さんは「懇親したくないんで」と言ってお帰りになる。

 電脳キツネ目組の組員数人で『魚がし日本一』。
私が喧嘩したHについて話していたら、なんとHが来店。首をすくめる私。

ラストオーダの時間になって、Hのグループは帰る、と思ったらHだけが私たちの席に座って話し始める。
男に優しい私は「ほら、こちらが、H君が『キツネ目組は暴力を辞さない集団だ』って言った時に『暴力を辞さない、じゃなくてキツネ目組はもともと暴力的な集団なんだ。Hを呼べ』って言った方よ。今日は丁度良かったわね」と紹介してあげる。
「桜井とは大喧嘩したんですよねー。あははー」などと言っているH。

「今日の宮崎さんの話はどうなのかな。後は野となれ山となれって、僕はそれじゃあいけないと思うんだけど」と皆に問い掛けるH。
「じゃあ、君が責任持ってやりたまえ」と私。
「いや、僕はダメ。僕はできない。桜井さんやって」。
ああもう。

先日の宮崎さんの講演会でも「清く正しく美しく」の胡散臭さとか、「清く正しく美しく」を掲げている組織の矛盾や腐敗がこれでもかと語られた後の2次会で、福祉活動をしているという女性が「自分は正しいことをやっていると思うので、これからも続けたい」と自己紹介。
この人は議論を挑発しているのか?話を聞いてなかったのか?全く理解していないのか?
と疑問に思ったが、その人には興味無いので話し掛けなかった。

Hはお蔵入りしているジャーナリズム講座本を自分が売り込んで出版する、と言っておきながら2ヶ月間何もしていないらしい。
戦後史本の企画だって、原稿をほっぽりっぱなし。「戦後史は別で研究してるんだよね」。
なめとんのか。私はHが何を学んでいるかなんて聞いてない。
自分が「やる」と言った仕事を、やる気があんのか、って話だよ。

次年度のジャーナリズム講座はライターズスクールになって、私とHはスタッフをやることになっているのだが、やめた方がいいかもしれない。何かが伝染りそう。

 そんなこんなの話がしたくてAさんを誘ってもう一軒。
後楽園から神保町まで、寒い中店を探して歩き、お腹が壊れる。
『GUMBO』に着いてトイレにこもる。

一杯飲んだら24:30。「帰らなくちゃ」と神保町駅に向かってしまい失敗。
地下鉄はもう終わっている。水道橋駅に引き返す。今日は相当歩き回った。

24:45の最終電車になんとか間に合う。乗り換え時間ギリギリのはずの山手線は10分遅れ、
寒いホームで待たされる。

 帰ったらドラマ『ビューティフルライフ』の再放送をやっていて、見てしまう。
続いてイギリスっぽい映画を途中から見る。
『ことの終わり』という映画だと、番組が終わってから知る。面白かった。
『クライング・ゲーム』のニール・ジョーダン監督ってことで、成る程。
2004年03月18日(木)

抱茎亭日乗 / エムサク

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