映画『殺人の追憶』,イラクとアメリカと日本,『祭』

 15:50から始まる映画『殺人の追憶』を見にワーナー・マイカル・シネマズ板橋。
家を出たら雨が降り始めたが、傘を取りに戻る時間がない。
ワーナー・マイカル・シネマズ板橋は初めてで、東武練馬駅に着いたのが15:55。
チケット窓口で「本編が始まってます」と言われたが、席に着いたら予告が終わるところだった。

後ろから2列目の席だったのに、画面の大きさにビックリ。目が疲れる。
しかし『殺人の追憶』は顔のアップの多い映画で、印象が強烈になって大画面効果は高かった。
『猟奇的な彼女』のゲロがリアルだったように、『殺人の追憶』の死体もリアル。
虫がいっぱいたかって、目を背けたくなる。

刑事が可笑しい。だけど事件も警察も酷過ぎるからか皆笑わない。笑ってる私がおかしいのか?
カンフー映画かと思うぐらい刑事の跳び蹴りが早くて鮮やかだった。

映画が終わるとすっかり日は暮れて雨。
街中だから平気だったけど、この映画の後雨の中、一人で田舎の夜道を歩くのはかなり怖いだろう。

 「日本共産党研究会」。共産党史には全く興味はないが、宮崎学さんが来るので参加。
宮崎さんの話がつまらないわけがなく、東京新聞の記者によるイラクとアメリカと日本の解説は大変面白かった。

午前中にブッシュの演説があったが、大量破壊兵器でもフセインでもなく、「神に与えられた自由と民主主義」ための戦争なんだ、というのは、私などが聞くと「バカか」と思うが、信仰心の篤いアメリカ人には相当説得力があって、大統領選の前の49%という支持率も破格に高いものらしい。

宗教戦争なら勝手にやってくれ。
日本も神のための殺し合いに関わりたい、というのがわからん。
もうやめやめ!日本は帰りましょう、と私は思うが。

誘拐された日本人3人は「甘い」と言われれるが、覚悟が甘いのではなく作戦が甘い、という話だった。受け皿をはっきりさせろ、と。
家族へのバッシングも酷いと思うが、「ほっといてくれ」という家族がいてもいいんじゃないか、という意見は面白かった。
いたとしてもそういう人はテレビには出てこないか。

 宮崎さんと一瞬相合傘。
受講者皆で、受講者の一人がご主人のもんじゃ、お好み焼きの店『祭』へ歩いていく。

宮崎さんが隣のテーブルで見事にお好み焼き、焼きソバを焼く。美味しそう。
私たちも真似をしてやってみるがうまく出来ず。不味そう。美味しかったけど。
焼きソバは見かねたご主人が焼いてくれる。自分たちで焼いたのより数段美味しかった。

 苦しくなるほど食べたのに、帰ってポテトチップ1袋、ポッキーつぶ苺。身体に悪いと思いつつ。
いけないこと、ばかなこととわかっていても教授が鏡で女子高校生のパンツを覗かずにはいられないのと同じだ。
2004年04月14日(水)

仕事探し,『MARIBAR』更新

 登録している派遣会社HPでお仕事探し。状況は厳しい。

 ずーっと前に気付いていながらそのままにしていた『やらぬ仲』の訂正。
銀座四丁目の交差点のどまん中で乾杯をした、ってスクランブル交差点じゃないからそんなことをしたら車に轢かれてしまう。横断歩道の白い線の上で、にした。

やっとリンクページを作る。
これもずーっと前にNANIOさんがロゴを作ってくれたのに手をつけられなかった。

『フィフティーン』のアップはいつになるだろうか。新作は更に先か。
2004年04月13日(火)

痛々しい恋,日記

 日記やらメールやら、9:30に寝て、14時過ぎに彼の電話で起きる。

彼との関係を友人に「痛々しい」と言わて、元内縁夫と付き合い始めた頃を思い出した。
今付き合っている彼よりずっーとプライドが高い子供で、クールで可愛かった元内縁夫。
人の気持なんてほとんど考えたことがないような元内縁夫との関係性を変えるために、今よりもっと痛々しい、涙ぐましい努力をしていた私。

あの頃は「変えたい」と思っていた。私自身が愛される存在になることを激しく求めていた。
関係性を変えないと、辛いばかりで全く楽しくないことはわかっていた。
もちろん私の努力だけではなく、元内縁夫も成長して、二人の関係は変化した。
それからの楽しいこと!その愛し愛される関係もやがて変わるのだが…。

状況は違っても、今の彼と私の関係も変化していく。
今の関係を私は「変えたい」と思っていない。
人からは痛々しく見えたとしても、私自身は辛くないから。
変えたくなくても変わっていく私、彼、二人の関係。それを積極的に楽しみたいと思っている。

 ってこんな事を考えているのに、夢には、前の話とは全く関係無い、高校時代に付き合っていた男の子Yちゃんが登場。母もいる新座の実家で、Yちゃんは何故か浴衣を着ていた。

 恋愛について熟考するのは楽しいけれど、お金になる活動をしないと。
『やきものネット』の原稿や日記を書いていても感じるが、私は書くのが遅い。
ライターには向いていないかもしれないと思う。困ったね。

今日は早めに寝る。6:00。
2004年04月12日(月)

原稿,痛々しい恋,ドラマ『24 -TWENTY FOUR-』

 早朝家に着いて、共著者Iさんが直してくれた原稿を読む。
毎回「Iさん、文章うまいなあ。私は下手だ」と思う。今回はほぼ完璧。
連載が進むにつれ、読みやすく面白くなる「現代イギリス陶芸作家探訪」。

電脳キツネ目組のNさんは『月刊やきものネット』を「桜井さんの友達かなんかが趣味でやってる個人サイトだと思ってました」と言っていた。

皆様そう思ってます?違います。
ちゃんとした美しい、陶芸界では一目置かれる専門サイトです。一度覗いてみて下さい。
http://yakimono.net/monthly.html

結局10日の締切には7時間ほど遅れてしまった。
しかし10日は土曜日だし、今日になっても恐らく問題はないのではないか。と勝手に決めてみる。

Iさんは明日から2週間あまりのイギリス出張。出張前の超多忙な中での原稿仕事は大変なことと思うが、すっと片付けて「では、行って来ます」。
ジャパニーズ・ビジネスマン、かっこいい。

 私の恋の行方を心配する友人と、メールのやりとり。

> 随分巻き込まれちゃってるような気もするので、気をつけてね。
> くれぐれも自分に正直に。無理しないように。
> この間のまりちゃんの様子を見て、ちょっぴり心配しています。

「はい。どうもありがとう。
『巻き込まれてみよう』としているところもあるんだけどね。見苦しい?
私どんな様子でした?無理してる感じ?」

> 見苦しくはないけど、正直言ってちょっと痛々しい感じがしました。

> かなり惚れてるようにお見受けしました。
> それに対し、彼は結構クールに見えたので、彼のいろいろな要求の意図に多少疑問を
> 感じました。
> まりちゃんがそんなに頭を悩ますこともないんじゃないかなって思いますが。。。

「あちゃー、痛々しいですか!それは悲惨だ。
私は辛くはないんだけど、人からは幸せそうに楽しそうに見えないってことよね?
まあ、どう見られてもいいんだけど。

なるほど。確かに私は彼がかなり好きだけど、実際はまだまだ。
愛を惜しむつもりはないのに、自分の恋愛歴からすると、のめりこみ度は80%ぐらいです。
彼はクールよね。だから私は実は無意識に愛を惜しんでいるのかもしれない。
つまらんね。それで痛々しく見えるのかも。
愛は惜しみなく与えたいものだわ!ン?与えられないから痛々しいのか?

頭を悩ますのは、イヤではないのよね。それが恋愛の面白いところであり、めんどくさいところで。私は人との関係とか自分の本当の気持とかを考えるのが好きなんだな。」

 日曜の朝からこんなメールを送って、風呂に入って寝る。
15:30に起きて、溜まっていた家事、日記。

イラクの日本人人質の、テレビでは放送されないネット上の映像を見るのに、何度も失敗して数時間かかる。
日本のテレビはこの映像を放送しないのはそれぞれの判断だけど、放送している映像だけじゃない、「怪我はしていない」と言えるような状況ではなかった、ということは伝えているんだろうか?

 ドラマ『24』はいよいよ最終日。ああこれで解放される。
しかし、最後はよくわからなかった。
あれ?殺したんだっけ?え?誰が?ン?ホントに死んでるの?
23:59:58、23:59:59、―24:00:00―終わり!
ってこれは次のシリーズに続く、ってことなんだよなきっと。やられた。
2004年04月11日(日)

『MIREPOIX』,『バロン』

 『月刊やきものネット』の原稿、「朝までに」と言われていたのにお昼までかかる。
共著者のI氏に送って、出掛ける。

 電脳キツネ目組のNさんと東京駅13:00の待ち合わせに10分弱遅刻。
「ぷらっとこだま」のチケットをピックアップして13:23発のこだまで静岡。
発車時刻に遅れたら無効なので、結構ドキドキした。

イラクの日本人人質の話、宮崎学さんの話、私の日記の話など。

 以前テレビで「苺のピザ」と「苺のグラタン」が紹介されていた『フレンチ・イタリアン MIREPOIX(ミルポワ)』。
HPには苺のデザートのメニューがなかったが、まだ苺はあるとのことで楽しみにしていた。

静岡駅からタクシーで10分ほど、海の近くの、南イタリア風レストランで可愛い店だった。
「パリパリポテトのサラダ」「渡りがにのカリカリアーモンド揚げ」「やわらか牛たん焼きの葱まみれ激辛ソース」「桜海老のスパゲティ」「苺のピザ(半分だけチーズ抜きにしてもらった)」。他にも食べたかな?
どれも美味しかった。ワインも美味しくてゴキゲン。

 帰りに海に出てみる。真っ暗で、海岸沿いの歩道にも全く街灯がなくて結構怖い。
『ミルポワ』に戻ってタクシーを呼んでもらって『バロン』へ。

『バロン』にはキツネ目組のAさん、Yさん、Jさん。Aさんの新しい仕事の話他いろいろ。
始めは私たちだけしかいなかったが、遅くなるほど賑わう『バロン』。
昨日は植垣さんと中村うさぎのトークショウもあったらしい。

昨夜は2時間ほどしか寝ていないので、一番最初にソファで寝てしまう。
頑張って起きて2:06静岡発のムーンライトながらで帰る。眠い!
2004年04月10日(土)

原稿,『檸檬屋新宿』

 9:30まで原稿。お昼には起きるつもりが16:00まで寝てしまう。
原稿を送ってから出掛けるつもりが全然終わらない。

 『檸檬屋』でアルバイトをしていた大久保亜夜子ちゃんが、芸大を主席で卒業して、
卒業制作の『奇的 KITEKI』が発売されたってことで『檸檬屋新宿』。

久し振りの亜夜ちゃんは、とても嬉しそうで充実した顔をしていた。
『奇的』は重版が決まったとのこと。素晴らしい。

私が着いたのは22時半頃で、住枝さんは既に暴走し始めていた。
住枝さんも嬉しいのだろう。
「桜井も本を出せや」と住枝さんが握手を求める。よくわからないから指先だけ。

 亜夜ちゃんは帰って、『奇的』を出した青林工藝舎のSさんと話す。遅刻と締切について。
「俺は絶対遅刻しない。宮崎(学)さんだっていつも時間前に着いてるでしょう。
我々は、遅刻したら逮捕される危険があるからね」とSさん。耳が痛い。

そういう目に合わないと遅刻は直らないのかもしれないし、そういう目に合っても直らないかもしれない。酒癖が悪いとか、お金にルーズとかと同じ。

「あなたのために地球は回っているんじゃないのよ」と小学校の担任教師に言われたが、
私のために回らない地球に何の意味があるんだよ、ってなもんで。
関係各位には誠に申し訳無いと思いつつ。

 この心がけの悪さか、或いは『檸檬屋新宿』の何かのせいか、帰りにお腹がぶっ壊れる。
必死の思いでなんとか家に辿り着く。

 『月刊やきものネット』の原稿は10日が締切。
檸檬屋での話の後で、遅れるわけにはいかない。
夜の間に終えるつもりだったが、お腹が落ち着いたら眠気に襲われて寝てしまう。
3:00に起きて再開。
2004年04月09日(金)

『やきものネット』原稿,撤退撤退

 今日も10時間睡眠。締切を控えたライターがこんなんでいいのか?

 先日『1970年代論』の出版パーティーが盛況だった三上治さんから「それ見たことかなんていう氣はないが」というタイトルのコラムが送られてくる。泥沼化するイラクについて。

アメリカ兵に広がる恐怖と退廃は、私の中にも広がっている、などと思っていたら日本人3人が拘束されたニュース。

「さて、日本はどうするんでしょうね。
撤退、撤退!と私は思いますが。」
と返信。

 ゼミ仲間Fちゃんは相変わらずモテモテだが、今年は「新しい出会いがない!」そうだ。
いろんな意味でそんなことやってる場合か、の「昔の男」論。

 更にもっとそんなことやってる場合か、のドラマ『24』。

 原稿終わらず。やばい。
2004年04月08日(木)

抱茎亭日乗 / エムサク

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