打合せ,復活ご近所さん,『とんかつ三太』,映画『赤目四十八瀧心中未遂』,宮崎学さん

 10:00-11:30、辰巳の会社で打合せ。まだよくわからないこといろいろ。

 会う約束をしたのにメールが来なくなったご近所さんに、「何か失礼がありましたか?」とメール。
「こちらも心配していました」と返信が来て復活。
『ご近所さんを探せ!』は、メールの未達が結構あるらしい。
今まで消えた人たちの中にも、私は返信しているのに受け取っていない人がいるのかもしれない。

 新宿に出て久し振りに『とんかつ三太』。
食パンの耳の衣は美味しいと思ったが、ヘヴィだった。年か?

 映画『赤目四十八瀧心中未遂』。寺島しのぶはいい女優だと思う。
この映画はいいところもいっぱいあるが、全体としてはつまらない。退屈する。
「アート」っぽいところが鼻につく。マネキン人形の場面が全く面白くない。
主人公は学園祭用映画みたいだし。

 家に帰って着替えて寛いでいたら、宮崎学さんから電話。
「これから来るか?」「行きます!」また洋服を着て、出掛ける。
皆もいるのかと思ったら私だけ。

宮崎さんとお話しするのは非常に緊張する。でも楽しい。いろいろな話をして、幸せな気分。

文章教室の話。「友達の橋田さんが亡くなって、若いジャーナリストを育てなきゃ、と思う」と宮崎さん。
「私、イラク行きましょうか?自衛隊派遣より桜井真理派遣、どうでしょう?」
「帰ってくれって言われるよ」
「やっぱり何もできないかなあ」
「第一、 酒が飲めないぞ」
「そうですね、駄目だ」

宮崎さんは先に帰られて、私は隣の席の画家さんと話しながら泡盛『残波』をガンガン飲む。

 帰り、フラフラ歩いていたら家の近くで自転車の若者に「大丈夫ですか?」と声をかけられる。
「ハイ。大丈夫です。大丈夫じゃなさそうに見えますか?」
「植え込みに突っ込みそうになってましたよ」
「そう、危なかった。でももうすぐそこだから」
変な人じゃなくてよかった。
2004年06月16日(水)

原稿,彼,元彼

 二日酔い。しかし原稿。大幅に遅れてしまったが、なんとか仕上げて送信。

 大家さんから家賃の督促。初めてだが半月でも遅れると来るものなのね。いよいよ定期預金を解約しなくちゃ。

 彼と電話。「書いたら死ぬ!」メールについて。
彼は「僕だって日記に書かれる、と思ったら当たり障りのない話しかできなくなるよ」と言う。
「私は何でも書くとは言ってない。一切書くなと言われたら約束はできない、って話です。
秘密や書いちゃいけない事があるのはわかってます。好きな人なら一層配慮もする。
理由がわかれば書かないと約束もします。それは信頼して下さい」
「なるほど」

 死ぬ死ぬメールの人が、今度は「大至急(私の元彼の)連絡先を教えてくれ」という。
「むりならむりでいいしあなたからきいたとは言わないから。お礼は何がいい?」
ってなんちゅうものの頼み方だ。
意図がわからないし、私が教えなくても探り当てるかもしれない。元彼に連絡しておく。
2004年06月15日(火)

打合せ,『岸田屋』,死ぬ死ぬメール,『ストロベリー・フィールズ』

 原稿が終わらない。やばい、と思っているところへ「今日打合せに来られない?」と電話。「ううう、行きます」。
16:00辰巳。メンバーの変更があって、もう一回顔合わせ的打合せ。

 社長と、今度の仕事を一緒にするAさんと、月島の居酒屋『岸田屋』。
ここは恐らく10年ぐらい前に1、2度来たことがある。その時も今も変らない古ーい飲み屋。
それらしく作ったのではない昭和レトロ。

 仕事の話、社長の執筆活動の話。「日記に書いたら死ぬ!」という人について。
「書いちゃえ書いちゃえ」と社長。

 彼女のメールは原稿が終わるまで読まないつもりだったが、人に会うので話のねたに開いてみた。

Date: Sat, 12 Jun 2004 04:56:52 +0900 (JST)
Subject: Re:Re: ?
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命令するよ!書くな!
人権があるのよ。あたま大丈夫?
生きてて恥ずかしくないですか?命令しますよ!書くな!
あなたが書くならわたしは死ぬ。
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Date: Sun, 13 Jun 2004 12:00:06 +0900 (JST)
Subject: こんにちは
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わたし、しごとしごとしごと。んで多趣味。
ねえ、風俗嬢してるのほんとう?どお?もててますか?
--------------------- Original Message Ends --------------------
Date: Sun, 13 Jun 2004 14:50:52 +0900 (JST)
Subject:
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冗談を真に受けるな!やってるさいちゅうかしら?
今から時間あるならあなたが飛びつく人に会うチャンスがあなたにあるかも、店内行かなきゃなの。わたしなかいいから。ただ会ったら必ず聞かれるよ。ださいとだささが目立つから、治してあげなよって。来ますか?大御所だよ
--------------------- Original Message Ends --------------------
Date: Sun, 13 Jun 2004 15:01:05 +0900 (JST)
Subject: 都合2件
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送信ミスです。登録してないからまりちゃん違いだーネットに書いたら死にますよ
命令だからね、九段も味方してたが書いたら罰受けますよ。都合3Mail削除願います。

あなたに激怒してたよ。公評する仲なのですかね。彼女10人いるって勝手に知らないのに言われたりしていやらしいわよ!冗談を間にうけて自慢するばかいるじゃん。私異常に気をつけてます。認識させてるから。線ひいてね。
--------------------- Original Message Ends --------------------

これって、一体何?魂の叫びか?脅迫?命令ならお断り。

 20:00阿佐ヶ谷駅の待ち合わせに、丸の内線を乗り越したりして大幅遅刻。
バンド『ナインアンダー』のベースで脚本家の松本美弥子さんと開店8周年記念フェア開催中の『ストロベリーフィールズ』。

『ナインアンダー』の話、恋話、上記の意味不明メールの話。
『岸田屋』で結構飲んでしまって、自分の言ってる事がよくわからない。

気が付くと飯田橋駅。折り返しの電車はない。少し歩いてタクシー。
ああ時間もお金も勿体無い。
2004年06月14日(月)

原稿,電話,メール

 『月刊やきものネット』の原稿が終わらないが、各方面と電話いろいろ。

 「日記に書くな!」と言うなら電話やメールを寄越さなければいいのでは、と思う、もはや「友人」とは言いたくない人からメール数通。
忙しいし、どうせ愉快な内容ではないだろうから読まない。
2004年06月13日(日)

電話アルバイト最終日,『聘珍樓』,1万円発見,彼

 ADSL勧誘の顧客リストが残り少なくなって、ここ数日申し込み0が続いていた。
本日は最終日なので何とか頑張って1件獲得。

私としてはアルバイト先として籍を置いて、校正の仕事が途切れたらまた働くつもりでいたのだが、一旦退職手続きをとらなくてはいけないらしい。
校正の仕事がはっきりしていないので不安だ。

 最後はお昼もちょっとリッチに『池袋聘珍樓』。やはり『金竜中国料理店』とは違う。
禁煙なのも嬉しい。

 6日に、何に使ってしまったのかわからなくて悩んだ1万円を、室内で発見。良かった。
ちょこちょこお小遣い帳をつけていれば、こんなことにはならないのだろう。

 昨日彼にちょっと悲しいことを言われて、いろいろシュミレーションしてみた。
話題を変えて電話してみると、まるで何事もなかった風。やっぱり面白い。
「会いたい」とは言わないつもりでいたのに言ってしまう。
優しい言葉を聞いて、策を練るのは止めよう、と思う。
2004年06月12日(土)

彼,元会社の人たち,「友人」?

 2回目で最後の12-21時勤務。前回は夜景を楽しむ暇がなかった。
今日は天気が悪くて、昼間は窓の外は真っ白、夜は真っ黒。

 彼と話す。見解の相違。

 昨夏まで働いていた豊洲の会社の元上司から電話。
私が2000年末まで働いていた会社の人を紹介して欲しい、ってことで心当たりに電話。
こういう相談に乗るのは好きなのだが、私の仕事にはならない。
ビジネスになれば面白いんだけどなあ。

 一年程音沙汰がなかった友人から電話。
「元気?今日パーティーがあるんだけど」
「今日は無理」
「日記読んでるよ。彼って誰?誰誰?」
「内緒」
「うまく行ってる?」
「うーん、どうかな」

仕事の休憩時間だったので一旦切る。留守録3回。
「HP見てねー」「私の彼も紹介しまーす」とか。

仕事を終えてこちらから電話。
「パーティーは彼と一緒なの?遊び仲間なの?」
「仕事関係の人」
「ふーん」

夜になってまた電話が来る。
「今日ね、うちのと話したんだけど」
「うちのって?」
「大事な人と」
「ああ、彼氏ね。あなたの彼と誰が話したの?」
「嫌なんじゃない?」
「何が?」
「言いにくい」
「意味がわからないよ」
「言いにくい!とっても言いづらいよ!」
「あ、そう」
「魅力的になってね、真理ちゃん!」
「……」
ガチャ切りされる。

何じゃこりゃ?彼氏ができた、という報告の電話か?

「留守電がよく聞き取れなかったんですが、HP見てくれって言ってました?
URL教えてくだされば拝見します。
言いにくいことだったらメールでも良いですが。
あなたも彼と仲良くね。元気にやって下さい。」

とメールを書いてしまったら、大失敗。

> 「私の個人情報」流用は、二度とあなたの日記に書くな!
> 「留守電?」パーティ2件で色んなひとと話したし、その時の内容なら、こんや電話でわたしにきけば?
> 帰国してから、誰にも挑戦したことないなーわたし厳しいからねー

というメールが来る。

「命令するな!」と返信。

ああもう、原稿書かなきゃいけないっていうのに。
これまでも彼女は意味不明の電話やメールが多かった。
こんなのにも「友人として」対応するべきなのか?
2004年06月11日(金)

『金竜中国料理店』,コミック原作講座,『CREAM』,困った母,ご近所さんたち

 先週美味しいと思った『金竜中国料理店』、鶏と野菜の炒め物は普通。
餃子も前回ほど美味しく感じなかった。

 小学館コミック編集室室長の志波秀宇氏が講師のコミック原作講座。
志波氏がすごい人だというのは聞いていたが、ものすごい人だった。
入社間もない頃、既に超売れっ子だった手塚治を殴ってしまったのに首にならなかった。
また、約束通りに描き直さなかった手塚治の原稿を、ビリビリと破いてもう一度描き直させた。
しかし手塚治はまたしても同じものを描いてきた。
それを知りながら「ありがとうございました」と受け取る志波さん…。壮絶な話だ。

キャラクターの構築のためには人に会え、業界、職業の独特の臭い、言葉、服装を感じ取れ、という話のたとえが「皆さん、拳銃のことを『ハジキ』といいますね。あるいは『チャカ』ともいう。違いがわかりますか?『オデコ』とはなんだか知ってますか?警察ですね…」って、何の教室だ?面白過ぎる。

遅刻は厳禁だし、毎回宿題があって、カルチャーセンター気分は吹っ飛ぶ。
あと3回、一言も漏らさず聞かなくちゃ。

 すぐに帰って原稿を書くか、キャラクター研究のために飲みに行くか、どこでどのキャラクターを観察するか、かなり迷って一人で『CREAM』。
4日に税理士君が連れて行ってくれたちょっと変ったバー。
前回行った記憶がないトイレは、かなり変った作り。階段の踊り場に便器があるみたい。

一杯目の背の高いビールグラスを、半分も飲んでいないのに、倒して割ってしまう。
あああ、勿体無い。

『CREAM』は21:00から26:00までの営業で、上にジャズレコード店とギャラリーがあって、お酒のメニューはなくて、食べ物のメインはスッポン。
私はキムチ冷麺をすする。全然合ってないような気がするが、日本酒は『黒牛』。

 母から電話。「ケータイメールが見られない。なにしろメールは嫌。気が狂う」などと、酔っ払っている様子。「あ、そう。じゃあね、バイバーイ」と切ってしまう。
その後母から空の返信メールが2通。わけがわからん。

 毎日メールをくれていたご近所さんからメールが来ない。転職を考えているとのことで、私は「どういう選択をされるか楽しみです。面白いことになるといいですね」と書いたのだが、失礼だったか?怒っちゃったかな?

『ご近所さんを探せ!』はナンパを禁じているので、すぐに会いましょう、という話にはならない。それは危険だったり下品だったりしなくて良くもあり、まどろっこしくもある。

近々会おう、と言われた人に、私から「今新宿で一人で飲んでるので来ませんか」とか言っても難しいし、会おう、と言われていない人に、いきなり「オールナイトで映画を見ませんか」などと言うと驚かれる。
2004年06月10日(木)

抱茎亭日乗 / エムサク

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